三輪 良平 作 絵画「舞妓」(紙本・彩色)
「なんぼや」ブログをご覧のみなさん。こんにちは
本日は、「なんぼや」骨董買取にて買い取りさせていただきました、三輪良平の作品「舞妓」をご紹介します。
買取商品名 | 三輪良平 紙本・彩色 「舞妓」 10号 |
---|---|
作者 | 三輪 良平(みわ りょうへい) |
作者の三輪良平とは
三輪良平は京都生まれの画家で、学生時代から山口華楊(やまぐち かよう)に師事し研鑽を積んでいました。卒業後は、日展などで入選を果たし、有名画家への道を切り開いた人です。
彼の作品のモチーフで多いのは女性です。大原女(おはらめ)や舞妓といった京都の女性を描いた作品が多いのも特徴といえるかもしれません。そのような、美人画のジャンルで高い評価を受けています。
改めて、作品を拝見
今回ご紹介する作品も舞妓をモチーフにして描かれた作品です。上半身を描き視線を斜めに落とす女性の姿は、三輪良平作品の中でも比較的多い構図です。
金地を背景とすることにより、画面中央の舞妓さんのお顔の白さと、身に着けている着物の黒さの色彩のコントラストがより際立っているという印象を受けます。さらに、見応え十分な着物の文様、色鮮やかな頭の上の髪飾りなどは、三輪の美的センスともとらえられますが、京都の女性(ここでは舞妓さんです)が持つ、秘めたる美しさや内なる清らかさまで表現しようとした結果ではないでしょうか。京都生まれの画家だからこそ、なせる技、なせる表現であると思います。
人物画の評価のポイントは
美人画をはじめ、人物が描かれている作品全般にいえることでもありますが、人物画の命は何といっても“描かれている人物のお顔”です。そんな人物の顔にシミや汚れが少しでも付いていると、作品自体の評価は大きくマイナスとなってしまうことが多くあります。
四季という季節の変化がある日本は、大切な絵画作品にシミなどがどうしてもできてしまいやすい環境です。ところが、今回のこちらの作品はお顔だけでなく画面全体に目立った汚れなどもなく、大変きれいな状態でしたので、最大限の評価をさせていただきました。
絵画買取なら「なんぼや」にお任せください
「なんぼや」では三輪良平の作品をはじめ、絵画を高価買取いたします。三輪良平の作品をお持ちの方はぜひとも一度、「なんぼや」までご相談ください。絵画や骨董品などの知識と買取経験豊富なスタッフが査定させていただきます。