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コスモグラフ デイトナ Ref.6265 ホワイトゴールド製「ユニコーン」~史上最も高額なロレックス 第2位:約6億5000万円

コスモグラフ デイトナ Ref.6265 ホワイトゴールド製「ユニコーン」~史上最も高額なロレックス 第2位:約6億5000万円

高額で落札されたロレックス第2位は、とある顧客の要望に応えて1本のみが製作されたといわれるオンリーピース、ホワイトゴールド製のRef.6265です。

その圧倒的な珍しさとは裏腹に、スチール製のデイトナと同じ文字盤を持つこの時計は、スチール製のモデルと区別がつきにくく、これがコレクターの心理をより強く揺さぶるのかも知れません。
そんなあまり語られてこなかった世紀の大発見について、ここで触れてみましょう。

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始まりはゴールドバーガー氏のコレクションから

その始まりはアメリカが生んだ世界的メディア、HODINKEEの記事でした。

その始まりは2013年11月、いまやすっかり国際的メディアとなった時計ブログ、HODINKEEに、時計研究家として、また熱心な時計コレクターとして世界中の時計ファンに広く知られているジョン・ゴールドバーガー氏が招かれ、自身のプライベート・コレクションの中から選んだ10本の非常に興味深い時計について、ベンジャミン・クライマー氏と対談した様子を紹介した記事でした。

そこで紹介されたのはロレックス唯一のスプリットセコンド・クロノグラフとして、僅か12本のみが生産されたといわれるRef.4113をはじめ、1930年代に製作されたブレゲのレトログラードデイトを持つパーペチュアルカレンダー。スチール製ケースと3色遣いのシルバーダイヤル、ブレゲ数字インデックスを持つパテック フィリップのRef.570。名機中の名機であるキャリバー13ZNを搭載したブラックダイヤルの1942年製のロンジンなど、夢のような時計ばかりが登場する中、一際強い印象を残す時計があったのです。

それは一見、比較的初期の意匠を持つブラックダイヤルのコスモグラフ・デイトナRef.6265でしたが、なぜかバーク仕上げの板ブレスがぴったりと取り付けられており、ただものならぬ雰囲気を放ってはいましたが、これがK 18ホワイトゴールド製であると告げられて誰がにわかに信じられるでしょうか。

定説を覆す圧倒的存在

この瞬間まで、手巻きのムーブメントを搭載していた時代のデイトナは、スチール製かK 14またはK 18イエローゴールド製しか存在していないといわれており、そんな長年にわたって信じられていた事実を覆す存在がこうしてHODINKEEに掲載されたのです。

この衝撃は世界中を駆け巡り、この謎のホワイトゴールド製のRef.6265はいつしか、白く輝く幻の一角獣に例えられて「ユニコーン」と呼ばれるようになりました。

ユニコーンはいかに生まれたか

ユニコーンはいかに生まれたか

この時計はドイツのドルトムントにあるロレックスのディーラーが、顧客の要望に応えてロレックスに作らせたものでした。
1970年に製造されて1971年に1本だけが販売されたものであることが分かっていますが、現在と比較すればはるかに柔軟であったであろうロレックスをもってしても、個人の顧客向けのオンリーピース受注は例外中の例外であったはずです。いずれにせよ相当な影響力を持つ顧客であったことだけは想像ができるでしょう。

さらには裏蓋の裏にロレックスのサービスセンターが行ってきたメンテナンス歴が刻まれており、その中にはジュネーブのサービスセンターのサインも残っていることも、このホワイトゴールドケースはロレックスが製造した、おかしなものではないことの裏付けと考えられています。

ゴールドバーガー氏による世紀の大発見

ゴールドバーガー氏はこの時計をとあるディーラーが持ち込んだ多数の時計の中に、ストラップのない本体のみの状態で発見したそうです。
いつものRef.6265とばかり思って気軽に手に取った瞬間に伝わってきた、ゴールドケースならではの重量感に言葉を失ったといいます。

入手後、この時計をストラップも含めて当初の姿に戻したいと考えたゴールドバーガー氏は、この時計に関する調査を開始しましたが、後にも先にも1本しか存在せず、カタログや広告にも登場したことのないこの時計に関する資料は、彼をもってしても全く見つけることができませんでした。

ユニコーンのブレスレットについて

それでもこの時計にふさわしいストラップをと考えたゴールドバーガー氏は、彼のコレクションの中から、時計と同じ素材で同時期に生産されたオイスターパーペチュアルデイト、Ref,1507に取り付けられていたブレスレットを移植したといいます。

確かに、オンリーピースとして世界中のコレクターに認められているユニコーンに、こんなにもぴったりなブレスレットはそうないことでしょう。

ユニコーン、オークションへ

ユニコーン、オークションへ

ゴールドバーガー氏はこの時計を手放す気は毛頭なく、フィリップスのチームからの打診も一度はきっぱりと断ったそうですが、恵まれない子供たちの力になれるのなら、と思い直し、出品を決意したそうです。

この時計は2018年5月12日に開催された、歴代のデイトナばかり32本を扱うオークション、「デイトナ・アルティメイタム・セール」に出品され、驚がくの5,937,500スイスフランで落札され、ポール・ニューマン氏のデイトナに次ぐ、歴代第2位の高額落札を記録しました。

このオークションではユニコーン以外にも5本のスチール製のデイトナが1億円を越える落札金額を記録しており、ヴィンテージロレックスを介したマネーゲームの過熱ぶりに対して、様々な意見が飛び交っていました。
そんな中でゴールドバーガー氏はこの時計によって得られた利益を、全額慈善団体に寄付したといわれており、いかにも愛情あふれるゴールドバーガー氏らしい英断といえるでしょう。

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