パパラチアサファイアについて知っていますか?その特徴や選び方についてポイントを解説!
宝石の世界には、その希少性と美しさで注目される石が数多く存在します。その中でもパパラチアサファイアは、特別な輝きを放つ石として知られています。今回は、この魅力的な石の特徴や選び方、お手入れ方法まで紹介します。
世界3大希少石ともいわれる「パパラチアサファイア」
「サファイア」はよく知られている石ですが、「パパラチア」は聞いたことがない、知らないという方もいるのではないでしょうか。ここではパパラチアサファイアの魅力に迫ります。
「パパラチア」=蓮の花
「パパラチア」という言葉は、スリランカの言葉で「蓮の花」を意味しています。
ところで蓮の花の色と言えば、ピンクやオレンジが思い浮かびます。ですので、パパラチアもピンクやオレンジに近い色、あるいはその中間の色をしていることが多いのですが、「パパラチアサファイア」の色については特にこの色といった決まりがありません。
また、色が価値を左右するわけではないので、色について心配する必要はありません。
世界3大希少石に数えられるパパラチアサファイア
なかなか手に入りづらいとされる石を希少石といい、その中の3つの石を世界3大希少石と称していますが、パパラチアサファイアは世界3大希少石の1つです。それぞれの宝石についてご紹介します。
パパラチアサファイア | 蓮の花のような美しい色で生産量が少なく最も希少とされる石 |
アレキサンドライト | 日中と夜間の光の違いで色が変わる不思議な石 |
パライバトルマリン | 鮮明な青色のネオンがとても魅力的な美しい石 |
パパラチアサファイアは9月の誕生石
誕生石とは、1月から12月それぞれに特定の石が割り当てられているものです。サファイアは9月の誕生石として知られており、パパラチアサファイアも9月の誕生石です。そしてパパラチアサファイアの誕生石は、言葉や行動を通じて愛を伝える力があると言われています。
9月の誕生石・パパラチアサファイアの意味
誕生石にはそれぞれ特別な意味があり、身に着けることで良い影響を与えるとされています。これらの意味や効果を理解して身につければ、日々の生活へさらなる輝きをもたらすことでしょう。9月の誕生石であるパパラチアサファイアには、次のような意味が込められます。
- 一途な愛
- 覚悟と誠実さ
- 慈しみや優しさ
パパラチアサファイアと認定できる評価項目とは?
パパラチアサファイアについては、鑑定する機関によって評価の基準が異なることがあります。ここでは、パパラチアとして認定されるための4つの重要な条件をお伝えします。
万遍な中間色の色合い
パパラチアサファイアは、ピンク色とオレンジ色の中間色です。この色合いでピンクが濃すぎたり、オレンジが濃すぎたりするとパパラチアとは判別されません。他の色が混じっている場合も同様です。
独特の色彩基準を満たす
パパラチアサファイアかどうかの判断には、単純な目視ではなく各専門機関が用いる色の明るさと鮮やかさを考慮する必要があり、ピンクからオレンジにかけての色の見本表を使って見極めます。
先にも述べたように、この色の判断は難しく、専門機関によっては見解が異なる可能性もあります。
拡散処理なしの石
パパラチアサファイアは供給が少なく需要が高いため、加熱処理された石が多くあります。加熱された石の中でも、ベリリウムを用いて拡散・浸透処理されたものには注意が必要で、市場にはこれらの石が多く出回っています。
拡散処理の事実がある場合、パパラチアサファイアの認定はされにくい傾向です。
産地
パパラチアサファイアはスリランカ産が有名であり、認定を受けやすいです。現在はマダガスカルやベトナム、タンザニア産も認識されており、基準を満たしているものなら判定してもらえる傾向です。
サファイアジュエリーの選び方
サファイアの宝石を選ぶ際は、自分の好きな色やデザイン優先するのがベストです。しかし、選択肢が多いため、どれを選べばいいか迷ってしまうことも少なくありません。
そこで、サファイアの宝石選びの際の選び方を他にも紹介します。
産地を基準に選ぶ
サファイアは産地で色も変わります。パパラチアサファイアの主な産地はスリランカなのでパパラチアサファイアのジュエリーが欲しいときはスリランカ産のものを選ぶのがおすすめです。
サイズが大きいものほど価格が高い
宝石にはカラットといって大きさの表示があります。大きければ大きいほど価値や価格も高くなりますので、購入する際はカラット数を確認して選ぶのも良いでしょう。
お手入れ方法
宝石といえば、お手入れが大変そうなどのイメージがある方も多いと思います。実はパパラチアサファイアは、難しいお手入れの必要がありません。硬い石材を使用しているため、日常のお手入れは布を使って軽く拭くだけで十分です。
注意点は紫外線にあたるとダメージを受けやすいので、長く日光にさらされる状態は避けたほうがいいでしょう。
まとめ
パパラチアサファイアの魅力と選び方、そして手入れの仕方をご紹介しました。この稀少で価値のある宝石を買う際には、今回の情報をぜひ活用してください。
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