リシャール・ミルの重さはどのぐらい?軽さの秘密や人気モデルも解説

リシャール・ミルの時計は、高級時計メーカーのなかでも高価で、1億円を超えるものもあります。リシャール・ミルの時計は軽いことでも知られていますが、その重さはどのくらいなのでしょうか。
本記事では、リシャール・ミルの重量の秘密や高価な理由、高値で買取してもらうポイントを解説します。人気モデルも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
リシャール・ミルはどんなブランド?
リシャール・ミルは2001年に創業した比較的新しい時計メーカーで、その精巧さから「腕時計のF1」の異名を持ちます。リシャール・ミルが有名になったきっかけは、世界17本限定で販売された1作目の「RM 001」です。RM 001は文字盤をなくし、スケルトンにしたデザインが注目されました。
リシャール・ミルはなぜ高価なの?
リシャール・ミルは、高級腕時計のなかでも高価格帯の部類に入ります。ここでは、リシャール・ミルがなぜ高価なのかを解説します。
高品質な素材と一流の技術
リシャール・ミルの腕時計には、高品質な素材が使われています。他のブランドで多く使われているステンレススチールではなく、チタンやカーボンなどの素材を使用しているのが特徴です。
これらの素材は軽くて丈夫で、F1の車体や航空機の機体にも使われます。また、技術力が高いこともあって高価格につながっています。
トゥールビヨンの実用化に成功
「トゥールビヨン」とは、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーと並ぶ世界三大複雑機構の一つで、時計の向きやポジションの変化による時間差を解消するための機構です。トゥールビヨンは壊れやすい機構のため、観賞用として扱われてきました。しかしリシャール・ミルでは、腕時計を投げてもトゥールビヨンが壊れないほど丈夫に作られています。
軽さと耐久性を極めた仕様
リシャール・ミルには、衝撃や振動に耐える耐震設計が施されています。また、一般的な機械時計の重量が150~200グラムなのに対し、リシャール・ミルには約40グラムの軽量モデルがあることも特徴です。
数量限定の販売戦略
リシャール・ミルは、他のブランドと比べて流通量が少ないため、新品で購入するのが難しい傾向にあります。限定生産を基本としており、なかには世界で数十本しか生産されないものもあるといわれます。このような数量限定の販売戦略により、希少性が高まっているのです。
コスト制限のない時計作り
リシャール・ミルでは、超高性能な時計をコストの制限なく製造しています。そのため必然的に、購入資産を多く持っている超富裕層がターゲットになりました。
リシャール・ミルの重さの秘密は素材にあった
リシャール・ミルの時計は、軽量なのが特徴です。なぜ、ここまで軽量なのかについて、リシャール・ミルの腕時計に使われているパーツを紹介します。
チタン
チタンには、軽さ・引張強さ・耐食性(腐食しにくい)・非磁性(磁石につかない)という特徴があります。またアレルギーが起きにくく、塩水にも強い素材です。
リシャール・ミルでは、特に高強度で耐食性に優れたグレード5を採用しています。エレクトロ・プラズマ酸化処理を施した耐傷性の高いタイタリット、チタンアルミナイド、チタンカーバイドといった特殊チタンが使われています。
TPT®カーボン
TPT®カーボンは軽量・耐久性があり、F1カーや航空産業でも使用されている素材です。スイス・ローザンヌにあるNTPT社が、レーシングヨットのマストのために開発しました。リシャール・ミルではケース部分にTPT®カーボンが使われ、さまざまなモデルに取り入れられています。
TPT®グラフ
リシャール・ミルでは、腕時計で世界初となる「TPT®グラフ」を導入しています。TPT®グラフは、ステンレススチールと比べて200倍の強度と重量6分の1のグラフェンを積み重ねて作っています。TPT®グラフが使われているのはベゼルとケースで、究極の軽さやユニークな外観が実現しました。
アルミニウム・リチウム合金
アルミニウム・リチウム合金とは、アルミニウムにリチウムを混ぜた合金で、航空機にも使われています。リチウムはアルミニウムより密度が低い金属のため、強度を上げ、軽量化が可能です。
ALUSIC
ALUSICは、人工衛星や宇宙ステーションの建設素材に限定されていますが、リシャール・ミルではこれをケースに採用しています。
リシャール・ミルの人気モデル
リシャール・ミルは、定価が700万円から1億円以上するものもあります。ここでは、人気モデルを3種類紹介します。
RM 010
「RM 010」は、自動巻きと日付表示を搭載しています。地板(機械を組み上げる基盤となる板)、ブリッジ(プレート)には、航空機や宇宙産業で使われるグレード5のチタンが使用されています。
市場人気に合わせ、リシャール・ミル初期の製品よりも大型サイズに変更されました。また、50メートルの防水性能が付いています。
RM 11-03
「RM 11-03」は、世界限定500本の限定モデルとして2018年に発表されました。地板とブリッジにグレードチタンを採用しており、剛性を確保しつつ動作性能を高めています。作動中にリセットボタンを押すことで、針が瞬時にスタート地点に戻る「フライバック・クロノグラフ」機能が付いています。スケルトン加工が施されたデザインが魅力的なモデルです。
RM 023
「RM 023」は、斬新かつエレガントなデザインが魅力的なユニセックスモデルです。価格は960万円と、リシャール・ミルのなかでは手に取りやすい価格帯です。ブラックPVDやタイタリットコーティングが施されており、優れた剛性を持っています。
リシャール・ミルを高額買取してもらうポイント
リシャール・ミルを所有している方のなかには、できるだけ高額で売却したいと考えている方もいるでしょう。ここでは、リシャール・ミルを高額で買取してもらうコツを見ていきます。
クリーニングしておく
リシャール・ミルを高値で売却したいなら、見た目をきれいにすることが大切です。腕時計は、購入した状態に近いほど査定額が上がるため、時計に付いた汗や皮脂汚れなどは、柔らかい布で拭き取ってきれいにしておきましょう。
すき間に詰まった汚れは、つまようじや柔らかい毛先の歯ブラシで落とせます。ただし、素材によって傷つきやすいものがあるため、注意してください。
また、定期的にメンテナンスを行い、きれいな状態をキープすることも欠かせません。
モデルの相場を確認する
インターネットで、あらかじめモデルの相場を確認しておきましょう。事前に相場を知っておけば、提示された査定額が適切なのかを判断できます。相場は日々変動するため、査定のタイミングにより価格は変わります。インターネットの情報はあくまでも目安としてください。
付属品を保管しておく
付属品の有無は、買取価格に影響を及ぼします。買い取りを依頼する場合は、付属品をできる限りそろえておきましょう。付属品には、以下のようなものがあります。
- 保証書
- 商品の箱
- ブレスレットの余りコマ
保証書は本物の証拠になるため、付属品のなかでも特に重要です。付属品がある場合は、腕時計と一緒に持っていきましょう。
実績のある買取店を選ぶ
買い取りを依頼する場合は、買取実績が豊富な買取店を選んでください。豊富な買取実績は、その店舗に買い取りできる資金力があるということを示しています。リシャール・ミルは、中古相場も定価に近い、または定価以上の場合も多いため、業者の資金力は重要だといえるでしょう。
複数の店の査定を比較する
買取価格は買取業者によって大きく異なるため、1社のみで査定してもらった場合、相場より安くても気付けません。納得した価格で売却するためにも、複数社に見積もりを出してもらうとよいでしょう。複数社に査定を依頼すれば、他の店を引き合いにして、価格交渉も可能です。
まとめ
リシャール・ミルは、2001年に創業した比較的新しい時計メーカーです。航空機や宇宙産業で使われるような軽量な素材を使い、高品質な製品を生み出しています。高級時計のなかでも高価格帯の部類に入るリシャール・ミルは、中古市場でも高値で取引されています。
リシャール・ミルの時計を売却したい方は、ぜひ「なんぼや」へ相談してください。徹底した研修・教育を実施しているので、スピード査定が可能です。また、LINEで査定も受けられます。査定は無料なので、まずは気軽に来店してみましょう。