千利休から受け継がれる茶道の心|裏千家家元・千宗室の活動や人柄

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千宗室(せん そうしつ)は裏千家家元が襲名する名前で、現在は16代目。

初代はあの千利休であり、その血と心が現代でも続いているのです。今回は千宗室の裏千家や代々の千宗室の人柄や活動について解説していきます。

千宗室は千利休から続く茶道の家元

千宗室は茶道裏千家の家元が代々襲名する名前です。

初代までさかのぼると茶道の基礎を作り出した千利休にまでつながります。そして2代目千少庵、3代目千宗旦と続き、宗旦の3人の息子が後世にいう「三千家」を興します。次男・宗守が「武者小路千家」、三男宗佐が「表千家」、四男宗室が「裏千家」です。

これ以降、裏千家家元は代々「千宗室」を名乗り、いまも千利休が作り出した茶道を連綿と伝え続けています。

千宗室(15代)について

先代となる15代千宗室は正しくは「鵬雲斎汎叟玄室」という名です。「茶禅一味」による国民皆茶と身分の差がない一碗を通じた世界平和を願う「一碗からピースフルネス」という提唱をしています。ユネスコ親善大使や国連親善大使、日本オリンピック委員会名誉委員などを務めて国内外で活躍をしています。

また、テレビ時代劇「水戸黄門」の黄門役を演じた西村晃と親交が深く、作中の印籠登場シーンを固定するように、15代千宗室から依頼をしたという逸話が残されています。(実際は依頼したことのみが事実でスタッフには伝えられた事実はありません)

千宗室(16代・現家元)について

裏千家現家元である16代千宗室は「坐忘斎宗室」という名です。現宗室は日本ペンクラブ会員で文筆家・随筆家として多数の作品を世に送り出しています。著作には「食べたつもりで」「味見三昧 食をめぐる24の随想」といった食に関するものや、急逝した母への想いを綴った「母の居た場所」などがあります。

また、ジャズやSFに興味を持つなど、それまでの裏千家家元にはなかった独自の感性を持つのが16代千宗室です。伝統的な茶道の感性はもちろん、現代に合わせた感性を持ち、若い茶道人の育成や茶道文化の明確化を進めています。

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千宗室は初代である千利休そして裏千家の家元として茶道の文化と心を伝えてきました。茶道文化を世に伝えることはもちろん、教養人としてそのほか、さまざまな文化的・芸術的活動にも精通し活動してきた家系です。「なんぼや」では千宗室に関わる古書や茶器など、骨董の買取を行っています。ぜひ由来の品などございましたら、お気軽に査定・買取のご依頼をお願いいたします。

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