ピンクダイヤモンドの価値が高い理由|天然ピンクダイヤモンドの見分け方
ダイヤモンドは無色透明であることが常ですが、色のついたダイヤモンドもあることをご存じでしょうか。
色のついたダイヤモンドはカラーダイヤモンドと呼ばれ、その希少性から通常のダイヤモンドよりも価値が高いことで知られています。
今回はカラーダイヤモンドの中から特に希少性の高いピンクダイヤモンドの価値が高い理由と天然と人工の見分け方についてご紹介していきます。
ピンクダイヤモンドの価値が高い理由
ピンクダイヤモンドは石言葉で「永遠の絆」や「永久の愛」という意味を持っており、結婚指輪や婚約指輪との相性も良く、その見た目の可愛らしさもあり、非常に人気になっています。
需要は高いですが、産出量がカラーダイヤモンドの中でもとりわけ少ないため、その価値は高いものになっています。
産出量が極端に少ない
天然のダイヤモンドは出来上がるまでに百万年から数千万年かかるという天然の宝石になります。炭素がダイヤモンドに生成される過程の中で他の成分が偶然入ることによって発色が起こり、カラーダイヤモンドが生成されます。産出されるダイヤモンドの8割は無色もしくはブラウンのダイヤモンドで、カラーダイヤモンドが産出される確率は2割ほどと言われています。
カラーダイヤモンドの中でも特に希少価値の高いピンクダイヤモンドは、産出されるすべての原石の1万分の1ともいわれています。
生成される原理が判明していない
天然のピンクダイヤモンドはダイヤモンドの生成の途中で結晶の核に窒素が入ることでピンク色になるといわれていますが、研究の結果、ピンクダイヤモンドの99.5%の色は、窒素などの微量元素ではなく、結晶構造の歪みに起因するということが判明しています。まさに自然のミステリアスな部分によってできているのがピンクダイヤモンドなのです。
そのため、ピンクダイヤモンドは別名「奇跡の石」と呼ばれています。
世界のセレブからも人気
ピンクダイヤモンドはその希少性や見た目の華やかさから海外のセレブの間でも人気の宝石になっています。ケイティ・ペリーやマライア・キャリー、ジェニファー・ロペスなどの有名セレブたちもピンクダイヤモンドを愛用し、ピンクダイヤモンドは世界中で人気になりました。
2013年にスイスのジュネーブで開催された競売にて縦2.69センチ、横2.06センチで、重さは11.92グラムのピンクダイヤモンド「ピンク・スター」がニューヨークのダイヤモンド研磨工により落札されました。その落札額は1つの宝石としては史上最高額の7632万スイスフラン(約83億円)になりました。それだけピングダイヤモンドに価値が高いということがわかりますね。
今後なくなる可能性がある
ピンクダイヤモンドが産出される鉱山はオーストラリアのアーガイル鉱山のみといわれています。カラーダイヤモンドは他の鉱山でも産出されますが、なぜかピンクダイヤモンドだけはここでしか産出されませんでした。しかし、このアーガイル鉱山はダイヤモンドの産出量が減少していることから2020年に閉山してしまいました。
このため、閉山後はピンクダイヤモンドの価値がさらに跳ね上がっています。
天然ピンクダイヤモンドの見分け方
ダイヤモンドには天然と人工のダイヤモンドがあります。
技術の革新により、最近では天然のダイヤモンドと人工のダイヤモンドの判別が専門家でもできないといわれているほどです。
ピンクダイヤモンドも人工的に着色して作り出すことが可能で、通常のダイヤモンドと同様、天然と人工の判別がつきにくいといわれています。
天然ピンクダイヤモンドと人工ピンクダイヤモンドを見分けるためのポイントとして、内包物(インクルージョン)の有無があります。
天然のダイヤモンドにはどんなものでも少なからず内包物(インクルージョン)があり、人工で作られたものには色にムラがまったくなく、内包物もありません。
しかし、私たち素人では本当に天然のピンクダイヤモンドであるかどうかは判別がつかないと思いますので、ピンクダイヤモンドを検討してらっしゃる方は信頼のおけるジュエリーブランド正規店舗で購入することをオススメいたします。
まとめ:ピンクダイヤモンドは高価買取が期待できる
ピンクダイヤモンドはアーガイル鉱山の閉山もあり、価値が非常に高い宝石となっています。
結婚指輪や婚約指輪としても人気があるため、中古市場でも需要が高い宝石です。
もしも、ピンクダイヤモンドジュエリーをお持ちの方がいらっしゃいましたら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか?
「なんぼや」はブランド品買取金額2年連続日本一として実績がある買取専門店なので、安心してご利用頂けます。ぜひ一度査定にお持ち込みくださいませ。