オディロン・ルドンの代表作|ノワールからパステルへ

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オディロン・ルドンはフランスの著名な画家のひとりです。孤高の画家とも称される彼の作品は、個性的な魅力にあふれています。今回は、世界的な評価を受ける画家、オディロン・ルドンについてご紹介します。

ボルドーの画家オディロン・ルドン

オディロン・ルドンは、1840年にフランスのボルドーで誕生しました。画家としてデビューしたのは40歳の手前でしたが、1916年に亡くなるまで、多数の絵画を世に送り出してきました。
オディロン・ルドンの名を知らしめたのは、ユイスマンスの小説「さかしま」です。以降、国内外での評価を高めたオディロン・ルドンは、国際的な人気を獲得しました。現在も、彼の作品は「岐阜県美術館」や「ニューヨーク近代美術館」など、各国の美術館に所蔵されています。

モノクロのノワールからパステルカラーの世界へ

初期のオディロン・ルドンの絵画は、無彩色の木炭画や石版画などがほとんどでした。「眼=気球」や「不思議な花」、「起源」シリーズ、「水の精霊」などの有名作品は、ひとめ見ると忘れられない怪奇なものばかり。ただ、彼の作風は50歳を超えたあたりから変化します。

モノクロの絵画を中心に描いていたオディロン・ルドンは、一転して色彩豊かなパステルカラーの絵を制作するようになりました。それでも、根底に流れるファンタジックな世界観は変わっていません。代表的な作品が「キュクロプス」です。美しい風景のなか、一つ目の巨人が裸の妖精を見つめる幻想的な油彩画。見る人によっては優しい絵にも、不気味な絵にも見えるはず。ほかにも、「眼をとじて」や「トルコ石色の花瓶の花」、「オルフェウスの死」など、多数の絵画を生み出していきました。

夢の中のような光景を描くオディロン・ルドンの作品は、いずれも強く人々の心を引きつけます。彼が没してから100年以上たつ現在でも、各地で作品展が開催され、各種メディアに取り上げられているのがその証拠です。日本国内に常設展示されているオディロン・ルドンの作品もあるため、機会があればぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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