平山郁夫の日本画|シルクロードに憧れた日本画家

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日本画というと、日本の風景などを描いたものをイメージする方が多いかもしれません。日本画は技法の一つであり、日本以外を題材した作品も少なくありません。実際にヨーロッパ諸国などの風景や人物を日本画の技法で描いているものもあります。
そんな現代の日本画の世界に大きな影響を与えた作家のひとりが平山郁夫です。シルクロードに憧れ、中国や古代インドなどをモチーフとしたさまざまな作品を残しています。ここではそんな平山郁夫についてくわしくご紹介します。

世界でも評価される日本画の巨匠

平山郁夫は1930年に広島県に生まれました。戦時中に幼い時代を過ごし、旧制中学時代に広島市に投下された原子爆弾に被災しています。この被爆体験も後の作風に大きく影響しました。
第二次世界大戦が終わってからは、もともと芸術に興味を抱いていたこともあって東京美術学校(現在の東京藝術大学)へと進学し、本格的に日本画について学ぶことになります。
しかし、在学中に原爆後遺症を発症したことで一時は生死をさまようことになってしまいました。そんな中、仏教をテーマとした作品を描き、院展に入選します。ここから本格的に画家としてのキャリアを積んでいくこととなります
平山郁夫はさまざまな作品を生み出していますが、仏教をテーマにしたものが多い傾向にあります。そこには被爆体験や、その後の原爆後遺症などで「死」を意識したことがきっかけなのかもしれません。
その後、仏教の伝来経路であるシルクロードへの憧れがより強くなったこともあり、たびたび遺跡を訪れては作品に反映させています。

仏教に影響を受けた作品の数々

すでにご紹介しました通り、平山郁夫は仏教に影響を受けた作品をいくつも生み出しています。その作風は繊細でありながら、力強さもあり、日本画の魅力を存分に味わうことができます。
テーマが仏教というと、少し重い印象を抱いてしまうかもしれませんが、実際の作品は繊細かつ美しく、純粋に芸術作品として楽しむことができるでしょう。

平山郁夫の日本画の買取査定は「なんぼや」で

平山郁夫の日本画は国内のみでなく、海外でも高く評価されています。買取に出された作品は、高値にて取引されることも少なくありません。もし、平山郁夫作品をお持ちであれば、ぜひ一度査定へ出してみてはいかがでしょうか。「なんぼや」では、日本画の買取査定も行っています。平山郁夫の作品を査定し、価値を確かめたいときは、お気軽にご相談ください。

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