ティファニーブルーとは？特徴や魅力、新しいティファニーイエローについても解説
世界有数のジュエリーブランド、ティファニー。ティファニーのエンゲージリングに憧れを抱く女性も多いのではないでしょうか。そんなティファニーのブランドカラーといえば、女性的な美しさを感じさせる「ティファニーブルー」です。今回は、ティファニーブルーの特徴や歴史、近年注目されているティファニーイエローとの関連性について解説します。
ティファニーブルーとは？
ティファニーブルーとは、アメリカ・ニューヨーク発の世界的ブランド「Tiffany&Co（ティファニー）」のブランドカラーです。柔らかい色合いのターコイズブルーで、「幸せを呼ぶ鳥」といわれる「コマドリ」の卵が由来とされます。
ターコイズブルーが選ばれた理由は、大きくわけて2つあります。1つは、ターコイズブルーが宝石と相性のいい色味であることです。多種多様な宝石と調和しつつ、その輝きや色彩を引き立たせます。
もう1つは、創業から約10年が経過した1848年頃、世界的にターコイズジェムストーンが人気であったことです。こうした背景から、ターコイズブルーをブランドカラーに選んだとされます。なお、ブルーは高潔・真実など象徴します。「自社の製品は高貴で気高くあるべき」というティファニーの信念に相応しい色といえるでしょう。
そんなティファニーブルーですが、ネックレスやリングなど、同ブランドのさまざまな製品の化粧箱に採用されています。あまりの人気ぶりから「箱だけ売ってほしい」という声が多かったものの創業者である「チャールズ・ルイス・ティファニー」は「我が社の品を買ったら無料でプレゼントする」としました。
こうした考えは、ティファニーにおけるブランディングの1つでした。チャールズ・ルイス・ティファニーは「購入者だけが手に入れられる特別感のある化粧箱」として、ティファニーブルーボックスを考案します。実際、箱だけでも欲しがる人が多いため、ブランディングは成功したのです。
「ティファニー＝女性の憧れ」とされるワケ
ティファニーは古くより「女性の憧れのブランド」といわれています。実際に女性人気が高く、海外セレブにも多数の愛好家がいるブランドです。
ティファニーが女性の憧れとされる理由は、同ブランド初となるエンゲージリング（婚約指輪）の化粧箱にブルーボックスが使われたためです。その美しい化粧箱に魅力され、ティファニーブルーは婚前女性の憧れとなりました。
また、ティファニーブルーは化粧箱のほか、ブランドカタログにも採用されています。同ブランドは年に一度「ブルーブック」と呼ばれるカタログを発刊しており、その表紙にティファニーブルーをあしらっています。
ティファニーブルーがなくなる？ティファニーイエローの導入について
ティファニーを象徴するカラーは、約150年間にわたって愛され続けてきたティファニーブルーです。しかし、その歴史が転換期に入ろうとしています。
2021年4月1日、ティファニーブルーの公式Instagramにおいて、「Introducing our new House color.」という言葉と化粧箱の投稿がありました。鮮やかな黄色の化粧箱は、「ティファニーイエロー」と呼ばれます。ただし、当日はエイプリルフールであったため、ユーザーも冗談と判断していました。
しかし、同年6月に状況は変わります。ティファニーは「ルイヴィトンLVMH（モエ・ヘネシー・ルイヴィトン）」に買収され、同社の傘下ブランドとなります。後にティファニーから、ティファニーイエローの正式導入が告知されました。冗談と思われていたエイプリルフールネタが現実になったのです。
実際にティファニーのビバリーヒルズ店は、店内のイメージからをイエローに刷新しています。今後世界中の店舗がイエロー一色に染まると考えられるでしょう。
一方、「もうティファニーブルーはなくなるのか？」というユーザーの声もあります。これについては、現時点では判断ができません。ただし、エイプリルフールの投稿文に「ティファニーブルーには手を出すことはありません」とあるため、完全になくなることはなさそうです。断言はできませんが、ティファニー製品の中でもランクの高い製品はティファニーブルー、その他はイエローと使いわける可能性は十分にあります。
まとめ
女性の永遠の憧れであるティファニーブルーですが、この先はティファニーイエローがメインカラーとなるかもしれません。裏を返すと、ティファニーブルーの希少性が増すといえます。今後、中古ブランド市場におけるティファニーブルーの需要が高まり、高値で取り引きされるのは明白です。お手持ちのティファニーブルーの箱およびアクセサリーはぜひ、ブランドの買取専門店にお持ちください。
