レッドダイヤモンドとは?美しさと驚きの価値について
ダイヤモンドのなかでも独特な色味と存在感を持つのがレッドダイヤモンドです。非常に希少価値が高く、取引の際にはかなりの値が付くことも。今回は、そんなレッドダイヤモンドの基本的情報についてまとめました。
レッドダイヤモンドとは?
レッドダイヤモンドとは、その名のとおり赤みのある色がついたダイヤモンドです。色つきはカラーダイヤモンドと呼ばれており、全部で12色があります。
なお、ルビーのように真っ赤というわけではありません。元はピンクダイヤモンドですので、なかには薄い紫や茶色などもあります。さらに、色味は以下のようにランク分けがされ、上にいくにつれて価値が高まります。
Fancy Red | 自然な赤色 |
Fancy Purplish Red | 紫がかった赤 |
Fancy Orangy Red | オレンジがかった赤 |
ダイヤモンドが赤くなるのはなぜ?
ダイヤモンドもレッドダイヤモンドも、本来は炭素原子でしかありません。それなのに色が着きますのは、結晶構造の欠陥が関連しています。
レッドダイヤモンドの炭素原子は、生成過程で窒素を取り込んでしまったものです。そこで炭素同士の結束が弱まり、その構造から赤く見えるようになります。なお、ピンクダイヤモンドやブラウンダイヤモンドも同様に、結晶構造のゆがみが原因で色が着くとされています。
レッドダイヤモンドの意味
レッドダイヤモンドはエネルギーにあふれた意味を持つ言葉を持ちます。
- 強い精神力
- 気力
- 情熱
- 挑戦
- 真実
- 不滅の愛
目標に向けて何かを始めたり、諦めていたことにチャレンジしたりするときには最適な宝石です。また、人生を共に歩むパートナーを見つけたいという方にもぴったりです。
レッドダイヤモンドの宝石言葉
レッドダイヤモンドは「永遠の命」という宝石言葉を持っています。ちなみに、ルビーにも同じ宝石言葉があります。赤色の宝石は古来より、血や炎などを連想するとされてきました。永遠の炎という宝石言葉は、こうした強いイメージが招いたものだと予想できます。
レッドダイヤモンドの価値は?1カラットの値段が桁違い
結論から言いますと、レッドダイヤモンド1カラット当たりの相場は数千万円〜数億円とかなりの高額です。
実は、12色あるカラーダイヤモンドのなかでももっとも高価なのがレッドダイヤモンド。そもそもカラーダイヤモンド自体が1万個に1個という存在です。そのなかのさらに1万個に1個というのがレッドダイヤモンドなのだとか。
ちなみに、ダイヤモンドはその状態によってランクが付けられますが、レッドダイヤモンドは希少価値が高いとされているため、最高ランクであるDが付けられることも。市場に出回ることがないため、入手はかなり困難と言われています。
レッドダイヤモンドの価値は上昇傾向
レッドダイヤモンドは今後もさらに価値を高めていくと予想されています。この理由は、オーストラリア・ピンクダイヤモンドの産出地であるアーガイル鉱山の閉山が関係しています。
実は、世界の約9割のレッドダイヤモンドは、アーガイル鉱山で発見されていると言われています。しかし現在は、「ダイヤモンドを掘り尽くした」という理由で、同山を2020年に閉山してしまいました。ほかにレッドダイヤモンドが採掘できる場所としてはロシアなどが挙げられますが、採掘量は決して多くありません。このように、レッドダイヤモンドの希少性は、今後ますます上がって高まります
まとめ
レッドダイヤモンドは見た目の美しさだけでなく、非常に高い価値を持つ宝石でもあります。今後の値上げも期待できることから、投資対象としても優れているでしょう。高価買取をご希望の方は、ぜひ「なんぼや」までご相談ください。