アパタイト/Apatite
アスパラガス ストーンやモロキサイトなど、別名で呼ばれることもあるアパタイトですが、これは単一の鉱物名称ではなく、実はアパタイトグループの総称です。
そのことから含有する成分により、さまざまな色を見せる石でもあり、中でもブルー系や緑系の石は人気です。
この石の名称の由来や価値、その特徴やパワーストーンとしての意味などを、詳しくご紹介します。
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アパタイト宝石の属性
名前 | アパタイト |
英語名 | Apatite |
和名 | 燐灰石 りんかいせき |
色 | 無色、黄系、緑系、青系、紫系、褐色、灰色 |
グループ(種・変種) | パイロモルファイト、ミメタイト、バナジナイト、フローアパタイト、アルフォス石、塩素燐灰石、ハイドロキシアパタイト、ジョンバウム石、宮久石、ストロナデルフィ石、スヴァブ石、ターノール石 |
硬さ(モース硬度) | 5 |
光沢 | ガラス光沢、亜樹脂光沢 |
化学成分 | Ca5(PO4)3(F,Cl,OH)2 |
結晶系 | 六方晶系 |
アパタイト宝石言葉・意味
- 宝石言葉
- 優しい誘惑
- 意味
- 優しい魅力で振り向かせる
アパタイト産出国・産地
- ブラジル:ミナスジェライス/Minas Gerais
- カナダ:ケベック/Quebec、オンタリオ/Ontario
- メキシコ:ドゥランゴ/Durango
- ミャンマー:全域
- スリランカ:全域
- マダガスカル:全域
- スペイン:全域
- モザンビーク:全域
- スウェーデン:全域
- ケニア共和国:全域
アパタイト特徴・特性
アパタイトは、ひとつの鉱物を示す言葉ではなく、“燐灰石スーパーグループ”に属するアパタイトグループ(燐灰石グループ)の総称です。
そのため、含有する成分により、さまざまな色合いを見せる石があります。
共通する成分はリン酸塩で、鉱物学的にはリン酸塩鉱物に分類されます。
アパタイトグループは、独立種として承認された12の鉱物から成り立っており(鉱物名は、 [グループ(種・変種)]欄に記載)、中でも、単に“燐灰石”という場合には、フローアパタイト(フッ素燐灰石)を示すことが多くあります。
名称の由来
アパタイトは、ギリシア語で“ごまかし”“トリック”などを意味する「apate」が語源です。
これは、いろいろな形状で採掘されるため、アクアマリンやアメシスト、フローライト、トルマリン、クリソタイルなどの鉱物と間違えて判断されやすかったことからきています。
アパタイトは歯磨き粉の成分?
アパタイトと聞くと歯磨き粉の成分を連想する方も多いと思いますが、これは水酸燐灰石(ハイドロキシアパタイト/Hydroxyapatite)が、骨や歯を構成する主要成分と同一であることから、歯を傷つけない優しい研磨剤として使用されていることが発端です。
保管時の注意点
アパタイトは、紫外線に長い間さらされることで、退色する特徴を持っています。
そのため、太陽光の当たらない場所での保管をオススメします。
また、モース硬度が5と、宝石としてはやわらかい石のため、鋭利な刃物などで傷をつけることができる他、靭性(じんせい)(※2)も「3.5」と低いため、衝撃などにも注意が必要です。
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アパタイト価値
鉱物としては、数多く産出されるため安価ですが、宝石質のものが採石されることはまれです。
透明度が高く、色合いの美しいものもあり人気があるため、硬度は低いのですが、宝石としての価値が認められています。
アパタイトの色による名称
アパタイトには、さまざまな色合いの石があるため、その色をとって“ブルー アパタイト”や“イエロー アパタイト”などという名称で呼ばれることがあります。
また、スペインで採石される、黄緑色の発色で人気のアパタイトは“アスパラガス スト ーン(Asparagus stone)”、深い青緑色のアパタイトは“モロキサイト(Moroxite)”と呼ばれ、その美しい色合いと希少価値から高値で取り引きされています。
アパタイト キャッツアイ
カボションカットにすることで、猫の目のような光の筋の、シャトヤンシー(キャッツアイ効果)の見られる石が採石されることもありますが、宝石品質のものが採石されることはまれです。
中でもブルーのアパタイト キャッツアイは人気があり、他の色と比較して高額で取り引きされています。
アパタイトパワーストーンとして
絆を強める、確固たる自信、自己表現力を高める
自分に自信が持てずに自己表現がうまくできない、家族や人との関わりに自信が持てない時などに持つことで、不必要なこだわりから解き放たれ、確固たる自己の基盤を築き、自然に人に受け入れられ、絆を深めていくことのできる自分に導いてくれる石といわれています。
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