真珠の見分け方|色によるランクの違いと本物の見分け方
真珠は大きければ価値が高いというわけではなく、様々な評価基準があります。今回は真珠の見分け方についてご紹介していきます。
また、人工真珠などと本物の真珠との見分け方についても紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
真珠のランクの見分け方
ダイヤモンドの4Cのように、真珠にも「真珠総合研究所」「真珠科学研究所」とよばれる2つの専門機関があり、ここから発行されている鑑定書が真珠のランクを決めてくれます。もしも、ご所有の真珠の価値を知りたい場合はこちらの2つのどちらかに鑑定してもらうのがベストといえます。真珠に関しては上記の2つ以外の例えば、店舗独自の証明書を見せても公的な信頼性は保証されません。
真珠のランクの見分け方で大事になってくるのは次の要素になります。
- 巻き
- テリ(光沢)
- キズ(表面の状態)
- 色
巻き厚
真珠のランクで最も大事なのは大きさではなく、巻きになります。真珠は核を中心に何千という真珠層が積み重なってできています。真珠層は厚みがあるほど光沢や耐久性に優れ、巻きが少ないものと多いものではテリにも大きな差がでます。巻きが0.4mm以上だと最高品質の「花珠真珠」と呼ばれています。
巻き厚は真珠の表面に超音波を当てて層の厚さを測ります。一般的には真珠が貝の中にいる時間が長いほど巻きが厚くなるのですが、種類によっては長く置いておけないものもあり、また、巻きが厚ければ、そのまま光沢の良さにつながるかというと一概にそうはいえないのが真珠のランク判断の難しいところになります。
テリ(光沢)
テリには真珠の表面の光沢だけでなく、前述した巻きの厚さにより奥深い輝きを生み出してくれます。巻きがあるほどより陰影がはっきりし、より目の細かさがはっきりしています。
真珠の光の中に虹色のグラデーションができる最高品質のテリを持つ真珠は「オーロラ天女」という呼称で呼ばれます。
キズ(表面の状態)
真珠には表面にくぼみや突起が必ず出てきます。これをキズやえくぼと呼び、職人はこのキズをうまく隠していく作業をしていきます。
「無傷」「小傷」「中傷」「大傷」にランク分けされており、「花珠真珠」は「無傷」が基準となっています。
色によるランクの違い
真珠というと白色が基本と思われますが、実はブルー系、グレー系、クリーム系、ゴールド系などさまざまなカラーが存在します。
真珠のカラーは真珠そのものの色である「実体色」と光の反射によって現れる「干渉色」があります。
カラーは大きく分けて、ピンク(赤)、ホワイト、クリーム、ゴールド、ブルー、シルバー、ブラック、グリーン系などに分けられ、有名なアコヤ真珠はピンク色が良いとされています。
真珠の種類によってカラーも変わるので、一概にどのカラーがランクが高いとは判断しにくいですが、真っ白のものと金色が強いものは希少性が高いといわれています。
真珠の本物と偽物の見分け方
真珠には天然や養殖などの本物と人工的に塗料などで制作された人工真珠があります。この見分け方についてはいくつかの方法があるものの、素人目には判断がつかないことが多いです。
ブラックライトで見分ける
本物の真珠と人工真珠を見分ける最もわかりやすい方法がブラックライトになります。
ブラックライトを当てることで青く光るものが本物になり、光らないのが人工真珠になります。真珠は蛍光性があるため、紫外線を吸収する性質があります。そのためブラックライトを当てると青く光ります。この方法が素人でも最も確実に本物と偽物を見分ける方法になるでしょう。
真珠の断面を観察する
人工真珠は真珠箔という塗料をコーティングして真珠に似せています。そのため、糸を通す穴の断面が盛り上がっていたり、とがっていたり、断面が綺麗ではありません。本物の真珠の断面は丸く綺麗に切り取られていることが多く、ここで見分けることができます。
まとめ:迷ったら専門業者に鑑定してもらいましょう
ブラックライトは個人がなかなか所有していないものですし、断面を観察しても本物と偽物を完全に判別することは難しいかもしれません。どうしても、ご所有の真珠が本物かどうか調べたい方は専門機関に相談するのもいいでしょう。ただし、真珠の公的鑑定機関である「真珠総合研究所」「真珠科学研究所」の2つは個人の依頼は受け付けていません。
他に買取業者などに査定を依頼して判別してもらう方法もあります。「なんぼや」はブランド品買取金額2年連続日本一として実績がある買取専門のリセールショップなので、安心してご利用できると思います。無料査定を行っていますのでまずはお気軽にご相談ください。