『ゴヤール』永続的な価値が輝くブランド
世界のセレブたちが愛用している高級バッグブランド『ゴヤール』
かつては王室や皇帝の御用達であったという、由緒正しい老舗です。
今回はそんなゴヤールについてご紹介していきましょう。
ゴヤール 永続的な価値が輝く
トランクメーカーから始まった、歩み
ゴヤールは1853年、フランス・パリで誕生しました。
フランソワ・ゴヤールが、務めていたパリ最大のトランクメーカー『モレル社』の後継経営者となり、モレル氏の死去後にその名前を『メゾン・ゴヤール』と改めたことが始まりです。
1892年、フランソワの息子エドモンドは『ゴヤールディン』という素材を生み出します。
リネン・コットン・麻で織られたあと、3つの杉綾がYのモチーフを象ったマークが描かれ、その後ゴムでコーティングするため耐久性・防水性に優れるという素晴らしい発明でした。
現在でもブランドのトレードマークとして広く知られています。
1900年のパリ万博では銀メダル、1906年のミラノ国際博や1908年ロンドンの英仏博で金メダルを受賞するなど、その功績は華々しいものでした。
1923年にはエドモンドの息子のロベールが経営者に。
ロベールもまた、1925年のパリ装飾芸術博にて名誉賞を受賞。1931年にはトランクに収納できる旅行用デスクを発明し特許を取得するなど、多くの功績を残しました。
1998年に、ジャン・ミシェル・シニョールがゴヤールを買収し、現在はシニョール家による経営が行われていますが、その完璧なまでの職人の仕事ぶりなど、フランソワから引き継がれてきた伝統は変わっていません。
多くのセレブ・有名人のお気に入り
ゴヤールは英国王室やウィンザー公夫妻(元エドワード8世)、ロシア皇帝などの御用達ブランドでした。
また過去はアーサー・コナン・ドイルやパブロ・ピカソ、ジャック・カルティエ、エスティ・ローダ、バーバラ・ハットンなどの多くのセレブリティが顧客として愛用していました。
現代でも、カール・ラガーフェルド、マドンナ、ニコール・リッチー、ニッキー・ヒルトン、クリスティン・ベルなど世界的な著名人が数あるブランドの中からゴヤールを選びます。
ジャン・ミシェル・シニョールも、元は熱狂的なゴヤールコレクターであり、事業のホテル業を売却してまで、ゴヤールを買収したと知られています。
日本の著名人にもゴヤールのファンは多く、辺見えみり、藤原紀香、長谷川理恵、澤穂希、草彅剛、柿谷曜一朗、ウエンツ瑛士、井岡一翔などもゴヤールを愛用していることが知られています。
日本ではセレクトショップで扱われてきましたが、2003年に新宿伊勢丹にオープンし、現在では日本橋高島屋、阪急メンズ東京、京都高島屋、うめだ阪急、で取り扱いがあります。
世界的にはフランスパリの他に、イギリス、韓国、中国、台湾、香港、シンガポール、アメリカ、ブラジルなど各国に店舗を展開しています。
多くの人から愛されてやまない魅力
ブランドの象徴ともいえる素材『ゴヤールディン』は、一度第二次世界大戦時に生産中止を余儀なくされました。
しかしシニョール家がゴヤールを買収した1998年に、この伝統的キャンパス地を多彩な色展開にして復活。
そんなゴヤールディンが用いられた製品の中でも、特に人気なのが『サンルイ』というトートバッグです。
デザイン性だけでなく機能性にもすぐれ多くの荷物が収納でき、さらに素材が軽いため体への負担にならず、幅広い層から支持を集めています。
その他、一点一点手縫いされた高品質なレザーバッグや、伝統ある技術を用いたトランク、財布やボストンバッグなども人気です。
ゴヤールの製品はすべてパリで、職人の巧みな技術によってひとつひとつ作りだされています。
またオーダーをすればイニシャルをつけることができる『マーカージュ』というサービスがあり、自分だけのオリジナルを手に入れることもできます。
流行りを追いかけるのではなく、永続的に価値がある製品を手に入れられる…それが大量生産が主流の現代でも、ゴヤールの製品が選ばれ続けている理由なのです。
まとめ
ゴヤールのアイテムを身につけるだけで、本物の贅沢を実感できます。
自分自身の価値を高めるためにも、ひとつは持っておきたいブランドですね。
現在ブランド品の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。