ロレックスのレディースモデルのベゼルに多く見られるバーク仕上げ

小刻みなラインを配す独特な印象が特徴的なバーク仕上げが施されたベゼル。これはデイトジャストなどのレディースモデルに多く採用されており、その人気の高さからバーク仕上げが施されたモデルが続々と展開されるなど、古くから存在しているものの、今再び注目が集まっています。
ロレックスの高級ドレスウォッチのベゼルの中に、バーク仕上げと呼ばれる加工が施されているものがあります。これは、数あるベゼルの中でも特異的な存在であり、“タイプ”という枠組みに捉われない独立したベゼルで、主にレディースモデルに多く見られます。
きめ細かく不規則に彫り込まれたラインが特徴
バーク仕上げは樹皮のように不規則に縦のラインを配した独特な装飾のことを言い、主にゴールド素材のベゼルやブレスレットのセンターラインなどに施されています。フルーテッドベゼルやピラミッドベゼルのようにラインが規則正しく配されていないため、光の反射は起こりませんが、味わいのあるアンティークな印象が特徴で、何とも奥深い高級感が演出されています。バーク仕上げという技術は古くより存在し、アクセサリーになどによく施されていますが、ロレックスのそれはラインの配列や長さ、彫の深さなどは独自のものであり、一般的なバーク仕上げとは一線を画すデザインになっています。なお、バーク仕上げが施されているベゼルを有すモデルは、デイトジャストやデイデイトなど高級モデルによく見られ、また現行品だけでなくアンティークにも採用されています。
バーク仕上げと正反対の特徴を持つポリッシュドベゼル
不規則なラインを配した独特なデザインを持つバーク仕上げの対となる存在としてポリッシュドベゼルが挙げられます。ポリッシュドとは英語で“磨き上げた、光沢のある”という意味を持ち、その意味のとおり平らで鏡面のように磨かれたツヤのある仕上げが施されています。ラインが一切配されていないシンプルな印象により、様々なシーンに合い、スタンダードやスペシャルモデルまで幅広く対応できるため、ロレックスの多くのモデルに採用されています。しかしながら、ひとえにポリッシュドベゼルと言っても光を最大限受け止めるよう平らにするのは非常に難しく、それゆえ技術力の差が大きく表れます。時計製造において常に最先端を走るロレックスの技術により施される鏡面仕上げは、全てを映し出す鏡のように一切の凹凸なく綺麗に仕上げられているため、ロレックスのポリッシュドベゼルは世界最高レベルであり、時計業界から高く評価されています。
アンティークな雰囲気を持つ独特なデザインにより、昨今、バーク仕上げが施されたモデルの人気が急上昇しています。文字で理解するよりも、写真で見るよりも、やはり直接触れることでバーク仕上げのすばらしさを実感できるため、一度現物を見て触ってみてくださいね。
現在ブランド時計の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。