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これって本物?ロレックスの査定ポイントと正規店に依頼する方法

これって本物?ロレックスの査定ポイントと正規店に依頼する方法

正規店以外でロレックスを購入した場合や、人から譲り受けた場合など、自身が所有している時計に対して、「これは本物のロレックスなのだろうか」と疑問を抱いた経験がある方は多いのではないでしょうか。
こんなときには、さまざまな査定方法を駆使して、本物かどうかを見極めたいと思うものです。

今回は、手元のロレックスが本物なのかわからなくなってしまったとき、自分で手軽に実践できる査定方法を紹介します。
また「より確実な結果が知りたい」と思う方向けに、正規店で査定を受けるための流れと方法についても、詳しく解説していきます。


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ロレックスのバリューデザイナーが気をつけていること

ロレックスは世界中で人気を集めている時計ブランドです。投資目的で購入している方もいるほど、資産価値が高いモデルが多いのも特徴です。

価値が高い時計であるからこそ無視できないのが、偽物の存在です。ロレックスのような人気商品は偽物も多数流通しています。

時計買取店に在籍するロレックスのバリューデザイナーは、偽物の時計を買取しないよう、細心の注意を払って時計を観察しています。ブランド品のコピーを売買するのは法律違反になるためです。

時計が偽物だった場合は買取不可

ロレックスの偽物は精巧につくられているものもありますが、ひとめで本物ではないと気付くほど粗雑な製品もあります。持ったときの感触に違和感がある、ロゴや文字盤などの細かい部分が異なるなど、判断基準はさまざまです。

上述のとおり、ロレックスの偽物を売買することはできません。バリューデザイナーが偽物と判断した場合は、買取不可になります。

バリューデザイナーがはっきり「偽物」と伝えることはない?

ロレックスのバリューデザイナーは、仮に時計が偽物だと判断しても、顧客にはっきりと「偽物」と伝えることはほとんどありません。基本的に、ブランド品の真贋を決められるのは、そのブランドの人間のみとされているためです。

例えば、時計買取専門店のバリューデザイナーにお持ちのロレックスを見せ、バリューデザイナーに買取拒否されたとします。その際、破損や故障などの明確な理由の提示がなく、「当店の基準から外れているため買取できません」といわれたとしたら、バリューデザイナーが偽物と判断した可能性があります。

ロレックスのセルフ査定~本物かどうか確認する5つの方法

購入したロレックスが、実は偽物であったというケースは少なくありません。自衛のためにも、本物のロレックスを見極めるポイントはしっかりと押さえておきたいところです。
時計についての専門知識がなければ、本物と偽物を見分けるのは難しいといえます。

それでも、手元のロレックスが本物なのかどうか、「自分自身でチェックできたら…」と思う方は多いことでしょう。
こんなときには、以下の5つの項目に注目してみてください。本物かどうかを見極めるための、ヒントになってくれるでしょう。

ロレックスの王冠マーク

まずはロレックスの時計の象徴とも言える、王冠マークに着目してみましょう。
王冠マークは、時計の随所にあしらわれている定番のモチーフです。非常に繊細なデザインとなっているため、本物と偽物を見極める際の手がかりになってくれるでしょう。

本物の王冠マークが、スタイリッシュで洗練された印象であるのに対して、偽物は太くつぶれていたり、バランスがおかしかったりするケースが多く見られます。

また、ブレスレットにも王冠マークが刻印されていますが、偽物の場合はつくりが雑で、本物と比較して凹凸がないという特徴が出やすいといわれています。

王冠マークの見極めを行う際には、「本物と見比べてみる」という方法をとるのがオススメです。ネット上の画像なども参考にしながら、ルーペで拡大してチェックしてみてください。

ケース部分の刻印

より手軽に判断したいときには、ケース部分の刻印に注目してみてください。
本物であれば、本体からブレスレットを外した際に、リファレンスナンバーとシリアルナンバーが刻印されています
この数字が見当たらないときにも、残念ながら偽物である可能性が高くなります。

針・日付の動き方

職人たちの匠の技術を結集してつくられたロレックスは、非常に繊細な動きをする時計としても知られています。

例えば秒針は、流れるようにスムーズに動きます。カレンダー機能のついたモデルの場合、12時になった瞬間に、日付が「カチッ」と変化します。

秒針が1秒ごとにカチッカチッと動く時計や、時間が12時に近づくとともに、徐々に日付表示が切り替わるようなケースでは、偽物の可能性を疑ってみてください。

ガラス面の傷・すかし模様

ロレックスの時計に使われているガラスには、サファイアクリスタルが採用されています。
ダイヤモンドの次に硬いといわれるサファイアクリスタルであれば、ガラス面に目立つ傷が多数つくようなことは、ほとんどありません。

あまりに傷だらけの商品には、注意した方が良いでしょう。

またロレックスの時計のガラス面には、目立たないよう配慮しながら、「王冠マーク」のすかし模様が施されています。
この模様が目立ちすぎるものも、偽物である可能性が高くなります。

全体的なつくりの甘さ

全体的なつくりの甘さ

ロレックスは細部にまでこだわって丁寧につくり込まれているのが特徴です。ロレックスを自分で査定する際は、全体的な印象もチェックしてみましょう。

本物は大変精巧で全体のバランスも良く、美しく整ったつくりをしています。職人が一つひとつこだわってつくりあげる時計には、細部にいたるまでブランドの美学が感じられます。
本物のロレックスは、高級時計ブランドであるからこそ製造に時間をかけられます。

一方で偽物は、そこまでのコストと時間をかけてつくっているものはほとんどありません。
そのため、ロゴの自体や全体的なバランス、塗料の塗り具合など、あらゆるところで粗雑な印象を与えています。

こちらも、本物と見比べるのがもっともわかりやすい査定方法です。気になるポイントを見つけたら、細かい部分までチェックしてみてください。

「なんぼや」では時計に詳しいバリューデザイナーがお持ちのロレックスを査定します。
売却を検討中の方は、ぜひ一度査定にお越しください。
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TOPICS! 裏蓋に刻印がないロレックスは偽物?

前述のチェックポイントを確認する際に、ロレックスの裏蓋を見て「あれ? 刻印やモデル名などが記されていない」とお気づきになった方も多いでしょう。一見すると、何の刻みもない裏蓋は偽物の印象を受けるかもしれませんが、むしろ裏蓋に何もないのは「本物の証拠」にもなり得ます。

基本的にロレックスの裏蓋には刻印がない

ロレックスの裏蓋の外周には、ロレックスの刻印やモデル名が刻まれているものがあります。しかし、こうした意匠が記されるようになったのは近年のこと。実は、一部の例外を除いてロレックスの裏蓋には刻印がありません。そのため、裏蓋中央にこれ見よがしに刻印やモデル名、シリアルナンバーが刻まれたものは偽物の可能性があります。真贋の基準はモデルごとに異なりますが、5桁リファレンスのモデルなどに関しては、裏蓋がツルツルであることが“普通”とお考えください。

一部の例外とは?

前述のとおり、ロレックスの裏蓋には近年のモデルを除き、刻印やモデル名は記されていません。ただし、一部の例外のなかには裏蓋への刻印があるモデルが存在します。
まずは1967年登場のダイバーズウォッチ、シードゥエラーです。Ref.1665など一部のモデルの裏蓋には裏蓋にストレート刻印があります。次にロレックスのノンオイスターモデルです。Ref.9576などには、裏蓋に王冠の刻印等が確認できます。
ちなみに、ロレックスの廉価ブランドとして登場したTUDOR(チューダー)の時計の裏蓋には、ロレックスの刻印が記されています。これは、同社がロレックスと同じパーツを使っていることをアピールする目的と考えられます。

ロレックスは本物なのか…セルフ査定に「絶対」はない

自分自身で査定する際の5つのポイントは上記の通りです。ただし、これらのポイントをクリアしたからといって、「確実に本物である」と言い切れるわけではありません。

世界的にも人気が高いロレックスの時計は、非常に精巧につくられた「偽物」が存在していることでも知られています。プロのバリューデザイナーであっても見極めに苦労するような品が存在するのも事実です。

特にロレックス購入時には、「自分自身でチェックしたから大丈夫」と思い込むのではなく、より確実な方法で本物かどうかを見極める必要があるといえます。

より確実な「ロレックス正規店へのオーバーホール依頼」査定?

より確実な「ロレックス正規店へのオーバーホール依頼」査定?

お手元のロレックスが本物かどうかを見極めたいときには、正規店にオーバーホールを依頼するのがおすすめです。

ロレックスの正規店がメンテナンス・修理を請け負うのは、「本物のロレックス製品のみ」です。
よって、「ロレックス正規店に受け付けてもらえた」という事実があれば、何よりも「本物の証拠」となるでしょう。

ただし、こちらの方法は確実な査定方法として提示されているわけではありません。あくまでも手段のひとつとして覚えておきましょう。

ロレックスのオーバーホールとは

ロレックスの時計を快適に使用し続けるために、欠かせないのがオーバーホールです。
ロレックスの正規代理店である日本ロレックスでも、オーバーホールを依頼することは可能となっています。
見積もりを依頼し、その段階で跳ね返されることがなければ、本物であると捉えて良いでしょう。

ロレックスへのオーバーホールの依頼は、保証書などの書類がなくても受け付けてもらえます。不安なときには、活用してみると良いでしょう。

ロレックスを安心して売買するために

ロレックスを安心して売買するためには、まず「本物であるかどうか」を見極めることが極めて重要なポイントだといえます。

残念ながら、「長年所有したロレックスが偽物だと発覚した!」という悲しいケースも実在しています。

セルフでチェックできるポイントを活用するとともに、必要に応じて「プロの目」も借りながら、賢いロレックス売買を行っていきましょう。
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