古代布(こだいふ)とは|古い時代から現代まで残された貴重な織物

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明治時代~江戸時代より前に生産された織物は、「古代布(こだいふ)」として骨董市場にて高値で取引されています。着物や古美術品などに用いられている場合もあるようです。今回は古代布の特徴や、代表的な種類についてご紹介します。

古代布(こだいふ)とは

「古代布(こだいふ)」とは、古い時代に生産された織物の総称です。骨董市場においては、目安として明治時代~江戸時代より古くに作られた織物が古代布として扱われることが多く、高価買取の対象となります。歴史的に織物が盛んであった日本では、今でも骨董品として高い価値を認められる古代布が残されているケースが少なくありません。こうした古代布の多くは、伝統的な手織りの製法で作られており、なかには現代では復元が非常に難しいとされる貴重な品物も存在します。こうした古代布のなかには、重要な歴史資料として博物館や美術館に展示されるものもあります。

日本三大古代布の種類や特徴

国内で古くから用いられてきた織物のなかでも、代表的といえるのが「葛布(くずぬの)」「芭蕉布(ばしょうふ)」「科布(しなぬの)」です。これらの織物は“日本三大古代布”と呼ばれています。葛布は、マメ科の植物である葛のツタから作られるのが特徴です。同じように、芭蕉布は芭蕉の葉鞘から、科布は科の樹皮から作られています。綿織物が普及する以前は、このように多様な自然素材が織物に用いられていました。見慣れた綿織物とは風合いの異なる古い布を見つけられたら、骨董を専門とする店舗へ査定を依頼するようおすすめします。

古代布が用いられた品物の例

かつては日常生活のなかで用いられてきた古代布ですが、骨董品として発見される場合、どのような品物に用いられているのでしょうか。よくある例として挙げられるのは、古い着物や装束などです。また、茶道で茶器を包む袋として用いられる「名物裂(めいぶつぎれ)」のように、古代布が用いられた古美術品もあります。ご自宅に古い桐箪笥や蔵のあるお宅では、価値ある古代布が見つかる可能性があるため、骨董の専門家へ買取査定を依頼したほうが安心です。

骨董品は「なんぼや」の買取査定へ

ご自宅で眠る着物や古美術品には、古代布が用いられた貴重な品物が含まれているかもしれません。古代布の買取査定は、骨董品を取り扱う「なんぼや」へお任せください。古い時代から現代に残された、価値ある古代布を丁寧に査定し、納得の高価格で買取いたします。

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