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セシル・ローズとは?デビアス社がダイヤモンドの価値に与えた影響

セシル・ローズとは?デビアス社がダイヤモンドの価値に与えた影響

宝石といえば誰もがその名を知るダイヤモンド。そんなダイヤモンドの価値には、原石の採掘から加工、流通までを担う「デビアス社」が深く関わっています。ここでは、デビアス社の創設者であるセシル・ローズについて解説します。

セシル・ローズはどんな人物?

セシル・ローズはどんな人物?

セシル・ローズは、かつてイギリス帝国主義を推進した人物の一人です。1890年から1896年まで、南アフリカでケープ植民地首相を務めました。また、セシル・ローズは後述のデビアス社を創設したことで、現在のダイヤモンドの価値に大きな影響を与えた人物でもあります。1870年に南アフリカへ渡ると、ダイヤモンドの採掘へ携わり、莫大な富を築き上げました。

セシル・ローズの風刺画の意味

セシル・ローズといえば、風刺画に描かれたことでも有名です。ライフルを背負った巨大な男性が両手両足を広げて、アフリカ大陸の上に立っている絵。この男性はセシル・ローズで、手に持っているロープのようなものは電信線を表しています。大きく広げた両足で踏んでいるのは、それぞれエジプトのカイロと、南アフリカのケープタウンです。この絵が意味するのは、19世紀後半にイギリス政府が行ったアフリカ縦断政策。強引なイギリス帝国主義が、風刺的に描かれているのです。

デビアス社とセシル・ローズの関係

デビアス社とセシル・ローズの関係
デビアス社は南アフリカで発祥し、現在ではイギリスのロンドンに拠点を構える企業です。ダイヤモンドの原石の採掘・加工・流通・卸売までを担っています。セシル・ローズは、そんなデビアス社の創設者。彼はダイヤモンドラッシュの南アフリカで多くの鉱山を買収し、原石の供給と流通を管理することで、ダイヤモンドの価格の安定化をはかりました。結果として、ダイヤモンドの価値は現代においても一定に保たれており、デビアス社は依然として大きな影響力を持ち続けているのです。

現在のデビアス社は、「フォーエバーマーク」のダイヤモンドでもその名を知られています。フォーエバーマークは、0.10カラット以上のダイヤモンドのうち、同社の厳しい基準を満たした美しい宝石にのみ付与されるもの。世界にある天然ダイヤモンドのうち、1%未満ともいわれるほどの希少性があります。フォーエバーマークのダイヤモンドは、テーブルに20分の1ミクロンという細かさでデビアス社のアイコンと個別認証ナンバーが記されているのが特徴です。

まとめ

ダイヤモンドと関係の深い、セシル・ローズとデビアス社について解説しました。フォーエバーマークのダイヤモンドをはじめとして、同社の高品質なダイヤモンドは中古市場でも高値で取引されています。ご自宅に眠っているダイヤモンドがあれば、ぜひ一度「なんぼや」での査定をご検討ください。

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