ゴシェナイト/Goshenite
ベリル(緑柱石)の中でも無色透明なものを、ゴシェナイトと呼びます。命名はアメリカにあるゴーシェンという地名から取られました。模造ダイヤモンドとして機能したこともあるこのゴシェナイトとはどのような宝石なのでしょうか?
そのスペックや特徴・産地・価値や、宝石言葉 ・パワーストーンとしての意味などについてもご紹介しています。
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宝石の属性
名前 | ゴシェナイト/ゴシュナイト/ゴーシェナイト |
英語名 | Goshenite |
和名 | 緑柱石 りょくちゅうせき |
色 | 無色 |
グループ(種・変種) | ベリル、エメラルド、アクアマリン、モルガナイト、ヘリオドール(ゴールデンベリル)、レッドベリル(ビクスバイト)、ペツォッタイト |
硬さ(モース硬度) | 7.5 |
光沢 | ガラス光沢 |
化学成分 | Be3Al2Si6O18 |
結晶系 | 六方晶系 |
宝石言葉・意味
- 宝石言葉
- 気品・優雅・聡明(そうめい)、幸運
- 意味
- 気品があり優雅で美しい、聡明で若々しい
産出国・産地
- アメリカ:ゴーシェン/Goshen
- マダガスカル:全域
- ナミビア: 全域
- インド:オリッサ/Orissa
- ロシア:ウラル山脈/Ural mountains
- パキスタン:ギルギット/Gilgit
- ブラジル:ミナスジェライス/Minas Gerais
- アフガニスタン:クナル/Konar
- カナダ:全域
- ナイジェリア:全域
- ザンビア:全域
- スリランカ :全域
特徴・特性
ゴシェナイト命名の由来
ゴシェナイトが最初に発見されたのがアメリカ・マサチューセッツ州にあるゴーシェン(Goshen)でした。そのことから地名の一部を取ってゴシェナイトと命名されました。
ゴシェナイトはベリルの一種
ベリル(和名:緑柱石 りょくちゅうせき)を色で分類した時に、無色透明の ものをゴシェナイトと呼びます。
化学成分から見た見地では、ベリリウムを主成分とするケイ酸塩鉱物に分類されます。
模造ダイヤモンドとゴシェナイト
高い屈折率を誇り、ダイヤモンドに近い輝きを有することから、「模造ダイヤモンド」や「ダイヤモンド類似石」として機能していたこともありました。フォールス ネーム(※1)としてライン・ダイヤモンド(※2)と呼ばれている石はゴシェナイトのことです。
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価値
ベリルの中でもインクルージョン(内包物)の少ないゴシェナイトですが、その中でもさらに内包物が少なく無色透明度の高いゴシェナイトは希少なため、高い価値を誇ります。
かつては模造ダイヤモンドとして宝飾品を飾った経緯からも推察されるように、良質なカットのゴシェナイトの輝きは秀逸で、さらに大きな鉱石も採掘されることから、さまざまなファンシーカット(※3)を施されたゴシェナイトも流通しています。
ホワイトベリルとファントム・ゴシェナイト
産出されるそのほとんどは、他のベリルの特徴であるブルー系やピンク系の色味(エメラルドやアクアマリン、モルガナイト等の色味)が混じってしまうため、純粋に無色透明のものは特にホワイトベリルとも呼ばれ珍重されています。
他のベリル色やインクルージョンが含まれたゴシェナイトの一部は、パワーストーンの世界では「ファントム・ゴシェナイト」と呼ばれ、含まれるインクルージョンのパワーが集結する石として新たな価値を見いだしています。
パワーストーンとして
心の浄化、魂の浄化、聡明
信念を持ち、“あるべきところ”に進むことのできる聡明さをもたらしてくれるパワーがあると言われています。目標や夢などに対して突き進む強さが欲しい場合に、威力を発揮する石です。また、気品を身につけたい人にも役立つと言われています。
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