十二代 田原 陶兵衛 作 萩茶碗
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今回は、「なんぼや」骨董査定で買い取らせていただきました、十二代 田原陶兵衛 「萩茶碗」についてご紹介いたします。
買取商品名 | 十二代 田原 陶兵衛 萩茶碗 |
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作者 | 十二代 田原 陶兵衛(たはら とうべえ) |
田原 陶兵衛とは
まずは、作者の十二代 田原 陶兵衛についてご紹介させていただきます。
田原家は赤川助左衛門の系統を引く、深川御用窯の陶芸一族です。八代 赤川喜代蔵の時に、嫡男謙治が赤川姓から田原姓に改姓しています。田原 陶兵衛は田原家当主が代々襲名し現在に至ります。
十二代 田原 陶兵衛は独自の高麗朝鮮陶器の研究、茶道への造詣を深め、茶陶を中心に作品を発表しています。
萩焼について
文禄・慶長の役の際に日本へ渡来した朝鮮李朝の陶工が、広島から萩に移り開窯した萩藩御用焼物所がその始まりです。
茶道の世界でも好みの茶碗の格付けとして、『一楽・二萩・三唐津』とよくいわれており茶道との関わりも深い焼き物です。
萩焼の特徴として、「貫入」と「七化け」があります。
貫入とは器の表面の釉薬がひび割れたような状態のことを指します。
七化けとは貫入が原因で、長年使い込むとそこにお茶やお酒が浸透し、器表面の色が適当に変化し、枯れた味わいを見せる様子のことになります。素地の色をいかすため、模様は地味ですが根強いファンが多い焼き物です。
他に著名な作家としては、三輪休雪、坂高麗左衛門、坂倉新兵衛などが挙げられます。
陶器買取なら「なんぼや」にお任せください
今回の「萩茶碗」も作者自身が茶道への造詣も深く、茶碗としての需要の高さから、良い査定額へつながったものになります。
今回ご紹介しました田原陶兵衛の作品以外にも、「なんぼや」では陶芸作品の買取に力をいれて頑張っております。作品のご売却を検討される場合には、ぜひ「なんぼや」へご相談くださいませ。
皆様からの問い合わせをお待ちしております。