塚越仁慈の描く詩的なヨーロッパの風景|魅力や代表作を紹介

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塚越仁慈(つかごし ひとじ)は、現代を生きる画家の一人です。作品の多くがヨーロッパの光景を描いている点に特徴があります。今回は、塚越仁慈のあゆみや代表作品などをご紹介します。

フランスで絵画を学んだ塚越仁慈

塚越仁慈は、194884年に静岡県にて生まれました。武蔵野美術大学中退後に渡仏し、ジャン・ジャンセンの指導を受けます。フランス国籍を取得した著名な画家の藤田嗣治とも親交を結んだそうです。受賞歴は、「第一美術展」や「太平洋展」、「現代美術展」「日仏現代美術展」など多数。紺綬褒章も授与されています。

紺綬褒章とは、日本における褒章の一種で、公益のために私財を投じた人に与えられるものです。また、スペインにおいてはハプスブルク家から王朝芸術遺産賞を受けています。国内外にて非常に評価が高い画家の一人で、作品は高値で取引されているものが大半です。

教えを受けた偉大な画家 ジャン・ジャンセン

塚越仁慈は、2013年にこの世を去ったジャン・ジャンセンに絵を学んでいます。ジャン・ジャンセンは、日本でも広く愛されている芸術家です。長野県には「安曇野ジャンセン美術館」があり、「画家とモデル」「三本のバラ」「セヴァン湖」「横たわる二人のバレリーナ」「道化師」「ダナエー」などの作品が展示されており、をジャンセンの作品を鑑賞することができます。世界で初となるジャンセンの専門の美術館のため、機会があれば訪れてみるようおすすめします。

ヨーロッパの風を感じて描かれた風景たち

塚越仁慈は、幾度も南ヨーロッパの国々へ足を運んでいます。師と仰ぐジャン・ジャンセンに指導を受けたフランスはもちろん、スペインやイタリアなど、各国の景色を描いてきました。

「トスカーナの一軒家」「ポンヌフの秋」「ベニス風景」「アッシジ遠望」「カップマルタン村」「こもれ陽」「春を耕す」「川辺の片隅」などの作品には、いずれも南欧の素朴な風景が描き映し出されています。観賞する人をは、まるでヨーロッパの明るい日差しの中でなかにたたずんでいるような気持ちにさせられます。

また、塚越仁慈は日本だけでなく、国外の展覧会にも出品していました。フランスに住んでいたときは、「ル・サロン」の公募展へ出品。こちらは世界でもっとも古くから行われているとされる、歴史ある公募展です。作品を出すだけでも、栄誉なこととされています。

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塚越仁慈は、群馬県の昭和村に居を構え、精力的に絵を描き続けています。自然豊かなアトリエで制作される素晴らしい作品は、多くの人々に求められ、高い価値がつくことも珍しくありません。現在、塚越仁慈作品をお持ちであれば、ぜひ一度買取査定に出してみてはいかがでしょうか。洋画の高価買取を行う「なんぼや」が、誠実に査定のお手伝いをいたします。

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