ダイヤモンドの見分け方8選を紹介!光や水を使った見分け方とは!?
ダイヤモンドはその輝きから世界中のジュエリーブランドで人気のラインとして扱われている宝石になります。
また、結婚指輪や婚約指輪の定番の宝石としても知られており、女性の憧れの宝石でもあります。天然のダイヤモンドは生成されるまでに非常に長い時間がかかることから希少価値も高く、お値段も数十万円から数百万円と高価なものになっています。そのため、合成ダイヤモンドや人工ダイヤモンドなど模造品の類も多く、これらは天然のダイヤモンドと比べると価格も下がるため、ご自身が所有されているダイヤモンドが本物のダイヤモンドかどうか気になる方も多いようです。
今回はそんな方のためにダイヤモンドの見分け方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ダイヤモンドの種類
ダイヤモンドには天然のダイヤモンド以外にもいくつかの種類があります。それらを総称して「偽物」と呼んだりもしていますが、人工のダイヤモンドであったり、代用品として見た目や素材が似ているものを利用したりしているので、厳密には偽物のダイヤモンドは存在しないといわれています。
代用としてのダイヤモンド
希少価値の高いダイヤモンドの代用品として多く使われているのがジルコンです。無色透明でダイヤモンドに見た目が似ており、かつ産出量も多いのが魅力。ジルコンは人工宝石ではない天然石のダイヤモンドよりも輝きを持つものもあるといわれています。
合成ダイヤモンド
「キュービックジルコニア」や「モアッサナイト」など複数の成分を含んだ人工の石を指します。ダイヤモンドやジルコンのような天然石の輝きを持ち、かつダイヤモンドの1/500ほどの価格で販売されているため、ジュエリーブランドでも利用されていることが多いです。「キュービックジルコニア」や「モアッサナイト」どちらも輝きや硬度などダイアモンドと近いため、素人目にはどちらが天然のダイヤモンドかわからないほどに区別がつかなくなっています。
人工ダイヤモンド
人工ダイヤモンドはもともとはその硬度の高さを活かして、宇宙開発や精密機器の部品として使われていましたが、天然のダイヤモンドとほぼ変わらない成分で出来ており、近年はジュエリーとしても利用されています。
人工的に作ることができるため、コンフリクトフリージュエリー(非紛争宝石)としても注目を浴びている新しいダイヤモンドです。
ダイヤモンドの見分け方8選
ここからは実際に自宅でできるダイヤモンドの見分け方をご紹介します。
ダイヤモンドに水を垂らす
天然のダイヤモンドは水を弾く力が非常に高いため、水を一滴たらすと、球体のまま下に落ちますが、疎水性が低い成分のものは球状にならず平べったい形になります。この違いでダイヤモンドを見分けることができます。
ダイヤモンドの光の屈折から見分ける
天然のダイヤモンドは光の屈折率が高く、新聞紙などの上に置いて、上からダイヤモンドを通して文字を見てみると、文字が見えないほどに屈折していることがわかります。偽物の場合は屈折率が低いので、文字が見えると言われています。
冷蔵庫にダイヤモンドを入れてみる
冷蔵庫にダイヤモンドを数分入れて取り出し、その温度で精査する方法です。
天然のダイヤモンドは熱伝導率が高いため、冷やしたダイヤモンドを取り出すとすぐに常温に戻ります。また、曇りがある場合も常温に戻りやすいので、すぐに消えます。成分の違うダイヤモンドは熱伝導率が低いため、冷えたダイヤモンドが常温に戻るのも時間がかかります。
息を吹きかける
これも上の冷蔵庫と同じ方法で、息を吹きかけた曇りが天然のダイヤモンドだとすぐに消えるというやり方です。
最も簡単に見分けることができる方法ですが、比較できるダイヤモンドがあるとなお良いでしょう。
宝石同士を擦り合わせる
天然のダイヤモンドは硬度が最も高いことで知られています。そのため、ルビーやエメラルドなどの宝石とすり合わせることで天然のダイヤモンドを見分けることが可能です。
ただし、この方法は宝石を傷つけてしまう可能性が高いので、安い天然石などを使うといいでしょう。またガラスを代用品として使うことも可能です。
油性マジックを使う
天然のダイヤモンドは油分に弱い性質があり、油性マジックなどで線をつけることでしっかり色がつきます。偽物の場合は油性マジックをはじくことが多く、この差で判断するというやり方です。
しかし、この方法はダイヤモンドに色をつける方法ですので、オススメできません。
ルーペを使う
ダイヤモンドは硬度が高いので、カットした面が鋭角になっています。硬度が低い偽物の場合はカット面が丸みを帯びていることが多いので、その差をルーペなどでチェックすることができます。
ブラックライトを使う
ブラックライトがある場合は、天然のダイヤモンドは青く光ると言われています。ただし、天然のダイヤモンドは個体差があるので、青く光らなくても天然のダイヤモンドの可能性があるため、確証性は低い方法です。
まとめ:どうしても分からない場合は専門機関へ
今回は自宅でできるダイヤモンドの見分け方についてご紹介しました。一部、特殊なアイテムを利用したり、ダイヤモンドが傷つく恐れがあるものの、比較的簡単に見分けることができると思います。
ただし、人工ダイヤモンドなど天然のダイヤモンドと成分がほぼ変わらないものもあり、素人では精査できないものも多くあります。どうしても知りたい場合は鑑定機関へ調査を依頼するとよいでしょう。
その際、ダイヤモンドの鑑定士が在籍する買取店舗などで査定を依頼するのがおススメです。「なんぼや」では宝石買取に詳しいバリューデザイナーが在籍しておりますので、安心してご利用いただけます。