竹久夢二の日本画|大正ロマンの代名詞となり少女たちが憧れた美人画

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竹久夢二の美人画は、独自の作風から“夢二式美人”と称され、現代も多くの女性が憧れる存在です。ここでは、大正ロマンの代名詞として名高い日本画家、竹久夢二についてご紹介します。

日本画家・竹久夢二とは

竹久夢二(たけひさゆめじ)は、明治~大正時代にかけて活躍した、岡山県出身の日本画家です。1905年、月刊誌の懸賞でコマ絵「筒井筒」が一等入選すると、早稲田実業学校を中退。画家としての人生を歩み始めました。
夢二といえば、魅力的な女性をモチーフにした美人画でその名を知られています。独特の美学が現れた作品は“夢二式美人”と称され、当時の少女たちの憧れの的でした。
また、日本画家としての活動のほかに、浴衣や着物の半襟といった商業デザインを手掛け、グラフィックデザイナーとしての仕事ぶりも高く評価されています。現代でも女性を中心としてファンが多く、その作品は根強い人気を誇ります。

“夢二式美人”の魅力

代表作である「黒船屋」をはじめとして、竹久夢二の日本画には、女性を描いた作品が数多く存在します。夢二の描く女性たちは、おしゃれな着物をのびのびと着こなし、どこか憂いを帯びた表情をしているのが特徴です。柔らかな身のこなしがどこかはかなげで、複雑かつ繊細な感情を見て取れる美人画には、見る人を強く引きつけるものがあります。この独特の美学にもとづいて描かれた女性たちは“夢二式美人”と称されました。彼の美人画からは、国内に西洋の文化がもたらされて近代化が大きく進んだ当時、自由な感覚でファッションを楽しむ女性たちの様子がうかがえます。

夢二作品に影響を与えた3人の女性

美人画家として高く評価される竹久夢二ですが、生前は恋多き人生を送っていたようです。なかでも作品に影響を与えたといわれるのが、岸たまき・笠井彦乃・お葉という3人の女性。彼女たちはたびたび夢二作品のモデルとなり、インスピレーションを与えたといわれます。作者の感情が表現された叙情画は、魅力ある女性たちとの交流のなかで誕生したようです。

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竹久夢二は、現代でも女性を中心として人気のある日本画家です。大正ロマンの代名詞ともいわれる作品は、骨董市場でも高値で取引されています。竹久夢二の日本画を売るなら、「なんぼや」へ買取査定をお任せください。貴重な夢二作品に納得の高価格を提示いたします。

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