マークエステル 「鳥を抱く少年」(油彩5号)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今回は、「なんぼや」骨董買取で買い取らせていただきました、マークエステル「鳥を抱く少年」についてご紹介いたします。
買取商品名 | 絵画 マークエステル「鳥を抱く少年」(油彩5号) |
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作者 | マークエステル |
査定について
今回ご紹介させていただく、マークエステル「鳥を抱く少年」の査定では、作家と日本での人気が大きなポイントとなりました。
作家
マークエステル(本名:マーク・アントワーヌ・スキャルシャフィキ)は1943年フランス・パリの生まれで、その後両親がコートダジュールに開業した2軒のホテルを行き来しながら過ごします。
美術に限らず、その他の学問にも長けていたようで、パリ大学経済学部学士号を取得していたり、国立東洋語学校にてロシア語と中国語の学士号を取得していたりと、多岐にわたる才能の持ち主であったようです。
1969年にモーリス・シューマン外務大臣の秘書となり、外交官の職に就きます。翌年、ピエール・カルダンらと共に、日本で開催された大阪万博を訪れ、岡本太郎氏と出会い、またこの訪日の際に、日本の水墨画を見て墨の「にじみ」の神秘性に魅せられたことが、画家への転進のきっかけとなります。
その後、外交官の職を辞して、画家として活動を始めます。
マーク・エステルの作品に用いられる、キャンバスに油彩で「にじみ」を表現する方法は、彼が独自に編み出した技法で、代名詞とも呼べる作風といえるのではないでしょうか。
その後、画家としての地位を確立し、世界中で展覧会を開くなど、活躍の場を広げていきました。
日本での人気
前職の関連からか、日本の政界とのつながりも太かったようで、元首相の岸信介・佐藤栄作両氏の後援により日本で展覧会を開催したり、備前焼の陶芸家で人間国宝の藤原啓、藤原雄らと共作したりと、大の親日家となっていきました。
頻繁に、日本各地で展覧会を行うと共に日本の伝統文化に触れ、独自の解釈でまた新たな作品を生み出していきました。
そうした活動により日本での知名度が高く、日本国内でも人気の高い外国人画家の一人となっていきました。
最後に
今回ご紹介しましたマーク・エステルの作品以外にも、「なんぼや」では絵画の買い取りに力をいれて頑張っております。コレクションされている作品のご売却を検討される場合には、ぜひ「なんぼや」へご相談くださいませ。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
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