【更新:2024年4月】知っておきたいダイヤモンド買取時の相場~カラットごとの目安
手元のダイヤモンドを売却しようと考えたときに、まず気になるのが買取金額の相場です。
現在の相場がどのようになっているのかによって、本当に売却するのかどうか決めたい方も多いのではないでしょうか。
相場情報はあくまでも目安にすぎませんが、査定を受ける前に頭に入れておくことで、買取時に適切な判断を下すヒントにもなってくれるはず。
ダイヤモンド買取時に頭に入れておきたい「ダイヤモンドの相場」についての情報を紹介します。
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ダイヤモンドの買取相場は「4C」で決まる
ダイヤモンドの価値は、いわゆる4Cで決定されます。買取時の相場も、この4Cで決まるのが一般的です。
4Cに含まれるのは、以下の4つの項目です。
- カット
- カラット
- カラー
- クラリティ
ダイヤモンド購入時にこれら4つの項目をチェックして、自分にとってベストなダイヤモンドを選んだ方も多いはずです。
売却を検討する際には、買取店の査定担当者やバリューデザイナーが石の状況を見極め、買取金額を割り出すことになります。もちろん、4C評価それぞれのグレードが高いダイヤモンドに高い買取価格がつけられるはずです。
以下では、4Cそれぞれについてご紹介します。
カット
カッティングされたダイヤモンドの形や仕上がりのグレードを表します。ダイヤモンドのカッティングでもっともよく行われる「ラウンド・ブリリアントカット」では、ExcellentからPoorまで、5段階のランクが用意されています。
ダイヤモンドの輝きはカットによって異なるため、4Cの中でも重視する方の多い項目となります。カットのグレードがExcellentであることに加え、ポリッシュやシンメトリーの評価が最上級のものを「3EX(トリプルエクセレント)」と呼びます。
カラット
カラットはダイヤモンドの重さを表します。
0.1カラットが約0.02g、0.3カラットが0.06gです。
カラットが大きいほど、ダイヤモンドの価格も上がります。大きなダイヤモンドは希少価値が高いため、サイズが上がるほど重量当たりの値段も高くなるのが特徴です。
カラー
ダイヤモンドのカラーは無色であるほど良いとされます。黄色みを帯びたものはカラーのグレードが下がり、値段も低くなってしまいます。
もちろん、ピンクやイエローなどのカラーダイヤモンドの場合は、この限りではありません。
クラリティ
クラリティ―は透明度を意味します。インクルージョンと言われる包有物が少なく、内側がきれいにみえるものほどグレードが上がります。
相場が高くなりやすいダイヤの特徴
「ダイヤモンドの買取相場」と一言で言っても、上に挙げた4Cのグレードによって、相場価格は非常に大きく変わってきます。
4つすべての項目において優れたグレードを有しているダイヤは、極めてまれなもの。市場においては「求める人が多い一方で、めったに市場に出回らない品」ということになりますから、価格も上昇しやすいです。
一般的に見て、相場が高くなりやすいダイヤの特徴は、重量が重く優れたカットを施されており、無色で透明度の高いものとなります。
ブランド物かどうかも把握
ダイヤモンドは、ルースの状態で取引される石よりも、リングやネックレスなど「ジュエリー」として取引される石が多いです。このため、ダイヤモンドの取引価格には「ジュエリーとしての価値」が重視されることもあります。
特に相場が高くなりやすいのは、ダイヤモンドジュエリーで人気の高い各種ブランドのアイテムです。
例えばハリーウィンストンやティファニーは、贈り物としても定番のダイヤモンドジュエリーブランドです。人気が高いアイテムですので、相場も高くなる傾向にあります。
鑑定書も重要
ダイヤモンドの詳細は、専門のバリューデザイナーが見極めるもの。その詳細を記した書類が「鑑定書」となります。
宝石で鑑定書が発行されるのは、ダイヤモンドだけ。このため、ダイヤモンド買取においては鑑定書の有無が重要視されるケースも少なくありません。
鑑定書がある場合には、お店のバリューデザイナーは記載事項に基づいて査定を行っていきます。ダイヤモンドの価値を裏付ける書類がそろっていることで、高価買取がしやすい状態だといえるでしょう。
もちろん鑑定書がなくても、目利きのバリューデザイナーがいる店なら、ダイヤ買取に応じてくれるでしょう。鑑定書が見当たらないときには、ダイヤモンドの査定に詳しい業者を探してみてください。
また「鑑定書付き」と言っても、鑑定書の発行機関・発行時期によっては「鑑定書としての価値を有しない」と判断されてしまう可能性もあります。事前に確認しておくと安心です。
「なんぼや」のダイヤモンド買取実績や買取相場はこちら
30年前のダイヤの価値は?
ダイヤモンドの価値を知る上で、時間による価格の上昇は重要なポイントです。
1990年前後から比べると、ダイヤモンドの価値は2倍程度にまで高まっています。30年前に100万円のダイヤモンドが、現在は300万円程度で取引されている例も少なくありません。さらに、50年前のダイヤモンドが10倍以上にまで価格が上昇したというケースも。
こうした価格上昇が起こる理由は、ダイヤモンドの希少性にあります。一時期、南アフリカでは大量のダイヤモンドが採掘されていました。しかし、供給量をコントロールするため、現在も市場で大きな影響力を持つデビアス社が採掘を規制。一方、ダイヤモンドの人気は引き続き上がり続け、価格が上昇したと言われています。
また、ダイヤモンドの相場が安定しているという点もポイントです。ダイヤモンドについては価格上昇があっても、大幅な下落はこの50年ありませんでした。また、国際基準で相場が決まるという特徴もあります。
このように、価格上昇が見込め相場も安定しているダイヤモンドは投資商品としても評価がされています。もしも古いダイヤモンドを持っている場合は、購入時よりも高い金額が付く可能性も十分にあり得ると言えるでしょう。
カラット別の買取相場(値段)
ダイヤモンドの買取相場を決定づける要因について知ったところで、次はいよいよカラット別の相場(値段)について紹介していきます。
なお、今回紹介する金額は、あくまでも「目安」です。市場動向や利用する買取店によっては大きな差が生まれる可能性もありますから注意してください。
2022年11月現在、ダイヤモンド(0.3、0.5、1、2カラット)の最新相場は次のとおりです。いずれのカラットも、色・クオリティごとに相場価格の違いが見られます。
ダイヤモンド0.05カラット(ct)の買取相場目安
指輪やブレスレットなどでよく用いられる0.05カラットのダイヤモンド。メレダイヤと呼ばれることの多いサイズです。
宝石自体の買取相場としては1ct当たり5,000円~14,000円。カラーやクラリティ、カットなどによって大きく異なるものの、単価自体は控えめな印象です。
ただし、アイテム自体の価値が高ければ、高価買取になるケースも十分に考えられます。詳しくは後段の「0.1~0.2カラット以下の小さなダイヤの相場とは? 」をご覧ください。
ダイヤモンド0.3カラット(ct)の買取相場目安
0.3カラットのダイヤモンドは、婚約指輪で選ばれることの多いサイズです。
0.3カラットの相場価格は、およそ1万4千円~9万円です。カラーMのクオリティSI2は1万4千円ほどにとどまり、同じくDのIFになると9万円を超えます。
またダイヤモンドジュエリーであれば、金属の価値はもちろん、デザイン性の高さをプラスして査定されるケースも少なくありません。
ダイヤモンド0.5カラット(ct)の買取相場目安
0.5カラットになると粒が大きくなり、アクセサリーの主役として使われることが多くなります。
0.5カラットは、およそ4万3千円~30万円です。MのSI2でも4万円近くになり、DのIFなら30万円を上回ります。
そのほか、カラーとクラリティ、両方のグレードが高い石の場合には、高い評価がつくケースもあります。
ダイヤモンド1カラット(ct)の買取相場目安
1カラットのダイヤモンドは大きさも十分にあり、華やかな印象を与えてくれます。
1カラットの場合、およそ18万2千円~195万8千円です。非常に美しい石の場合は、1,000,000円以上で買取されることもあります。資産価値の高いアイテムと言えるでしょう。最安であるMのSI2が約18万円であり、最高値のDのIFなら190万円強になります。
ダイヤモンド2カラット(ct)の買取相場目安
2カラットのダイヤモンドは直径にして約8.2mmとなかなかの大きさ。しかし、3カラットなどの大ぶりなものに比べると、控えめとも言えるでしょう。
ダイヤモンドとしての存在感を出しつつも、使い勝手の良さが魅力のサイズです。
相場は、およそ93万円~878万円です。最安のMのSI2が92万円を超え、DのIFであれば878万円を超える価格に達します。
なお上記の相場価格は、ダイヤモンド取引所が公開している価格指標です。世界中の取引市場からデータを取得し、カラット・カラー・クオリティーごとの平均額を算出しています。
あくまで相場価格は目安ですが、比較的安価といえる0.3カラットのダイヤモンドでも数万円から十数万円の価格帯で取引できると見込めます。
0.1~0.2カラット以下の小さなダイヤの相場とは?
ダイヤモンドの中には、0.1~0.2カラット以下の極めて小さな石も存在しています。こうした石のことを「メレダイヤ」と呼びますが、メレダイヤの買取相場はどのようになっているのでしょうか。
買取不可と判断されるケースもアリ
ごくごく小さなダイヤモンドは、リングやネックレスの中央に位置する石を、より華やかな印象にするために使われるケースが多いです。とはいえダイヤの大きさが小さく、鑑定書が発行されないケースも多いことから、正確な価値を査定するのは難しいとも言われています。
価値が判定できないダイヤの買取にはリスクがあり、これを敬遠するお店があるのも事実です。
メレダイヤは、メレダイヤの買取も積極的に行っているショップを利用すると良いでしょう。
メレダイヤの買取相場は大きさや量によって変わるもの
メレダイヤの買取相場は、石の大きさや量によってもかなり差があります。できるだけ大きく、グレードが高いものの方が高値で買取してもらえるでしょう。
特に0.1カラット未満のメレダイヤの場合は、「1カラット当たりの金額」に換算して査定されるケースも多くあります。
ダイヤモンドの売却先も重要
ダイヤモンドは、どこの店でも同じ価格で買取されるわけではありません。売却先によって買取価格は上下します。高く売れる売却先にはどういった特徴があるのでしょうか。
信頼できるバリューデザイナーが在籍している
ダイヤモンドのグレードを正しく見極めて価値を決定するには、一定以上の技術が必要です。知識のないバリューデザイナーに任せてしまいますと、相場よりも低い査定金額を提示されることもあります。ダイヤモンドの査定に詳しいスタッフがいる店を選びましょう。
再販ルートを多数所持している
ダイヤモンドの買取価格は、その店がどれだけ再販ルートを持っているかによっても変わります。再販できるルートが多いほど、高く買取される可能性も上がるはずです。
ホームページの情報が豊富
ダイヤモンドの買取を行っている業者のホームページには、これまでの買取実績や現時点での買取価格相場など、さまざまな情報が掲載されています。信頼できるバリューデザイナーがいるかどうかもチェックできるはずです。めぼしい店を検索し、ホームページをチェックしてみましょう。
ダイヤモンド買取は相場の確認から
ダイヤモンドの買取相場は、カット・カラット・カラー・クラリティの4Cによって決定されます。グレードの高いものほど、高値で取引される見込みがあります。
ダイヤの鑑定書が手元にある方は、ご自分である程度の買取相場を調べるのも可能です。各ショップの買取シミュレーションも活用して、まずはリサーチしてみてはいかがでしょうか。
使わなくなったダイヤモンドが、想像以上の高値で売却できるのかもしれません。
現在、宝石やジュエリーの買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。