ピンクダイヤモンドの相場はどれくらい?|なくなるって本当?
ダイヤモンドは無色透明であることが有名ですが、実は色がついているダイヤモンドもあるのはご存じでしょうか。
赤色やピンク、緑や紫のダイヤモンドはカラーダイヤモンドと呼ばれ、特に色の濃いものを「ファンシーカラーダイヤモンド」と呼び、通常のダイヤモンドよりも高い価格で取引されています。
今回はカラーダイヤモンドの中でも特に希少性の高いピンクダイヤモンドについて紹介していきます。
ピンクダイヤモンドとは?
ピンクダイヤモンドは文字通り、ピンク色をしたダイヤモンドのことを指します。天然のダイヤモンドは地下深くで数百万年から数十億年ほどかけて生成されます。ダイヤモンド自体が宝石として希少価値が高いのに、カラーダイヤモンドの生成される確率はダイヤモンド原石全体の約2%ほどといわれています。
ピンクダイヤモンドは炭素が結晶化する際にダイヤモンドの結晶の中に窒素原子が入ることでピンク色が入りますが、それだけではなく、ピンクダイヤモンドの99.5%の色は元素の混入に起因されるのではなく、結晶の構造の歪みによるものだと判明しています。つまり自然の偶然で窒素が入り込み、かつ構造に圧力がかかり、偶然的に歪んだことでピンクダイヤモンドが生成されているのです。そう考えるとピンクダイヤモンドがどれほど珍しいものかがわかると思います。
史上最高のピンクダイヤモンド
ピンクダイヤモンドはその希少性の高さから通常のダイヤモンドよりも高値で取引されることが多いです。「奇跡の石」とも呼ばれ、石言葉も「完全無欠の愛」「永遠の愛」など愛にまつわる意味を持つことから結婚指輪や婚約指輪にピンクダイヤモンドにしたいという方も多くいらっしゃいます。
2017年4月4日に香港で開催されたオークションに出された「ステインメッツ・ピンク」という大型のピンクダイヤモンドは史上最高額の79億円で落札されました。
これほどまでにピンクダイヤモンドの価値が高いのには珍しさだけではなく、もうとることができない可能性が高いからといわれています。
ピンクダイヤモンドはもうなくなるって本当?
天然のピンクダイヤモンドが産出されているのはオーストラリアのアーガイル鉱山に限定されています。他にもカラーダイヤモンドが産出された鉱山は多々あるものの、ピンクダイヤモンドが産出されたのはこのアーガイル鉱山だけなのです。
そして、2020年にこのアーガイル鉱山がダイヤモンドの生産量の低下から閉山してしまいました。これにより、現状、新たなピンクダイヤモンドが産出される鉱山は現在のところ見つかっておらず、ピンクダイヤモンドはもうなくなる可能性が高くなっています。
ピンクダイヤモンドの相場はどれくらい?
カラーダイヤモンドの中でも特に希少性が高いピンクダイヤモンドは可愛らしい輝きから結婚指輪や婚約指輪に選びたい女性も多く、非常に人気のダイヤモンドになっています。
そのため、買取相場も通常のダイヤモンドに比べて価格も高くなっています。
0.2ctは指輪でもよく使われるカラット数になり、20万円以内の結婚指輪などにも使われています。0.5ctも100万円以内の指輪などに使われ、状態が悪いものでも100,000円ほどになるようです。
1.0ctになると大粒のダイヤモンドになり、非常に希少性が高いため、買取価格相場もグンと上がります。
カラット数 | 価格相場 |
---|---|
0.2ct | 約140,000円 |
0.25ct | 約220,000円 |
0.3ct | 約290,000円 |
0.5ct | 約730,000円 |
0.7ct | 約1,320,000円 |
1ct | 約3,100,000円 |
2ct | 約10,300,000円 |
3ct | 約20,000,000円 |
4ct | 約30,000,000円 |
※価格相場はあくまで概算になります。時期によって変動する場合があります。
※価格相場はVS1/Goodの評価のものを例に掲載しています。
不要のピンクダイヤモンドはぜひ買取へ
今回はピンクダイヤモンドの買取相場やその希少性についてご紹介していきました。
ピンクダイヤモンドは今後なくなる可能性もあり、需要が高いものの非常に希少性が高い宝石になっています。
不要のピンクダイヤモンドをお持ちの方はぜひ買取査定に出してみることをオススメします。
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