【更新:2024年11月】ブランド買取で重要な保証書の役割とは?保証書は再発行可能?
ブランドアイテムを購入したときには、ギャランティカードと呼ばれる、いわゆる「保証書」が発行されるケースも多くあります。カルティエを購入時には、保証書が発行されます。ギャランティカードは、ブランドアイテムの修理やメンテナンスをメーカーに依頼できたり、ブランド買取時にプラス査定の要素となったりする重要なアイテムです。
しかし、保証書は、ごく小さいため、いざ修理に出そうとしたときに失くしたことに気づくというケースも少なくないといいます。
このような場合に、再発行は可能なのでしょうか。今回は、カルティエを修理や買取に出したいときに気になる、保証書についてご紹介します。
カルティエの保証書はある?
ブランドによっては、保証書がつかない場合もありますが、カルティエは保証書が発行されます。バッグなどのレザー製品に関してはカードタイプ、アクセサリー類はブック型の保証書が付属します。
カルティエウォッチは、不注意や不適切な使用などによる故障でない場合、購入日から24カ月が保障期間です。製造上のあらゆる欠陥に対して保証が適用され、無料で修理や交換が可能となります。保障期間が過ぎると、全額自己負担となるため注意しましょう。
保証書の役割
ここからは、ブランド品における保証書の役割について解説します。
ブランドの正規品であることの証明
保証書は、ブランドの正規取扱店で購入した本物であることの証明です。人気のブランド、例えばロレックス、オーデマピゲ、オメガなどは、コピー品が市場に出回りやすいといえます。しかし、コピー品の場合たいてい保証書を添付していません。
保証書の存在は本物の証拠と見なされ、中古市場では保証書つきの時計の価値が高く評価されています。とくロレックスはこの傾向が顕著で、保証書の有無が買取金額に約10%もの価格差を生じることがあります。
購入から一定期間内の修理保証
時計は精密機械であり、定期的なメンテナンスであるオーバーホールが必要です。また、故障の可能性も排除できません。したがって、多くのブランド時計メーカーは、購入から約2~5年間の保証期間を設けています。
この保証期間は、通常の使用において時計が正常に動作することを保証するものです。つまり、ブランドが「保証期間内で時計が正常に機能することを約束します」と宣言しているものといえます。しかし、保証期間はブランドによって異なり、同じブランドでもムーブメントによって保証期間が異なることもあります。そのため、一概に「保証期間内なら問題ない」とはいい切れません。
最近のブランドは、戦略の一環として保証期間を長期間に設定し、他社との差別化を図っている例もあります。例えば、自社ムーブメント開発に積極的なロレックスは、5年間の保証期間を提供しています。
時計が通常の使用状態で故障した場合、保証期間を確認しましょう。もし保証期間内であれば、修理が無料で提供される可能性があります。さらに、修理保証だけでなく、ブランド商品の正規性を証明する要素として保証書を保管することは重要です。保証期間が終了しても、保証書は大切に保管しておきましょう。
保証書の再発行は難しいと心得て
高価なブランドアイテムになればなるほど、「保証書」は重要なアイテムです。いつ誰がどこで購入したのかなど、大切な情報はすべて保証書に記載されています。
また保証書があれば、購入後一定期間、メーカーによるアフターサポートを受けることができます。商品に不都合が生じた場合の修理や、定期的なメンテナンスなど……長く愛用していくためには、欠かせないものだと言えるでしょう。
大切に扱いたい保証書ですが、残念ながら失くしてしまうこともあるでしょう。
このような場合、「メーカー側に問い合わせて再発行をしてもらおう!」と考える方もいるかもしれませんが、残念ながらこれは不可能であるケースがほとんどです。
保証書が持つ意味は、以下のとおりです。
・正規ルートにのっとって販売された、本物であることの証明
・購入日の確定
・購入から一定期間、メーカーサポートを提供
なぜなら、一度消費者の手に渡ったブランドアイテムを、あとから「正規ルートで販売された品」と判断するのは難しいためです。
購入日についても、同様のことが言えるでしょう。
また、購入からすでに一定期間が経過した後に「保証書の紛失」に気付いた場合、メーカーサポートの提供期間が、すでに終了しているという場合もあります。
この場合、保証書には全く意味がないことになり、再発行は受け付けてもらえません。
もともと付属していない可能性もアリ
長く愛用したブランドアイテムの売却を検討し始めたときに、「保証書がない!」と慌てる方も少なくありません。
しかし、どうか落ち着いて考えてください。実際に紛失した可能性ももちろんありますが、実際には「最初から付属していなかった」ということもあります。
人気ブランドの中でも、ルイ・ヴィトンやエルメスは「保証書を発行しないブランド」として知られています。
これ以外に、並行輸入品を購入した場合も保証書は付属していない可能性が高いです。
紛失してしまった……と焦る前に、「最初からなかった可能性」についても調べてみてください。
買取もアフターサービスも、保証書なしでもまずは相談
本当はあったはずの保証書が「見つからない」となれば、焦りを感じる方も多いことでしょう。
ブランド買取やアフターサービスを受ける場面で、「保証書は重要アイテム」と言われているからです。
しかし実際には、ブランド買取店では「保証書なしのブランド品」も喜んで買取してくれるケースが多くあります。
査定士としてそれなりのスキルを持っていれば、保証書があるかどうかにかかわらず、品物が「本物」であるかどうかを見極めることはできるでしょう。
それでも「もし保証書があれば、お持ちください」とうたうのは、再販する際の宣伝アイテムとして使えるからです。
保証書がない場合の買取金額は、ある場合と比較して数千円~数万円程度ダウンする可能性もあります。
しかし保証書がないからといって、一気に「買取不可」になってしまうようなことはほぼありませんから、ご安心ください。
またアフターサービスを受ける際も、レシートや購入履歴などの情報を元に販売実績を確認し、メンテナンスに応じてくれるところも少なくありません。
また先ほども上げたヴィトンやエルメス、ロレックスやオメガなどは、「本物」を持ち込むことで、きちんとサービスを受けることができます。
買取でもメンテナンスでも、保証書がなくても大丈夫なケースも多いですので、どちらの場合もまずは相談してみると良いでしょう。
保証書が付属している場合は大切に保管しよう
ブランドを購入したときは、現物商品と共に保証書を大事に保管しておくことが大切です。故障や汚れの場合には、保証書があればスムーズにそして無償で修理や交換してくれることになる可能性があります。そしてブランドを売却する際にも、保証書があることで、買取において高額査定が期待できるようになります。保証書が初めからないブランド製品に関しては、領収書やレシートの類でその店で買ったことを証明できるものを現物ブランドと一緒に保管しておきましょう。
ブランド買取で高額を狙うなら保証書は必須
ブランド買取において保証書は、高額査定が狙える大切な武器といっても過言ではありません。買取業者も、保証書があれば本物であることの判断がしやすくなるため、買取がスムーズになります。
買い取った品物を再販する際にも、保証書があれば高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。そのため、買取業者も高額買取が可能になるのです。
まとめ
ブランドの保証書は、品質の信ぴょう性を担保し、正規品であることを証明するものでもあります。またブランドブティックでこれがあれば、無償修理や部品の交換を行ってくれるサービスを受けられます。しかし保証書は、なくしてしまうと再発行が不可能な場合が多く、紛失してしまうとスムーズに修理サービスを受けることができません。ブランド買取においても保証書の有無は大きく査定額に響くため、保管は慎重に行うことが大事です。
特にブランド買取を利用しようとしたときには、「保証書」をセットにすると良いという話を耳にする機会も多いもの。
ただし、「あった方が良い」のは確かですが、「絶対になければ駄目」というものでもありません。
再発行が難しいという実情からも、「保証書がない場合のベストな選択肢」を探すことをおすすめします。
ブランド買取でもアフターメンテナンスでも、保証書がなくてもきちんと道はありますからぜひ探してみてください。
「なんぼや」では、保証書をなくしてしまったカルティエの時計やアクセサリーでも、しっかり査定し、買取いたします。保証書がなかったとしても、カルティエに精通するスタッフが多数在籍しているため、本体の価値をしっかり見極められます。保証書がなかったり壊れていたりして売却を諦めているカルティエがあれば、ぜひ「なんぼや」までお持ちください。
ブランド買取でもアフターメンテナンスでも、きちんと道はありますからぜひ探してみてください。
現在ブランド品の買取相場が上がっています
写真を撮って送るだけ、店舗に行く前に買取金額が無料で分かります。