繊細な輝きを放つギヤマン(ぎやまん)の魅力|定義や歴史、ビードロとの呼び分け方は?

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光を受けてきらきらと輝くギヤマン(ぎやまん)は、見た目の美しさからも人気の高い骨董品の一つです。ヨーロッパより初めて輸入されたときから、多くの人々の心を捉えてきました。今回は、ギヤマンに関するさまざまな情報をお届けします。

ギヤマンの定義や歴史

ギヤマンという言葉は、江戸時代の頃から使われ始めたといわれています。元はポルトガル語でダイヤモンドを指す言葉だったものが、次第にガラスの器や装飾品などを表す言葉になったそうです。

ダイヤモンドのような輝きを持つギヤマンは、庶民から上流階級まで、幅広い人々を魅了していました。ガラス職人が紡ぎだす繊細な作品は、現在に至るまで根強い人気を持ちます。

また、ガラス細工がお好きであれば、「ギヤマン彫り」という言葉をご存じの方も多いのではないでしょうか。ガラスの面を彫り込んで絵を描くギヤマン彫りは、非常に細かい手作業によって生み出されます。正確な発祥の地はわかっていませんが、17世紀頃にはヨーロッパの地で流行していたようです。

ギヤマンとビードロ(びいどろ)の呼び分け方

ギヤマンと同じようなガラス製のお品は、ビードロ(びいどろ)と表現されることもあります。ビードロも、ギヤマンと同様に古くからガラスのアイテムを指す言葉として使われてきました。

和ガラス製のアイテムはビードロ、ヨーロッパ製のガラス工芸品はギヤマンと呼び分けられることもありますが、明確な定義が存在するわけではありません。両者ともに同じような意味で使われることもあります。

また、ガラス製品のなかでも、特にヨーロッパから伝わってきたカットガラスのことをギヤマンと称することもあります。

美しいカットが施されたガラスといえば、切子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。江戸切子薩摩切子といった日本のガラス細工は、ギヤマンをモデルとして発展していったという説もあるようです。日本の切子は、どちらも華やかなカットが魅力の一つ。古くにつくられたものは、骨董としての価値もあります。

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ギヤマンは、日本へわたってきた当初から貴重な逸品として扱われてきました。現存するものには、高値がつくことも珍しくありません。所有されているギヤマンの価値価格を調べたいときは、ぜひ陶器をはじめとする骨董買取に通じた「なんぼや」にご相談ください。鑑定士がお品をお預かりし、可能な限りの高価買取価格をおつけします。

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