小島和夫の日本画|世界を旅した日本を代表する画家
骨董における日本画というと、江戸時代以前の古いものをイメージする方が多いかもしれません。しかし、現在でもその技術は受け継がれ、より洗練され続けています。
小島和夫は昭和の時代から現在まで活躍し続けている日本画家です。日本画のみでなく、さまざまな技法を学び、いくつもの素晴らしい作品を生み出し続けています。
今回はそんな小島和夫の作品について、くわしくご紹介します。
北海道で生まれ世界を旅した日本画家
小島和夫は1945年に北海道で生まれました。幼いころのことはあまり明かされていませんが、後に東京藝術大学で日本画を専攻していることから、早い段階で日本画に興味を持ち、取り組んできたと考えられます。大学卒業後は本格的に日本画家としての活動を開始し、院展を中心として活躍しました。
活動の拠点は日本ではありますが、中国やインドなどのアジア諸国や、チェコ、ルーマニア、スペインなどのヨーロッパ各地を旅して、数多くの作品を描いた画家としても知られています。
海外で描く絵画というと洋画がイメージされるかもしれませんが、小島和夫はあくまで日本画にこだわり続けました。日本画特有の繊細な技法を駆使して海外の風景や、そこで暮らす人々を美しく、そして時には生々しく描いています。
このように、異国を旅しながら多くの素晴らしい作品を描き続けたことから「旅する画家」とも呼ばれています。
人間の生活を映し出した作品の数々
小島和夫は多作であり、さまざまな作品を描いてきましたが、その多くは人間を描いたものです。特に庶民の生活を題材とした作品を数多く描きました。
なかでも、異国の風景の中で暮らす人々の人間臭さなどを表現することにたけています。日本画特有の繊細な技法によって描かれる人間の姿、表情は非常に高く評価されています。
長年にわたって札幌高等専門学校で教授なども務めてきましたが、退職後は画業に専念して、より数多くの優れた作品を描き続けています。
個展なども頻繁に開いており、さまざまな作品を気軽に楽しむことができます。機会があれば、小島和夫の描いた異国の風景や人々の暮らしをじっくりと鑑賞しましょう。
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小島和夫は昭和から現在まで活躍し続けている日本画家のひとりです。現代の作家ですが骨董の世界でも高く評価されており、買取市場でも高価格で取引されています。小島和夫の日本画をお持ちの方は買取査定でその価値を確かめてみてはいかがでしょうか。「なんぼや」でも小島和夫の買取査定を行っています。まずは気軽にお問い合わせください。