北大路魯山人 「染付福之字沙羅」 黒田陶々菴 識

北大路魯山人 「染付福之字沙羅」 黒田陶々菴 識

ブログをご覧の皆様、こんにちは。いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回は超有名人の「北大路魯山人 染付福之字沙羅」をご紹介させていただきます。

買取商品名 北大路魯山人 染付福之字沙羅
作者 北大路魯山人(きたおおじろさんじん)

技法

青い染め付けが鮮やかな逸品です。
ただ、製作工程のほとんどを他の職人にまかせていたという話も聞きますので、魯山人は作品の総合プロデューサー的な役割を担っていたのではという説もあります。

査定について

査定にあたっては、黒田陶々菴箱の存在作品自体の状態の良さが、高額査定につながりました。

黒田陶々菴箱とは

黒田陶々菴(くろだとうとうあん)とは人物の名前です。代々この名前を引継ぎ、黒田陶苑を運営する傍ら、魯山人の作品の鑑定をされています。鑑定の結果、「しかるべきもの」の箱に書付を行うことから、魯山人の作品に関しては、この書付の有無が査定額に大きく影響いたします。
もちろん中には例外もございますので、詳しくは当社までお気軽にお問い合わせください。

状態

お皿にキズなどはなく、箱の状態もきれいでした。
技法の部分でも書かせていただきましたが、とても鮮やかな青染付で、見るものを引き付けるものがあります。

作品について

北大路魯山人 染付福之字沙羅
「福之字」という名前の通り、お皿に「福」の文字が染め付けられています。
北大路魯山人は、 大正から昭和にかけてさまざまな 分野で活躍した芸術家で、中でも人気が高いのが陶芸作品だといわれています。

作家について

1883年(明治16年)3月23日生まれ、1959年(昭和34年)12月21日死去。76歳没。
本名は北大路 房次郎(きたおおじ ふさじろう)といい、20世紀を代表する芸術家として、書や篆刻(てんこく ※印象を作成すること)にはじまり、その後、絵画や陶芸といったさまざまな芸術分野で才能を発揮してきました。
特に食と器には大変な興味を示し、「食器は料理の着物」という有名な言葉を残しています。

「古いものでは上等すぎる。新しいものでは可哀想すぎる」

魯山人が作陶をするきっかけになったのは、自ら作った料理を盛るには何百年という時を経た名品では上等すぎる、既存の現代作家のものではしっくりこない、ならば自分で、という発想からなのだそうです。

今回は北大路魯山人について、簡単にご紹介させていただきましたが、北大路魯山人の生い立ちはとても複雑で手短にまとめるのが難しいため、もしご興味のある方は一度お調べになってみてはいかがでしょうか。

最後に

今回買い取りさせていただいた作品は、なかなか貴重なもので、知らないうちにご自宅のどこかにしまってあるというお品物ではありませんでしたが、お掃除などで何か出てきた際には、どんなものがどんな価値があるかはわかりませんので、ぜひ「なんぼや」までご相談ください。
骨董品に詳しい鑑定士がしっかり鑑定させていただきます!!

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