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金の純度の調べ方

金の純度の調べ方

「金」と聞いたときに、「純金」を思い浮かべる方は多いことでしょう。
しかし、この世に存在している金には、純金以外のものも存在しています。金に別の金属を混ぜて合金にすれば、もちろん価格は安くなります。

またそれだけではなく、さまざまな目的のために、あえて金の純度を低くするようなケースも珍しくありません。
さまざまな純度の金を、用途に合わせて正しく使い分けることが大切です。

金の純度を見極められるようになれば、偽物に騙されるリスクは少なくなります。たとえば「金の延べ棒」を購入しようとした際に、万が一偽物をつかまされてしまったら…被害金額は数十万円から数百万円に及んでしまうでしょう。

購入時には、本物の金かどうか、またその純度はどの程度なのかを、はっきりさせておく必要があります。

「でも、いったいどうやって?」と思う方に向けて、金の純度を調べるための方法を紹介します。
家庭で手軽に実践できる調べ方から、専門業者が査定のために行っている調べ方まで、幅広く解説するので、ぜひ参考にしてみてください。


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金の純度は金の価値を決める

金には純度があります。銀やプラチナなどにもいえることですが、「金の純度」のことを「金の品位」と呼ぶことがあります。

金の純度は、金の品質と価値を左右する大事なポイントです。

金に純度があるということは、いわゆる「金」の製品は、実は純粋な金ではないということです。
つまり、純度100%の純金に対して、混ぜものが何割か配合されているということです
(この混ぜもののことを、「割金(わりがね)」と呼びます)。

ところで、100%の純度を持つ金1グラムの値段をご存知でしょうか?
金の値段は毎日変化していますが、2021年の時点で、7000円弱の値段になっています。
ところが、割金に使われる銀の値段はといいますと、100円前後です。銅の値段はもっと低いです。
つまり、金の品位がそのまま金製品の価格を大きく左右するのです。

金の純度を調べる方法はたくさん

金の純度は、さまざまな方法で調べることができます。

正確に知りたい場合には、専門業者にお願いして調べてもらうことができます。
その場合には、本格的な検査装置や測定装置を使いますので、正確な純度の数値を出すことができます。

正確な数値でなくとも、おおまかに知りたい場合には、ご家庭でもできる方法があります。
意外と簡単な方法もありますので、ご紹介していきます。
まずは、すぐにでもできる方法をお伝えします。

刻印を確認してみよう

金の製品には、純度を表す刻印が打たれていることがよくあります。
リングであれば内側、ネックレスであれば留め金の付近を確かめてみましょう。たいてい刻印があると思います。

金の純度は、純金の成分が全体に対して何割含まれているかを表します。
通常、24分率や1000分率で表されます。

Kは24分率

K24と表記されている場合には、純金であることを示しています。

Kはカラット数と呼ばれています。24分率で純度を表していますので、Kの数字が1増えますと、およそ4.17%純度が高いことを表しています。

K18なら、18分の24で75%の純金成分が含まれていることになります。

1000分率

999.9と表記されている場合には、1000分率で99.99%以上の高純度を持つ純金であることを表しています。

※補足
ここで表される純度は重量の比率ですので、注意してください。
たとえば10グラムの重さで純度がK12の金なら、5グラム分の純金成分と5グラム分の割金成分が含まれているということになります。
また、刻印が打たれていない製品もありますし、刻印が偽物の場合もありますので注意してください。

刻印がない商品や国外製のジュエリーは、慣れない方には商品の価値を見分けるのは非常に難しいです。

お手持ちの金製品の価値が知りたい方は、「なんぼや」へお任せください。

豊富な買取実績を持つバリューデザイナーが丁寧に査定し、商品の価値を見極めます。

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手の感覚も大切

純金は貴金属の中でも最も重い素材であることをご存知でしょうか?

1立方センチメートルの体積を持つ純金の重さは、19.3グラムです。
割金に使う銀の場合は、10.5グラムと金の半分ほどの軽さです。銅はさらに軽く、およそ9グラムです。

純金はこれだけ重いものですので、純度の低い金や偽物の場合は、純金よりも軽く感じるはずです。

また、純金は熱伝導率が高いという性質がありますので、温度が変化しやすい物質です。
すぐに冷たくなりやすいので、触った瞬間はひんやりとしています。
しかし、温まりやすい物質でもありますので、ずっと触っているとぬくもりを持つようになります。

もちろんこれで正確な純度を知ることはできませんが、手で持ってみた感触は、目安にはなるでしょう。

磁石を近づけてみる

金は磁石には反応しませんので、もし磁石に近づけてみて反応があれば、金以外のものが配合されていることになります。

もちろん、磁石に反応しないからといって、純金という保証はありません。
銀も磁石に反応しませんので、たとえば銀の表面に金をメッキしただけのものも、磁石に反応しません。

純金製品のはずなのに磁石にくっついた、という場合には偽物ということになります。

比重を調べる

比重とは、体積あたりの重量のことです。1立方センチメートルあたり何グラムかは、金属ごとに異なります。

比重を調べれば、純度が分かるのです。立方センチメートルあたりのグラム数で表した比重は、およそ以下のような値になります。

  • K24:19.3
  • K20:16から17
  • K18:15~16
  • K14:13~14.5
  • K10:11.5~13

もちろん割金の種類やその割合によっても比重に違いがでますので、上記の値は目安の値です。
特にカラーゴールドなどの特殊な配合の場合は、普通の金とは比重に違いがあらわれます。

金のインゴットのような、単純な形状のものなら、おおまかな体積を簡単に調べることができます。
重量計さえあれば、「計測した重さ÷体積」で比重を計算することができます。

しかし、アクセサリー類の場合には、その体積を知ることは難しいですよね。
そこで、お水を使って比重を計算する方法をご紹介します。ご家庭でもできる方法です。

水の中に落とす

計量カップのような目盛りが細かく付いた計りがあれば、金製品の体積を知ることができます。

計量カップに水をある程度入れて、水の体積をメモしておきましょう。

次に、金製品を水の中に投入します。すると、水のかさが増えてくるはずです。
もともとの水の体積からどれだけ増えたかをチェックすれば、それが金製品の体積になります。

金製品の重さをあらかじめ測定しておけば、「重さ÷増えた水の体積」で比重を算出することができます。
1ミリリットルは1立方センチメートルですので、「何グラム÷何ミリリットル」で計算した数値が19.3なら純金ということになります。

水の中につるす

計量カップがない場合にも、比重を計算する方法があります。

水にも比重があります。水の比重は、1ミリリットルあたり1グラムです。
金は水よりももっと重い比重を持っていますので、金を水の中につるすと、全体の重さが変化します。

このことを利用すれば、ご家庭でも簡単に金製品の比重を測定することができます。

この方法は、紀元前にアルキメデスが考案した、水の浮力を使って王冠の純度を調べる方法を応用したものです。

必要なもの

ご用意していただくのは、

  • 重量計
  • 水を入れるコップ(紙コップなどでもかまいません)

の3つです。

手順

具体的な手順をご紹介します。

ステップ1

まずは金製品の重さを計測して、メモしておきましょう。

ステップ2

コップに水をある程度入れてから、重量計に乗せてください。そして「ゼロ機能」を使って、0グラムにリセットしましょう。
(もしそうした機能がなければ、このときの重さをメモしておいて、後で引き算すれば大丈夫です。)

ステップ3

金製品を糸でつるして、コップの水の中に金製品全体を浸しましょう。すると、重量計の値が0からいくらか増えているはずです。
このとき、金製品がコップに触れないようにしてください。水の中に浮かんでいる状態にしましょう。

ステップ4

先ほど計測した水の重さの増加分を使って、金製品の比重を計算します。
「金製品の重さ÷水の重さの増加分」が、比重に相当します。

たとえば、50グラムの金製品で、水の増加分が4グラムだった場合、50÷4で比重は12.5になります。これはだいたいK10の純度に相当します。

破壊検査と非破壊検査

専門業者は、正確な機器を使って金の純度を調べることができます。
また、ご家庭にはなくても、誰でも購入できるグッズを使って純度をある程度まで調べることも可能です。

金の純度を調べる方法には、大きく分けて2種類あります。
それは、破壊検査非破壊検査です。

以下に、それぞれの特徴を見ていきましょう。

破壊検査

破壊検査とは、文字どおり、製品を破壊して調べる方法です。
破壊の方法には、物理的に傷を付ける方法と、薬品を使って腐食の反応を確認する方法があります。
試金石・試金棒を使った検査方法、硝酸を使った検査方法などがこれに当たります。

非破壊検査

非破壊検査とは、破壊検査とは違って基本的には製品を傷つけることがありません。
X線、磁気、超音波などを使って検査する方法です。
水を使って比重を調べる方法も非破壊といえますが、純金以外の成分がさびてしまう可能性があります。

硝酸をかける

金は金属の中でも、特に腐食しにくい物質です。水をかけてもさびることがありませんし、強い酸をかけてもほとんど溶けません。
王水という特殊な酸をかけることで、ようやく溶かすことができます。

この性質を利用して、金の純度を確かめる方法があります。

酸の中でも、硝酸と呼ばれる種類のものがあります。純金なら、硝酸をかけただけではびくともしません。
しかし、他の金属が多く含まれている場合には、溶けたり変色したりします。

鉄、銅、ニッケルなどの卑金属は、溶けて緑色などに変色します。金メッキをほどこした銀製品の場合には、乳白色になることもあります。

ただし、K10くらいの純度ならじんわりと変色してきますが、K18くらいの高純度になるとあまり反応しません。
そこで、灰をさらにかけて変色しやすくする方法があります。

※注意
硝酸は非常に危険な強酸ですので、安易に使用しないようにしてください。
硝酸によって何かが溶けて発生した煙を吸うことも危険ですし、目に入れば失明のおそれがあります。皮膚も簡単に溶かします。
もちろん、純金でなかった場合には製品が腐食しますので、注意してください。

試金石・試金棒

何かが何かの大事な判断材料になるときには、よく「~は試金石になる」という言い方をします。
このように、昔から金の純度を判断する道具として試金石というものが存在しています。

試金石は江戸時代などの大昔にだけ使われていたというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、いまでも簡易に金の純度を調べる方法として使用されています。

ステップ1:条痕を調べる

まず、金製品を試金石にこすりつけます。すると、試金石の上に、削り取られた金が痕跡として残ります。これは条痕と呼ばれます。
この条痕の色を見て純度を判断するのです。

純金の場合には、山吹色に近い色が残りますが、純度が低い金の場合にはオレンジの色調が薄まった明るい色が残ります。
ただし、レッドゴールドやグリーンゴールドの場合には、条痕の色調も変わってきます。

試金石には、「那智黒石」と呼ばれる目の細かい石がよく用いられます。黒い石ですので、痕跡の色を判別しやすくなっています。

ステップ2:試金棒と比較する

試金石といっしょに、試金石棒と呼ばれるアイテムが売られています。
試金棒は、削り取られた金の色を見比べるための棒です。純度別に試金棒がありますので、試金棒の条痕と比較しながら純度を判断することができます。

ステップ3:硝酸をかけて比較する

さらに、試金石に付いた金の条痕と試金棒の条痕の両方に硝酸をかけて、反応を見比べることもできます。

電子比重計

電子比重計と呼ばれる、比重を正確に計測する機器があります。
貴金属の買取業者なども、電子比重計を使用していることがあります。たいてい10万円以上しますので、ご家庭で使うにはあまり向いていません。

比重計は、重量計とよく似た構造になっていますが、水を入れる容器が一体化しています。
この容器に水を入れて金製品を投入しますと、そのまま簡単に比重が測定できる仕組みになっています。

比重計は万能ではない

もちろん比重を調べる方法は、万能ではありません。
金以外の宝飾が多い場合には、金部分だけの比重を調べることができませんし、水が入らない空洞があるようなデザインの場合は、正確に比重を調べることができません。
純金と比重がよく似た金属が存在しますので、比重を確かめただけでは純金かどうかを確証できるわけではありません。

純金と比重がよく似た、タングステンという金属が存在します。表面だけが純金で、中身がタングステンという偽物がよく出回ります。
こうした偽物を使った詐欺事件も起こりますので、比重を確かめただけでは本物かどうかが保証されるわけではないことに注意してください。

X線検査

X線を使うことで、金製品を傷つけずに金の純度を調べることができます。この方法は、よく「X線分析」と呼ばれています。

ただし、貴金属の純度を調べるために用いられる方法は、正確には「蛍光X線分析」になります。XRF分析とも呼ばれています。

この方法は、X線を金製品の表面照射することで、その表面から放出される蛍光X線を測定する方法です。
蛍光X線とは、それぞれの元素に特有のエネルギーを持つX線を照射することでその元素から放出されるX線のことを指します。
金、銀、銅などからは、それぞれ異なる蛍光X線が放出されます。

このようにして、金製品から放出される蛍光X線を分析することで、そこに含まれている元素が分かるのです。その強度から、それぞれの元素の含有率も測定できますので、金の純度が分かります。
この方法は、金が含まれていないものから純金まで、あらゆる純度のものを測定することができます。

小型のハンドヘルド蛍光X線分析計と呼ばれる装置がありますが、数百万円はする本格的なものです。
ただし、蛍光X線分析では正確に元素を調べることはできますが、製品の表面しか調べることができません。

超音波探傷検査

超音波探傷検査は、金製品に超音波をあててその反応を測定する方法です。
超音波を物質に送りますと、反射波が返ってきます。この反射波のパターンを調べることで、金製品の成分の違いが分かるのです。

純金と合金とでは、その内部での音の伝わる速さには違いがあります。
そのため、純金の反射波と、純金に混ぜものをした物質の反射波パターンには違いがあらわれます。
こうした違いをモニタリングすることで、測定したい金製品とあらかじめ純度が分かっている金とを見比べることもできます。

超音波は、金属の内部に伝達させることができます。そのため、蛍光X線分析と違って金製品の表面だけでなく、内部の情報を得ることができます。

超音波探傷検査に用いられる装置も100万円以上の価格のものが多く、たいへん高価です。

まとめ

金の純度は、その価値に直結する重要な情報です。このため、製品にその情報が刻印されているケースが一般的です。刻印が見つからない場合や、その内容が疑わしい場合には、一度しっかりと、純度を調べておくと良いでしょう。

重さや温度、比重といった情報を使えば、自宅でも比較的手軽に、金の品位についてリサーチできます。より正確な情報を知りたいときには、試金石を使った破壊検査を行う方法もありますが、製品を傷つけてしまうので注意しましょう。
また硝酸の取り扱いには、くれぐれも注意してください。

非破壊検査であれば、製品を傷つけずに純度をリサーチできますが、そのための機械は高価なもの。自宅に準備して検査するのは難しいでしょう。信頼できる業者のもとで、検査してもらうのもおすすめです。

金の純度を調べるための検査は、複数の方法を用いて行われるケースも一般的。「家庭でできる調べ方を試してみて、それでもわからなければ業者に依頼する」というのもおすすめです。

まずは自分にできそうなことから、試してみてはいかがでしょうか。

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水野 崇さん
(CFP/1級FP技能士)

キャリア20年超の株式トレーダー。講師、取材協力など多方面で活躍する独立系ファイナンシャルプランナー。大学や事業法人で講師を務め「金融リテラシー講義」を毎週行う学校法人専門学校非常勤講師。

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