骨董としての漆器|世界で「JAPAN」と呼ばれる日本特有の工芸品

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「漆器(しっき)」は私たちの日常に溶け込んでいる実用的な器のひとつです。日々の食事で使用している方も多いでしょう。現在でも生産が続けられており、ショップで気軽に入手できます。

そんな身近な存在である漆器ですが、実は日本特有の工芸品として世界的に評価されています。たとえば、海外では漆器が「JAPAN」と呼ばれるほど、日本を象徴する工芸として有名なのです。

漆器は長い歴史を誇り、なかには骨董品として高く評価されている作品も少なくありません。ここでは、骨董としての漆器の魅力についてご紹介します。

漆器の歴史

日本では古くから漆が塗られた器が使われてきました。その歴史は、縄文時代まで遡ります。現在の漆器とは異なりますが、当時の土器にも漆が使用されたと考えられています。

現在に近い漆器が誕生したのは、奈良時代頃のこと。この時代に大陸から仏教が伝来し、主に仏具などとして漆器が本格的に生産されるようになったのです。

鎌倉時代になると、漆器はさらに芸術性を高めていくことになります。漆を使った多彩な技法が生み出され、漆器も進化を遂げました。美しい装飾が施された漆器が、数多く生産されるようになります。

そして、江戸時代に入ると漆器の種類は一層の広がりを見せます。食器をはじめとして、武具装飾品などにも漆が使用されるようになりました。

開国後、漆器は海外へ輸出されるようになり、世界的な人気を集めるようになります。なかでも美しい装飾が施された漆器は、芸術品としても評価されています。世界的に漆器が「JAPAN」と呼ばれるようになったのも、この時代です。

骨董としての漆器の魅力

現在も漆器の生産は続いているものの、江戸時代頃は需要が高かった背景もあり、趣向が凝らされた珍しい作品が制作されています。なかには芸術性が非常に高い品物もあり、現代ではあまり見られない形状や加工が施されている作品も少なくありません。

長い歴史のなかで生まれた、個性を放つ漆器に出会えるのは、骨董品ならではの魅力です。現在でも古い時代の漆器は数多く残されており、全国各地の美術館に展示されるほか、骨董市場でも高い人気を誇ります。高値で取引される品物も数多く存在します。

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実用食器として活用されている漆器は、骨董の世界でも高い人気を誇ります。芸術性の高い漆器は、買取市場において高価で取引されるジャンルです。「なんぼや」では漆器の高価買取を行っています。お持ちの漆器を売るなら、お気軽にご相談ください。

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