2021年12月03日

着物を持ち運ぶのが大変なら出張買取！人気の図柄は高額査定の期待大

生地に施された美しい図柄が魅力的な着物。高級品にとどまらず、人気のデザインは高く売れることがあります。とはいえ、着物を持ち運ぶのは大変かもしれません。そんなときは、出張買取がおすすめです。今回は、出張買取のメリット・デメリットや、高く売るためのコツなどをご紹介します。

着物の出張買取を頼むメリット・デメリット

出張買取は、自宅で着物買取を実施してもらえるサービスです。重たい振袖や留袖も、主張買取であれば自分で持ち運ぶ面倒はありません。買取店に行くまでの交通費も、節約できます。
ただし、古物営業法によれば、買取に関わる取引は本人確認で使う身分証明書に記載された住所で進めるのが原則です。出張を頼んだ場合、予約した日時には家で待機する必要があります。査定時には屋内を見られることになるため、トラブルを避けるため業者選びにも慎重な姿勢が不可欠です。
また、買取店が遠くにあると、自宅が対応エリアに含まれないかもしれません。その場合は宅配買取であれば対応可能なこともあります。着物の出張買取は便利ですが、買取査定のスケジュールや依頼先は十分に検討したほうがよいでしょう。

着物を高く売るコツ

着物を高く売るコツは、買取市場のニーズを把握しておくことです。需要の高いお品物なら、有名ブランドでなくても査定結果が高額になる可能性があります。
高級品か無名品かを見分けるポイントは、落款や証紙の有無です。有名作家の作品であれば、通常は落款が付けられます。その作家が仕立てた証になる一種のサインであり、おくみか衿先に入るのが基本です。
証紙は、本物の伝統工芸品であることを示す証明書です。伝統工芸に関係した組合が発行し、着物の場合には織元・産地・織り方などの情報が記されます。

無名品であっても、アンティーク着物や人気のある図柄は高価買取になる可能性が高まります。アンティーク着物は大正期から昭和初めの作品を指します。最近には見られないデザインや技法の独創性が魅力です。

人気の図柄には、植物や動物がモチーフの紋様や、季節を感じさせるものがあります。特に梅・桜・菊や兎・蛙・猿、また着物を用いる時期に合った季節感を表現している紋様や絵柄は人気です。
高級品と無名品ともに正絹は最高級素材といわれ、買取市場での需要は増します。少しでも評価を高めるには、着物の状態を整えておくことも大切です。