ロイヤルウースターの陶器|イギリスを代表する名窯

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ヨーロッパでは、1700年代以降、さまざまな陶器が作られるようになりました。なかでもイギリスでは古くかから優れた陶器を数多く制作しており、現在でもさまざまな窯やメーカーが存在します。イギリスを代表する名窯であり、現在でも世界的陶器メーカーとして知られているのがロイヤルウースターです。今回はロイヤルウースターの陶器についてご紹介します。

イギリスでもトップクラスの歴史を持つ窯

ロイヤルウースターは1751年に創業され、現在も陶器の製造を続けている、非常に長い歴史を持つメーカーです。イギリスのみでなく、ヨーロッパ全体でも特に長い歴史を誇り、非常に高い知名度を誇ります。

もともとは医師であったジョン・ウォール氏と薬剤師のウィリアム・デイヴィス氏が新しい磁器の製造方法を発明し、開業しました。

当初から高い注目を集め、創業の翌年には軟質磁器を製造する工房と合併することによって、より薄く、強度の高い磁器を製造できるようになります。その仕上がりは非常に美しく、実用性も高かったことから、すぐに話題を呼ぶようになります。

こうして順調に高い評価を集め続けたロイヤルウースターは、1789年には当時の国王であるジョージ3世より、陶磁器メーカーとしては初めてロイヤルワラント(英国王室御用達)を賜りました。

その後、1790年代に入るとフランス風のレリーフの技術を製品に採用するようになり、さらに芸術性が高まりました。こうして、イギリスでもトップクラスの陶磁器メーカーへと成長し、19世紀以降は多くの工場を合併していくことになります。

現在でもロイヤルウースターはその高い技術によって高品質の陶磁器の製造を続けており、世界中に多くのファンを持ちます。

ロイヤルウースターの人気モチーフ

ロイヤルウースターではさまざまな陶磁器を制作していますが、なかでも特に高い人気を誇るモチーフが、複雑な絵付けと焼成を何度も繰り返すことによって美しくリアルなフルーツを描いた「ペインテッド・フルーツ」です。非常に手間がかかる製法ではありますが、その分だけ仕上がりは美しく、ロイヤルウースターを代表するモチーフとなっています。同社のみでなく、ヨーロッパを代表するモチーフでもあります。

このほかにも、ロイヤルウースターではフルーツのモチーフのものが数多く見られ、ヨーロッパ独自の陶磁器のデザインを確立しています。

ロイヤルウースター買取は「なんぼや」へ

ロイヤルウースターはイギリスを代表する陶磁器メーカーとして世界的に知られています。その製品の多くは非常に芸術性が高いことから骨董の世界でも人気です。買取市場でも高く取引されていますので、お持ちの方は一度査定でその価値を確認してみてはいかがでしょうか。「なんぼや」ではヨーロッパ製の陶磁器の買取査定も行っています。まずはお気軽にお問い合わせください。

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