クロムハーツのスーパーコピー品の見分け方|偽物と本物を見極める
1988年の誕生以来、ロックスターやハリウッドのセレブに愛され、日本でも90年代後半に路面店舗ができてから大流行したクロムハーツ。
高級アクセサリーブランドのトップに君臨しているクロムハーツはアクセサリーブランドの中でも特に偽物が多いブランドでもあります。
クロムハーツの偽物はなぜ多いのか?
全世界での人気・知名度がある
クロムハーツは、全世界にその名を知られ、年齢や性別を問わず愛好者が多いアクセサリーブランドです。ジャンルや地域に関係なく、世界中でその人気は絶大で、それは同時に、コピー商品の市場が全世界に広がる原因ともなっています。
市場規模が大きいため、違法業者からすればコピー商品を数千個といった大量に製造しても売り切ることが可能です。
資産価値が高い
クロムハーツは高級アクセサリーブランドとしての地位も確立しています。
レギュラーラインでも10万、20万する価格帯で、ハイエンドラインと呼ばれる高級アクセサリーは100万を超えるものも存在します。
違法業者からすれば、高くても売れるブランドなので格好の的になっているわけです。
本物と偽物の判別がしにくい
シルバーアイテムは、金型を作成しシルバーを流し込むだけで比較的簡単にコピー商品を作ることが可能です。
さらにここ数年で「スーパーコピー」と呼ばれるクオリティの高いクロムハーツの偽物も出回っています。
これにより、素人目には本物と偽物の判別がしにくく、また容易に作成できることもあってクロムハーツの偽物が多く出回っている現状を生み出しています。
クロムハーツのスーパーコピー品
スーパーコピー品は通常の偽物よりも素材などの質が良いものを使っており、一見すると本物と区別がつかない程の作りになっています。本物と判別がつかない品をN級品と呼び、それを偽物と分かってて購入している人も多いです。
なぜなら、スーパーコピー品は素人目には偽物と判断ができない上、それを本物の1/10ほどの値段で購入することができ、さらに新品の状態で手に入れることができるからです。
しかし、購入できるサイトは日本語がおかしかったり、実際に購入しても商品が届かないケースも多々存在します。
また、関税法では「偽物は輸入してはいけない」という項目が存在し、懲役または罰金が課せられる場合もあります。
スーパーコピー品の購入はリスクが大きいため絶対にやめましょう。
クロムハーツのスーパーコピー品の見分け方
ではここから、実際にクロムハーツの偽物の見分け方をご紹介していきます。
粗雑な質の偽物であれば素人目にも判断がつきやすいでしょう。
サイズ・重さ
偽物のクロムハーツの一つの特徴は、本物より一回り小さいサイズ感にあります。
シルバーアクセサリーは本物から作った金型に入れて複製していくため、研磨などをしていく過程で実際よりも1mmほど小さくなっています。
また、クロムハーツは
- シルバー925
- 18K ホワイトゴールド
- 22K イエローゴールド
- プラチナ
4種類の素材からネックレスなどを作成しています。
この素材それぞれに銀や金の配合率が決まっているので、本物は重さが一律になっています。
偽物は配合率までは細かく調整できず、また素材も本物の金や銀を利用していないため、本物よりも軽くなっていることがほとんどです。そういう意味では、実際に商品を直に見ることが本物と偽物を判断するカギになってくるでしょう。
宝石
クロムハーツの中でもハイエンドラインと呼ばれる特に高級なアクセサリーの多くはアクセサリーの中にゴールド+ダイヤなどの宝石が入ってるものが多いです。
大事になってくるのは宝石では無く、石とアクセサリーの結合部でもある留め具部分です。
宝石を留めているツメの大きさやツメの位置などが本物は2点留めなどの共有した留め方になっています。
刻印
クロムハーツにはロゴやマーク、年号などが記載された「刻印」があります。この刻印から様々な情報が読み取れるので、偽物と本物の判断材料になります。
本物のクロムハーツは手作業で製造されるため、刻印は浅く、深さは均一ではありません。
対して偽物はレーザーなどで加工をしているため、均一な深さになっています。
字体もクロムハーツは独自のフォントである「オールドイングリッシュ」を利用しています。(製造年代による差異あり)
このオールドイングリッシュで刻印されるロゴは線が細いことが特徴で、偽物はロゴが太く、一定の刻印になっています。
一見すると偽物の方がしっかり刻印がされているように見えますが、文字がつぶれてくっついてしまい、読むことが出来ない物も多々あります。
スーパーコピーは素人目にはわからない
今回はクロムハーツの偽物と本物の見分け方についてご紹介しましたが、年々、偽物の精度が上がっているのも事実です。
今まではギャランティと呼ばれる証明書の有無などで判別がついていたものが、2010年ごろからこの証明書のコピーが出回り、素人目では判断がつきにくいのが現状になっています。
そして、質の高い偽物である「スーパーコピー品」は通常の偽物以上に判別がつかないものになっています。
今回紹介した判別方法でもプロの査定・査定士でないと判別は難しいでしょう。
そう考えると、やはり直営店や信頼のある代理店など購入先の選び方が重要になってきます。
特に、ハイエンドラインなどの高級クロムハーツアクセサリーなどはスーパーコピー率が高いので、直営店や正規代理店。中古であれば全国展開している信頼できるショップを選ぶようにしましょう。