銅製品の魅力|仕上がりの色合いが美しく熱伝導率に優れる金属

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銅製品の大きな魅力は、美しい光沢のある仕上がりです。その歴史は自然銅に始まり、いまでは富山県や新潟県が有名な産地として知られています。今回は銅製品の歴史を振り返りながら、その魅力やそれぞれの産地の代表作をご紹介します。

自然銅に始まる銅製品の歴史

銅製品の歴史の始まりと考えられているのは自然銅です。自然銅は、紀元前7,000~8000年頃に発見されたと見られています。エジプトで出土した紀元前5000年頃の銅製品は、当時から銅の加工技術が知られていたとわかる証拠です。

日本では、遅くとも弥生時代の紀元前3000年頃には銅の利用が始まっています。698年に国内で銅が産出されると、奈良・平安時代には青銅での仏像・仏具づくりや工芸品の生産が盛んになりました。江戸時代の一時期には銅の生産高が世界一になったといわれています。現在、日本の銅製品は長い歴史のある伝統工芸品として高く評価されています。

銅製品の魅力は美しい色調

銅製品の大きな魅力は、光沢のある美しい色調です。優れた熱伝導率も、魅力的な特徴に挙げられます。

銅の色には、などの種類があります。いずれも仕上がると色調が鮮やかになり光沢も生まれます。特に銅に亜鉛を混ぜた真鍮(しんちゅう)製は、金色に仕上がり高級感が増すといわれ、美しい見た目が特徴的です。

熱伝導率のよさは、調理に使ったとき焼きムラを抑えるのに効果的です。鍋を火にかけると熱は鍋底全体へ均等に伝わり、料理を熱ムラなく温められます。

骨董の場合、作品の古さ時代背景も査定で高評価につながる大切な要素です。長く使っていたため多少の傷みが見られる銅製品でも、買取で高く評価される可能性があります。

名品を生み出す銅製品の産地

日本で生産されている銅製品としては、特に高岡銅器鎚起銅器(ついきどうき)が有名です。高岡銅器の産地は、富山県高岡市。国内シェアの9割以上を占め、鋳造の町として知られています。代表的な生産品は、浅草寺の門前にある銅製の黒提灯です。

鎚起銅器の産地は、新潟県燕三条。老舗の工場は江戸時代からの伝統があり、創業200年を迎えました。看板商品の一つは、カボチャがモチーフのやかんです。これらの産地では高度な職人技術が受け継がれ、いまでも多くの名品が生み出されています。長いこと使っていない古い骨董品でも、査定に出せば高評価を得られるかもしれません。

銅製品の査定依頼は「なんぼや」まで

「なんぼや」は、いずれの銅製品も常に丁寧な査定を心がけ、買取いたします。お持ちのお品物にどれくらいの価値があるか確認するだけでも問題ありませんので、査定のご希望があれば遠慮なく当店にご依頼ください。

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