グラスヒュッテオリジナル タイム・トゥ・ムーブ2019
派手さはないものの、高品質のプロダクトによって世界中の審美眼を持つ時計ファンから強い支持を集めるグラスヒュッテ オリジナル。
スウォッチグループ内で共有される現代的ウォッチメイキング技術を活かしながらも、グラスヒュッテの伝統的な製法にこだわりを見せるこの実力派メゾンは、タイム・トゥ・ムーブ 2019において全く新しいスポーツウォッチコレクション、シーキューを発表、スイスメゾンとはひと味違うアプローチで注目を集めました。
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ジュネーブで行われたグラスヒュッテ オリジナルのタイム・トゥ・ムーブ
「わが家へ招く」ことでより意義深い新作発表の場を目指したタイム・トゥ・ムーブですが、グラスヒュッテ・オリジナルに関しては、移動時間節約のためにジュネーブの特設会場での開催となりました。
会場ではCEOのローランド・ヴォン・キース氏が自らお出迎え、単に新作を並べるだけでなく、工作機械までもを持ち込み、製作工程をデモンストレーションするなど、通常の新作発表会とは異なる充実したものとなりました。
シックスティーズ アニュアル エディション 2019
毎年恒例となった1年間限定のスペシャルダイヤルを搭載したシックスティーズ。
今年は放射状のパターンが浮き上がるファイアリーオレンジ、レッドブラックラッカー仕上げのグラデーション文字盤が採用されました。
会場ではその特別な文字盤製造工程について、プレゼンテーションが行われました。
- ジャーマンシルバーのプレートから、まずはデイトの窓をくり抜きます。
- そして60トンもの力でプレス形成され、放射模様やデイト窓の面取りなどが一気に行われます。
- その後正確なサイズに切り取られた後、レッドラッカーによる塗装が行われます。レッドラッカーは、ジャーマンシルバーと反応して独特のオレンジ色を呈します。
- これにブラックラッカーの層を重ねます。
- 乾燥後、アワーマーカーを彫り、クリアラッカーにて表面に保護層を形成します。
- タンポ印刷にてロゴマークや数字のインデックスなどを転写します。
- 最後に手作業にてスーパールミノバを載せます。
以上の工程をすべて自社で管理しているだけあり、その吸い込まれるような奥深さに満ちた文字盤は、画像で見ているだけでもその品質の高さが感じられます。
パノラマデイト付きのケース径42mmのモデルと、デイト表示なしの39mmのモデルが用意されています。
シーキュー コレクション
グラスヒュッテ オリジナルによるスポーツウォッチ コレクション、スペシャリストの第一弾として登場したのは、同社が1969年に製作したダイバーズウォッチ、スぺシマティック(SPEZIMATIC)にインスピレーションを得て製作された、シーキュー(SeaQ)でした。
今回登場したのは1969年のモデルの現代技術による忠実な復刻モデルと、現代的再解釈の元に生まれたパノラマデイト付きモデルの2種類。
復刻モデルはブラックダイヤルにイエロー系の経年変化を再現したスーパールミノバ。針にはグリーン系のカラーのスーパールミノバを採用し、よりオリジナルに近い雰囲気を目指したわずか69本のみの限定モデルも作られました。
シーキューは現代的なダイバーズウォッチとして比較的初期のモデルらしい至ってシンプルなデザインを特徴としていますが、その仕上げはかなりこだわりぬいたもののようです。
現代のダイバーズウォッチらしく、スチール製ブレスレット、ラバーストラップ、ファブリックストラップとストラップのバリエーションを選べるようになっており、パノラマデイト付きのモデルにはブラックとブルーの2色のダイヤルカラーが用意されています。
多くの人々にとってとっつきやすいダイバーズウォッチのデザインは、グラスヒュッテ オリジナルに新たな顧客層をもたらすことでしょう。
時計ファンのための、見るべき時計
このグラスヒュッテ オリジナルは、グラスヒュッテの伝統的ウォッチメイキングによる、頑丈なムーブメントと良質な外装。そして現代の腕時計として日常使用に耐える実用性を併せ持ったプロダクトがコレクションの中心を占めており、派手さはないものの、全ての良質な時計をお求めの方に安心しておすすめできるものです。
特に近年のプロダクトのクオリティは目を見張るものがあり、これを機に、改めてご注目いただくことをお勧めします。
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