古伊万里とは|世界中で高く評価されるオールド・イマリ

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日本では古くから陶磁器が制作されてきました。その多くが現在でも伝統として受け継がれていますが、なかでも全国的に人気を誇るのが有田焼です。磁器生産において全国トップクラスとなっている有田焼は、骨董の世界でも高く評価されています。

骨董市場で特に人気のある「古伊万里(こいまり)」もそんな有田焼の一種です。高い技術を駆使して作られた古伊万里は世界的にも評価されており、市場でも高値で取引されています。今回はそんな古伊万里についてご紹介します。

世界的に高く評価されるオールド・イマリ

古伊万里とは、一般的に江戸時代に有田やその周辺などで制作された磁器の総称です。その中心としては有田焼が有名ですが、三川内焼波佐見焼なども古伊万里に含まれます。

古伊万里のベースは、17世紀に大陸から持ち込まれた磁器だといわれます。加えて、有田の地で独自の様式が誕生し、進化を遂げることで現在の形になりました。

古伊万里の特徴は、その高い技術にあります。かねてから全国的に評価されていたこともあり、周辺地域を治めていた藩によって、積極的に職人の育成や保護が行われました。こうして有田焼を中心とした古伊万里の職人の技術は高まり、全国でもトップクラスとなったのです。

また、同時に技術を外部へ漏洩させない対策も行われ、現地で大切な技術が守られ続けました。これによって古伊万里は唯一無二の存在となったのです。

やがて古伊万里は、長崎を経由して海外へも輸出されるようになりました。当時の日本の陶磁器制作技術は世界でも有数のもので、欧米諸国でも「オールド・イマリ」と呼ばれて人気になります。

現在でも愛され続ける古伊万里

江戸時代から世界的に高く評価されていた古伊万里ですが、現在でも世界的な人気を維持しています。特に、19世紀以降は日本様式の工芸品が「ジャポニズム」として注目されました。有名な浮世絵と共に、その中心となったのが古伊万里です。

こうして世界的に存在感を強めた古伊万里は、骨董市場でも高い人気を誇ります。現在でも高値で取引されるケースも多く、全国各地の美術館に展示されています。日本が世界に誇る技術の集大成・古伊万里は、多くの人が芸術品として鑑賞しています。

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古伊万里は、現代においても高い人気を誇る陶磁器のひとつです。骨董市場での価値も高く、なかには高価格で取引されている作品も少なくありません。「なんぼや」では古伊万里の買取も行っています。最新の相場をもとに査定いたしますので、まずは気軽にご相談ください。

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