黒楽茶碗 「東陽坊」写 表千家十二代惺斎書付

黒楽茶碗 「東陽坊」写 表千家十二代惺斎書付

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今回は、「なんぼや」骨董買取で買い取りさせていただきました、「黒楽茶碗 東陽坊 写 表千家十二代惺斎書付」についてご紹介します。

買取商品名 黒楽茶碗 東陽坊(とうようぼう) 写 表千家十二代惺斎(せいさい)書付

査定のポイント

今回の査定のポイントは「作品の出来栄え」と、それを裏付ける宗匠の「花押(極め)」です。

つまり、お茶碗そのものの出来、状態の良さに加え、付属の箱に描かれている「表千家十二代 惺斎」の花押(極め)が高額査定につながりました。
今回のように、お茶碗の箱には花押(極め)や作家名などといった、作品の出来を証明する文言が書かれている場合があります。そのため、箱は「鑑定書」といっても過言ではない存在であると同時に、骨董品の査定において重要なポイントです。お品物とご一緒に、大切に保管ください。

黒楽茶碗の魅力

織部焼・萩焼・唐津焼…。それぞれの地方・技法が個性の焼き物ですが、茶道において好まれ続けているのが「楽焼」です。
400年以上の歴史を持つ楽焼は、轆轤を使わず、手とヘラのみの「手捏ね」で成形し、内窯と呼ばれる独特の窯で焼き上げる軟質施釉陶器。ひとつひとつの「歪み」と「厚み」に趣を感じられる焼き物となっています。
また、今回買い取りさせていただきました茶碗は、その楽焼の黒茶碗。通称「黒楽茶碗」は愛好家が多いことで知られており、千利休が「黒は古き心なり」と愛した茶碗ともいわれている一級品であります。

花押(極め)の重要性

通常、茶道の本式用のお茶碗には箱が備え付けられています。その箱には、「作家名」や「作品タイトル」、そして「花押(極め)」が書かれています。
しかし、「花押(極め)」に関しては、そう簡単に書かれるものではなく、茶道の宗匠が作品の上出来を認めた際にだけ箱の裏蓋に書かれます。茶道の宗匠が認めたお茶碗。お察しの通り、特別なお品物となっており、お稽古用はもちろん、本式用の茶碗の中でも格が違います。

今回買い取りさせていただいた黒楽茶碗には「表千家十二代 惺斎(せいさい)」の花押が箱の蓋裏に書かれています。つまり、表千家の十二代宗匠である惺斎が認めた上質な茶碗という意味合いを持っているため、査定としてのポイントも格段に上がりました。

茶道具買取なら「なんぼや」にお任せください

「なんぼや」では今回買い取らせていただきました茶碗の他、様々なお茶道具の買取に力を入れて頑張っております。
ご自身のコレクション、ご両親から引き継いだお品物などご売却をお考えの方は、ぜひ一度、「なんぼや」までお問い合わせください。
スタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。

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