翡翠(ヒスイ)東洋の美しき宝石
こんにちはなん子です!
翡翠は、いにしえより中国や日本、マヤなどの東洋において、生命力をつかさどる命の石として大切にされてきました。
翡翠は健康と長寿をつかさどり、博愛心や正義感を高めて人徳を深め、商売や事業を成功に導く力があると信じられています。
こういった背景があり、翡翠は中国では他のどのような宝石よりも格が高い宝石だとされ、腕輪や首飾りなどの装飾品や精緻な彫刻を施した工芸品などに加工し、常に身の回りに置けるよう工夫がなされてきたと言われています。
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翡翠(ヒスイ) 東洋の美しき宝石
翡翠の逸話
翡翠という名は、音を聞いても文字をみても大変美しいですよね。この翡翠という名前、由来もとてもすてきなのでご紹介したいと思います。
特に、中国においては翡翠を「玉」と呼んで珍重し、この石を持つと「仁・義・智・勇・潔」の五つの徳を修めることができると考えられてきました。
翡翠の名前は、清流に生息する、輝くばかりの深い青緑の羽を持つ翡翠(かわせみ)からとられています。
もう少し細かく説明しますと、「翡翠」という漢字の「翡」という字は、カワセミのオスが持つ「赤色」を表し、「翠」という字はメスの「緑色」を表していると言われています。
実は、この文字が示すとおり、翡翠には緑色の石だけでなく、赤色をはじめ、白や黒、オレンジや薄紫の石も存在しています。
しかしながら、翡翠は深い青緑の石が最上級とされ、他の色の石は宝飾品としてではなく、乳鉢や皿といった日用品に加工されることが多いようです。
美しく清涼な翡翠の名の由来
翡翠は古代中国においては「玉(ぎょく)」と呼ばれ、他のどのような宝石よりも高貴なものとされていました。
このことをよく表す言葉の一つに「玉座」というものがありますが、皇帝の権威の象徴ともされる座に「玉」の字がそえられていることからも、翡翠がどれだけ重要視されていたのかということが伺えると言えるでしょう。
翡翠という宝石が中国でここまで尊重されるのは、紀元前1100年、殷(いん)王朝時代のある物語が元になっているとされています。
では、ここでその翡翠にまつわる物語をご紹介しましょう。
ある日、呂尚(りょしょう)という人が、殷に属する周の国で釣りをしていました。
しばらくすると鯉(こい)が釣れましたが、なんとその鯉の腹から、メッセージの入った翡翠の板が出てきたのです。
その翡翠のメッセージは
「殷の次は周となり、黄金時代を迎える。お前はその次の王朝の実現に尽力しなければならない」
というもので、殷王朝が滅び、属国である周が台頭すること、そして呂尚が周の発展に大きく関わることが書かれていたのです。
このメッセージを読んでいた呂尚に、一人の若者が声をかけてきます。
呂尚はその青年に翡翠の板とメッセージのことを語るのですが、その途端、若者はひざまずき
「わが大公(祖父)はあなたが現れるのを長年待ち望んでいました。ぜひお力を…!」と願い出ました。
この若者は、なんと周を治める文王だったのです。
この出会いをきっかけに、呂尚は周に軍師として迎え入れられ、国づくりに尽力します。その結果、周は殷王朝の打倒を果たし、中国統一を実現した上、目覚ましい発展をとげることとなりました。
この逸話によって、中国の皇帝を始め、支配者や高貴な人々が翡翠を貴重な宝石としてあがめるようになったというわけです。
ちなみに、日本で釣り人を「太公望」と呼ぶのは、この故事を由来としているとされています。
まとめ
いかがでしたか?
古来より東洋の宝石として珍重されてきた翡翠。
美しい青緑の石を手に取って、いにしえの歴史や様々な逸話に想いをはせるのも面白いかもしれませんね。
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