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赤珊瑚買取での評価ポイントと価値

赤珊瑚買取での評価ポイントと価値

サンゴ買取を考えているなら、評価ポイントを知ることが高額査定の第一歩です。サンゴは年々産出が少なくなり、価格が高騰している宝石ですので、自宅に眠っているサンゴがあれば、高額査定のチャンスでもあります。

今回は、この宝石の種類や価値はもちろん、間違いの多いお手入れの正しい方法など、様々な視点から評価ポイントを知る・高めるための方法をレクチャーします。


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赤珊瑚買取 サンゴの価値はどこで決まる?

高価な宝石として知られるサンゴですが、その価値を決める基準にはどのようなものがあるでしょうか。

原木であっても値段は数万円!サンゴの価値とは

日本のネットオークションで「サンゴ 原木」を調べてみると、サンゴが原木のままで売買されているのが見つかります。価格はまちまちではあるものの、中には数万円の値で取引されているものも。

サンゴの相場は年々高騰しており、2005年と2014年を比べると、約10倍もの価格差があると言われています。特に日本で採れたサンゴは価値が高く、たとえば高知県沖で採れた赤珊瑚を施したネックレスは、1,500万円といった高額で取引されていました。

一方で、サンゴが使われているものの、価格は数千円といったアクセサリーも見られます。この差について、まずは把握しておきましょう。

サンゴの価値を決める3つの要素

宝石としてのサンゴの価値は、主に以下の3つの要素で決定付けられます。

  1. 種類
  2. カラー(色)
  3. フラクチャー(ヒビ割れ・キズ)や虫食いの有無

その他、大きさやサンゴの形、付加価値などの評価ポイントが加わり、最終的に査定額が決まるのです。次の章からは、これらについて詳しく見ていきます。

赤珊瑚買取 サンゴの評価ポイント:種類

宝石になるサンゴは、深海に生息する生物です。そのため、種別が存在します。この種別や色合い、表面の美しさ、希少価値などにより宝石としての価値が決まります。

種別としては、「赤珊瑚/アカサンゴ」、「紅珊瑚/ベニサンゴ」、「桃色珊瑚/モモイロサンゴ」、「白珊瑚/シロサンゴ」等があり、日本や中国等では赤珊瑚、ヨーロッパでは桃色珊瑚に人気があります。

また、資産的価値の高さではその美しさと希少価値で、赤珊瑚に軍配があがりますが、その他のサンゴの最高品質のものにも希少価値と需要があるため、高評価がなされています。

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赤珊瑚買取 サンゴの評価ポイント:カラー

赤珊瑚では、濃い赤色のものほど価値が高くなり、最高品質のものは、日本では「血赤珊瑚/チアカサンゴ」、海外では「オックスブラッド」等と呼ばれています。
宝石としてのサンゴの価値としては、この血赤珊瑚が1番です。

なお、紅珊瑚も赤色を有していますが、赤珊瑚に比べて朱色に近いことが多く、赤色であっても質感が赤珊瑚よりも劣るため、比較すると安値の出る傾向にあります。

赤珊瑚の最高額は1,000万円超

赤珊瑚のオークション相場を見てみると、平均価格は52,696円(令和2年7月28日現在)。単なる「サンゴ」で検索した場合の平均価格が27,705円ですから、いかに赤珊瑚が人気であるかが伺えます。

その他、通販サイトなどを見てみると、赤珊瑚を用いたアクセサリが600万円以上で販売されているケースも少なくありません。ちなみに、2019年に放送されたテレビ番組によれば、1本9,000万円以上の値がついた赤珊瑚もあったようです。

赤珊瑚の見分け方

赤珊瑚は高額で取引されるため、ガラスやプラスチック、海竹(シーバンブー)樹脂などを本物のように加工して販売する業者が存在します。珊瑚は不透明なため、本物か偽物化を見分けるのは困難な宝石です。
偽物の赤珊瑚は、多くの場合表面のみを赤く塗装しているため、割ってみると断面は白くなっています。天然の赤珊瑚は、断面の中心部分まで赤いのが特徴です。また、プラスチックや樹脂の場合、火をつければ燃えてドロドロに溶けるため偽物と判断できます。本物の赤珊瑚なら、火で燃えることはありません。
しかし、珊瑚を購入する際に、割ったり火をつけたりして本物かどうかを確かめることは不可能です。もっとも現実的な方法としては、白熱灯の下に長時間置いておく方法です。天然の珊瑚は、手に持つとひんやりと冷たく、熱を加えても熱くなることはほぼないといわれています。しばらく白熱灯の下に放置し、触ってみて冷たければ本物、熱い場合は偽物と判断できます。
ネット販売などの場合はとくに、手に取って確かめることもできないため注意が必要です。ネットショップや露店で相場よりも極端に安く売られている場合は、偽物を疑った方が無難です。購入の際は、必ず鑑別書をもらうようにしましょう。

桃色

ヨーロッパでは、血赤珊瑚よりも人気のある色合いで、中でも淡い桃色が好まれます。
この色が均一に出ているサンゴは、桃色珊瑚の中でも最高品質のもので、日本では「本ボケ」、ヨーロッパでは「エンジェルスキン」と呼ばれています。

白

白珊瑚の中でも象牙色のものは、希少価値があるため高評価になります。
また、均一な白さを有しているものも希少なため、高評価されています。

黒い色のサンゴ(黒珊瑚)は、別名ブラックコーラルと呼ばれています。天然で黒い色をしているのが最大の特徴です。
種類としてはウミカラマツをはじめ、稀にキンヤギと呼ばれるものもあります。他の宝石サンゴに比べると重量が少なく、木目が出るといった違いがあります。

黒珊瑚の価値とは?

ワシントン条約によって保護対象となったため、2006年10月からは輸入が禁止されました。そのため、希少価値が上がり、現在は購入な サンゴのひとつとして知られています。

赤珊瑚買取 サンゴの評価ポイント:フラクチャー

サンゴは海で生息していた生き物のため、キズやひび割れ、虫食いなどのあるものもあります。
キズやひび割れのことを、サンゴでは「ヒ」と呼んでいるのですが、この「ヒ」や虫食いがないものほど高評価になります。

また、サンゴの一部(主に日本産の赤珊瑚や桃色珊瑚等)の種類には、「フ」と呼ばれる白い筋が内部にあるのですが、これが宝石に加工されたときに表面に出ているものは、マイナス評価の対象となります。

赤珊瑚買取におけるサンゴの評価ポイント

産地

サンゴの中で、価値の高いものは日本産に集中しており、中でも高知県土佐湾で採れる血赤珊瑚(赤珊瑚)の価値は、国際的にも評価が高く、最高級品として取引されています。

また、次に人気の桃色珊瑚も日本の近海が主な産地です。
その他、紅珊瑚は地中海、白珊瑚は沖縄近海・東シナ海などが主な産地となっています。

なお、日本のサンゴは品質の良いものが多いため、評価の対象になることがありますが、その他の産地が高評価のポイントになることはほとんどありません。

形

原木以外では、丸珠、ラウンドカット(半球)、カボションカットのものが、高評価の上位にあり、特に丸珠で10mm以上のものは希少なため、プラス評価の対象になります。

その他の形のものは、それぞれの評価となりますが、中には彫りが施されているものなど、美術品や骨董品としての評価がプラスされるものもあります

付随する貴金属や宝石

サンゴ・ジュエリーでは、金などの貴金属が併用されることが多く、その他に使用される宝石等があれば、それらについての査定も行われます。

査定結果では通常、個々の査定額を知ることもできますので、合計額だけでなくサンゴの査定額も個別に見ておきますと、他の業者との比較をしたいときに役立ちます。

状態

サンゴは、水や湿気、酸(汗・酢・果汁等)、熱等に弱い性質があります。炊事洗濯などの家事全般をしているときはもちろん、炎天下の中での使用も汗のこともあるため、おすすめできません。同様に、保管時にも冷暗所に保管するなど注意する必要があります。

また、保管状態などが悪く、一度変色してしまうとその部分は元に戻すことができません。
ただし、表面の光沢がなくなっただけの場合には、業者に研磨に出すことで戻ることもあります。

サンゴのお手入れ方法

サンゴには、むし孔と呼ばれる極小の穴が多数空いているため、水での洗浄はおすすめできません。そのため、お手入れ方法としては、柔らかい筆やハケでやさしくホコリ等を取ることが全てとなります。

それでは汚れが取れない場合、柔らかい布をぬらして絞ったものでそっと拭き、乾いた布で水分を完全に拭った後、自然乾燥させてから保管する方法もありますが、万が一水分がむし孔に入り、抜けなかった場合には変色等の可能性あるため、おすすめはできません。

また、骨董品としての価値のあるものは、むやみにお手入れをしてしまうことで評価が下がってしまうこともあります
不安な場合は、現状のまま査定を受けると良いでしょう。

附属品の有無

鑑別書や産地証明書があれば、持参することでプラス評価になることがあります。また、ブランド物の場合は、ギャランティーカードや購入時の包装(袋・リボン・箱等)等もプラス査定になります。

また、骨董品的価値・美術品的価値のある場合にも、箱や箱の表書きがあることでプラス査定になることもあります。一見、古く見えても持参するようにしましょう。
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