銀の骨董品がもたらす価値|古代より人々を引きつける銀製品の歴史

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かつて“富の象徴”として、世界の富裕層に好まれた銀製品。古い銀製品は骨董品としての価値を有しており、コレクター垂涎の品も少なくありません。そこで今回は、銀という貴金属の歴史を筆頭に、銀製品の骨董品の種類や特徴をご紹介します。

王族たちを魅了した「銀(シルバー)」の歴史

銀の歴史は古く、古代より世界各国で採掘及び鋳造・加工が行われていました。最古の銀製品として有名なのは、古代都市国家ウル(現:イラク南部)の埋葬墓地から出土した宝飾品です。この世紀の発見により、銀製品は紀元前3000年頃から存在していたことがわかりました。
銀の輝きは、あらゆる文明における王族たちを魅了します。王族は宝飾品に銀を多用し、その輝きの虜となっていました。銀の用途に変化が見られたのは、紀元前200年頃の古代ローマ時代。「デナリウス貨」と呼ばれる銀貨を発行します。以降、銀は宝飾品だけでなく、調度品にも使われるようになりました。当時は王族から庶民まで、幅広い層に用いられていたと考えられています。

宝飾品から調度品へ……銀製品の「用途」が変化

高度な製錬技術を有するインダス文明当時の人々は、飲み物を注ぐための銀器……いわば銀製のコップをつくります。それを皮切りに、意匠性の高い銀器や貨幣、オブジェなどが世界中で制作され始めました。
とりわけ18世紀頃は、世界各国の富裕層が銀製品を愛用。“富の象徴”として、宝飾品や銀器のニーズが高まりました。現在、食器類はデンマークの高級陶磁器メーカーである「ロイヤルコペンハーゲン(デンマーク)」、宝飾品はアメリカのハイブランド「ティファニー」などの銀製品が有名です。

銀の骨董品の種類とは?

銀の骨董品は、「食器」「オブジェ」「貨幣」「宝飾品」の4種類に大別されます。日本においては、安土桃山時代から江戸時代末期に制作された「銀瓶」や「銀製の花器」が有名です。有名作者の作品は、中古市場において高値で取引されています。
さらには、精密な装飾を施した銀製の細工置物、海外で発行された銀貨、シルバーアンティーク雑貨、シルバーアクセサリーなども、一定のニーズが存在します。基本的に銀製品かつ制作(出土)から期間がたっているものは、骨董品として扱われます。

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