酒器でお酒が楽しくなる|日本文化と結びついたさまざまな酒器たち
酒器とはお酒を楽しむための器です。日本では古くから文化や宗教儀礼と結びついてたくさんの種類の酒器が存在しています。庶民が使う日常的な酒器はもちろん、献上用・観賞用などとして作られた酒器もあってバラエティは豊富です。今回は酒器とはどのようなものなのか、その種類やブランド、有名作家などをご紹介していきます。
お酒を飲むための器「酒器」
酒器とはその名の通り、お酒を飲むための器です。ワインであればワイングラス、ビールであればビールジョッキ、日本酒であれば猪口といったものが酒器にあたります。日常的に水分補給用として利用されるコップとは違って、お酒の種類に合わせて形状や素材、器の厚みなどを計算して作られています。
日本の文化と結びついたさまざまな酒器
お酒を日常的に楽しむための酒器はもちろんのこと、日本では文化と密接に結びついてさまざまな種類の酒器が存在しています。
たとえば宗教的な儀礼で使われたり、相撲で優勝した力士が「大盃」を使ったり、神前結婚式で夫婦が「盃を交わす」など。「盃」は、日本の文化・宗教の中で使われる酒器です。
ほかにも瓶売りが一般化するまで酒屋で利用されていた「徳利」、燗をつけた酒を移す器である「銚子」、沖縄の泡盛を注ぐのに使われる「カラカラ」、蕎麦や料理の器としてはもちろん日本酒を飲むためにも利用される「猪口」など。日本ならではの文化の中で生み出された酒器がたくさんあります。
名酒器を生み出した有名な陶芸作家たち
酒器は古くから日本に存在し、歴史を感じさせるものは骨董として高い価値を持ちます。たとえば、江戸時代の庶民が利用していた江戸切子や、大名への贈答品や外国との交易品として製造された薩摩切子は人気の高い酒器です。古伊万里や九谷焼の猪口もその状態や絵柄によって大きな価値を持ちます。
また、北大路魯山人や酒井田柿右衛門、川喜多半泥子など、有名な陶芸作家たちが生み出した徳利、盃、猪口なども骨董市場では需要があります。買取金額が高値になることも珍しくありません。
酒器の買取査定は「なんぼや」へご依頼ください
酒器はお酒を楽しむために身近な存在であるとともに、その品によっては大きな骨董的価値を持ち、買取市場において高値で取り引きされるアイテムです。江戸切子や古伊万里などのブランド、北大路魯山人などの有名作家の酒器をお持ちであれば査定でぜひその価値をお確かめください。「あまり有名な作家ではない」「傷や汚れがある」「箱がなく作家もブランドもわからない」といった酒器でもかまいません。「なんぼや」ならば酒器の価値を正しく見極め、直近の相場に合わせた骨董の買取をいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。