川端 近左 作 唐松蒔絵平棗(鵬雲斎 書付あり)

川端 近左 作 唐松蒔絵平棗(鵬雲斎 書付あり)

ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
「なんぼや」骨董買取にて買い取らせていただきました、「川端近左 作 唐松蒔絵平棗」をご紹介いたします。

買取商品名 川端近左 唐松蒔絵平棗 鵬雲斎書付 二重箱
作者 川端 近左(かわばた きんさ)
書付 鵬雲斎(ほううんさい)

川端近左について

川端近左とは蒔絵漆器制作の名跡で、代々受け継がれている名前です。そんな川端近左の作品の魅力について、ご紹介させていただきます。
早速ですが、川端近左の作品にも使われている技法、蒔絵の魅力とはなんでしょうか。

黒い宇宙に輝く蒔絵の美

漆黒という言葉があるように、漆の黒は見る方の心を揺さぶります。そんな、漆黒の表面に浮かぶ金色の輝き、これこそが漆器に施される装飾技法の代表格ともいえる蒔絵の魅力ではないでしょうか。
そもそも蒔絵の起源については諸説ありますが、平安時代以降に盛んに用いられるようになったことは残された作品から間違いありません。
蒔絵という繊細かつ精緻な技法が、長い時間にわたり日本人に広く受け入れられ、その技と作品が今日まで大切に受け継がれてきたものであるといえます。そんな日本人の感性に合った作風、それこそが蒔絵の大きな魅力であると思います。

名跡・近左の初代も、蒔絵に魅了された一人です

川端近左という名跡の初代も、そんな蒔絵に魅了された一人といえます。
もともとは家業の「近江屋」という屋号の油商を営んでいましたが、その傍ら、好きで蒔絵作りを始めたのがいつしか家業になったそうです。「近江屋」の近と、名字「佐兵衛」の佐をとり、「近左」と名乗った初代の近左から数えて現在で六代目。今も初代の伝統が受け継がれています。

買い取らせていただいた、唐松蒔平棗について

さて、今回ご紹介させていただく唐松蒔絵平棗は、五代目近左の作品です。
漆器に特有の深く吸い込まれそうな黒の下地に、金粉を蒔いて磨きあげる蒔絵の技法の中でも平蒔絵(ひらまきえ)という技法で仕上げられています。作品自体にはキズも見当たらず、大変キレイな状態でしたので、最大限の評価をさせていただきました。

さらに、裏千家十五代 鵬雲斎の書付も…

さて、棗はお茶道具のひとつです。お茶道具の中には、茶道家元の書付を頂いているものがありますが、こちらの唐松蒔絵平棗もそのひとつ。
お茶道具に関しては、家元の書付を頂いているか、いないかで金額的には大違い。唐松蒔絵平棗は作品自体の状態もありますが、裏千家十五代 鵬雲斎(ほううんさい)の書付を頂いているということもあり、査定では最大限の評価をさせていただきました。

茶道具買取なら「なんぼや」にお任せください

魅力あふれる川端近左の作品をはじめ、さまざまな作家の茶道具を、「なんぼや」では買取強化中です。お持ちのコレクションのご売却をお考えでしたら、ぜひ「なんぼや」へご相談くださいませ。しっかりと鑑定させていただきます。

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