東山魁夷 「緑影」(新復刻画)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今回は、「なんぼや」骨董買取で買い取らせていただきました、東山魁夷「緑影」(新復刻画)についてご紹介いたします。
買取商品名 | 絵画 東山魁夷「緑影」(新復刻画) |
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作者 | 東山 魁夷(ひがしやま かいい) |
査定について
今回ご紹介させていただく、東山魁夷 「緑影」(新復刻画)の査定では、作家と状態が大きなポイントとなりました。
作家
東山魁夷は横浜で生まれ、神戸で育ちました。
東京美術学校(現:東京芸術大学)へ進学し、卒業後は自ら学費を稼ぎ2年間に渡りドイツ留学をしています。その後、周りの友人達は脚光を浴びる中、なかなか評価を得ることができなかったそうです。そのような状況の中で、戦中戦後の時期に立て続けに家族を亡くしています。孤独になった彼ですが、皮肉にも画家としてそれが転機となっていきます。
日展の入賞を期に評価を得た彼は、東宮御所や皇居宮殿などの障壁画といった大作の依頼も受けるようになりました。
人物の描かれていない彼の絵ですが、静かな風景から伝わってくる感情は日本人特有の奥ゆかしさを感じることができ、多くの人の心に残っているのではないでしょうか。
彼の作品は今でも高い人気を誇っており、高値でお取引されています。
今回の「緑影」も湖畔の風景で深い緑とぐんじょう色の静かな風景となっており、東山魁夷らしいすばらしい作品だと思います。
状態
絵画作品については全般的に言えることではありますが、長年飾っていると紙焼けや退色がおこりやすいです。また湿度の高い日本の気候では、シミやカビが発生してしまうケースもあります。
修復の技術も進歩しており、程度が軽ければ修復も可能ではありますが、元通りに戻るわけではありませんし、費用も多くかかってしまいます。
今回の「緑影」はそういった状態の問題点がなかったことが、大きな査定ポイントになります。
皆様も、絵画を保管される際は、直射日光が当たる場所を避け、湿気のたまりやすい場所も避けて保管していただくと状態の劣化を防ぎやすいので、よろしければ実践してみてください。
最後に
今回ご紹介しました東山魁夷の作品以外にも、「なんぼや」では絵画の買取に力をいれて頑張っております。コレクションされている作品のご売却を検討される場合には、ぜひ「なんぼや」へご相談くださいませ。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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