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レア度の高いロレックスの入手困難ランキング|入手難易度が高い理由は?

レア度の高いロレックスの入手困難ランキング|入手難易度が高い理由は?

文字盤などで見つかったささいな差が、実は思いもよらぬほどに珍しく、そのまま大きな付加価値を呼ぶこともあるロレックスの時計。
あるときは熱心なファンによって、またあるときはアンティークウォッチのディーラーによって見いだされた時計が話題を呼び、新たな付加価値が生まれたことも多く見られます。
今回は、入手困難なロレックスの時計が生まれてきた理由や、レア度の高いモデル、入手困難ランキングなどをご紹介します。また、特定モデルが入手困難な理由や、比較的入手しやすいモデル、入手難易度の高い時計を売るときのポイントなども解説。過去に学び、将来珍しいといわれるようになるであろうロレックスを、改めて探してみましょう。

1.ロレックスの珍しい時計たちはどうやって生まれてきたか

星の数ほどある世界中の全ての時計の中で、最も高い人気を誇るロレックス。
それはもう個人の好む、好まざるというレベルを超えて、時計に興味を持つ人全てに対して、まるで避けては通れないもののように存在しています。
1990年代以降、目覚ましい勢いで普及したロレックスの時計に対して、ディープなファンやディーラーたちは普通に売られている時計から、珍しい仕様を見つけ出しては新しい付加価値を創造し、新しい相場を作るようになりました。
現在では、毎日愛用していても指摘を受けなければ気付かないレベルの細かさをもって、時計の珍しい仕様の発掘が日常的に行われています。
この一連の動きは、すなわちそれだけブランドの価値が広く認められているということに他なりません。
しかしながら、その過熱ぶりはとっくの昔に度を超しており、ロレックスが秘密主義を貫くようになった要因を作り出してしまいました。
近年ではかつて下請けであった文字盤やブレスレットなどのメーカーを、自社のビエンヌ工場内に置くようになり、ひとつ屋根の下で不用意にマイナーバリエーションを増やさぬよう、ディテールに渡るまで管理を徹底しているようです。

2.ブーム開始時すでに珍しかったロレックスの時計たち

1980年代以降、機械式時計の魅力が再び認知され、広まっていったきっかけの一つに、アンティークウォッチブームというものがありました。
ロレックスのオイスターパーペチュアルの初期モデル、すなわちバブルバックと呼ばれる時計たちもそのブームの中心的存在となり、まだ業界最大手に上り詰める前のロレックスの知名度を上げるのに大いに貢献しました。
バブルバックには極めて多彩なバリエーションがあり、中でもラグのベルト取り付け部分がフードで覆われた、その名も「フーデッド」。そのフードの形状にこだわりが感じられる「シェルフーデッド」を始め、そのブームの当初から珍しかったモデルも存在しました。
同時期の手巻きにも、サイエンティフィック文字盤と呼ばれる緻密な文字盤を搭載したモデルの珍しさは当時から群を抜いていました。
またノンオイスターのプリンスのオリジナルモデルにも、タイガーストライプと呼ばれる珍しいコンビケースが存在しました。
1950年代のトリプルカレンダークロノグラフ、キリーウォッチやRef.8171等のムーンフェイズ搭載モデル。
さらにはRef.6234辺りよりも古いクロノグラフに関しても、当時から普通には流通しておらず、当時からコレクター垂涎のアイテムとして知られていました。
スポーツモデルではRef.6541、言わずと知れたミルガウスファーストモデルや、8mmの大径リューズのサブマリーナーなどはほとんど流通がありませんでしたが、ポールニューマンが店頭で普通に5本くらい並んでいた当時、例えばRef.6202 ターノグラフやRef.6542 GMTマスターのファーストモデルなどは、まだあまり人気が高くなく、30万円前後でこれもまた普通に売られていました。
今から思えば夢のような光景ですね。

3.【2024年】ロレックス入手困難ランキング

GMT
続いては、2023年現在におけるロレックスの入手困難ランキングを見てみましょう。

【第1位】デイトナレインボー Ref.116595RBOW

市場に出回ることはほとんどなく、通常購入はまず不可能と言われているデイトナレインボー。定価が約1千万円だったのに対し、現在の購入平均価格は約7千万円にまで高騰しています。ゴージャスなデザインと高性能を併せ持つのが特徴ではありますが、それ以上に、やはりロレックスのなかでも断トツで入手難易度が高いという点が広く知られています。

【第2位】GMTマスターII赤青メテオライト文字盤 Ref.126719

GMTマスターIIのなかでもとくに人気の高い赤青メテオライト文字盤。定価は440万円程度ですが、市場ではその倍近い価格で取引が行われています。中古市場ではまだ購入できるチャンスはありますが、定価購入は困難といえるでしょう。

【第3位】デイトナアイスブルー文字盤 Ref.116506A・Ref.116506

定価約800万円という高額な部類に入るデイトナアイスブルー文字盤。Ref.116506Aはダイヤモンドが装飾されており、さらに高値がつく傾向にあります。生産数は比較的少なく、さらに2023年には新しいモデルのRef.126506A・Ref.126506が登場し、生産中止になったことで入手難易度が跳ね上がったモデルです。中古市場では1,000万円以上の値がつけられることも多々。なお、アイスブルー文字盤はプラチナモデルの証であり、ロレックスファン憧れの逸品という点も人気の理由です。

【第4位】デイトナYGグリーン文字盤 Ref.116508

2016年に登場したシリーズで、シャンパンカラーやブラック、ホワイトなど計6種類があります。なかでも人気なのがロレックスカラーでもあるグリーン文字盤であり、入手難易度は高め。今後も資産価値の向上が期待されます。

【第5位】スカイドゥエラー青文字盤 Ref.326934

定価156万円と比較的安価ながら、頑丈な年次カレンダー機能が特徴のスカイドゥエラー青文字盤。非常に複雑な構造であったため生産本数が限られていたこともあり、現在は入手難易度が高まっています。

4.ロレックスの特定モデルが入手困難な理由

ご紹介したように、ロレックスには入手難易度の高いモデルが数多く存在しています。なぜこういったモデルはレア度が高く、入手しにくいとされているのでしょうか。ここでは、主な理由について解説します。

限定生産モデルである

ロレックスの限定生産モデルは、希少なロレックスのなかでもさらに数が少なく、入手難易度が跳ね上がります。その分、価値も高くなることが基本です。
例えば、上記でご紹介したデイトナのアイスブルー文字盤モデルには、アラビア・インド数字がインデックスに使われた限定モデルがあります。これは中東向けに製造されたもので数が少なく、さらに希少価値が高い存在となっています。
また、日本向けに限定生産されたモデルも存在します。代表的なものが2011年製造のターノグラフ Ref.116263や、2012年製造のエクスプローラーⅡ Ref.216570(読売ジャイアンツ優勝記念モデル)などです。

生産終了のうわさがある

ロレックスは毎年3月に新作発表を行います。それに伴い廃盤のモデルが出てくることも特徴です。ロレックスファンのなかには、どのモデルが生産終了になるか予想している方も多いようです。
そうして、生産終了のうわさが多い時計は「そのうち入手できなくなる」と思って確保しようとする方が増え、急に人気が高まるケースもあります。

個性的なデザインをしている

ご紹介したデイトナレインボーをはじめ、入手難易度の高いロレックスは個性的なデザインをしたものも多く見られます。ほかの時計とは違う特別な色や素材などは、人々の注目を集めやすく、人気が高まりやすいといえるでしょう。

5.まだ手が届く、珍しい仕様を持つロレックスの例

ご存じのとおり、その後ロレックスのヴィンテージは時代とともにますます人気を集めるようになり、手が届かないような価格のモデルばかりになってしまった感が強いですが、そんな中でかつてのRef.6202やRef.6542のような時計はないものかと探してみたくなるのが普通でしょう。
まだ普通に売られている中では1990年代製造のトリチウム夜光の文字盤の時計で、オリジナリティが高く、国際保証書が残っているものが今売られていれば、まだ単なる年式の古い中古との意識が支配的なうちがチャンスだと思います。
またトリチウム夜光は1998年頃から無害なルミノバに変更になっていますが、実は2000年くらいまでのほんの数年間、その後のスーパールミノバでないルミノバが使われており、その間は文字盤上のスイス製の表記が”SWISS MADE”ではなく単に”SWISS”となっているモデルが存在します。
これがどう成長するかは分かりませんが、すでに珍しくなってしまっているGMTマスターRef.16700の赤青ベゼル付きであったりすれば、大変な相乗効果を生む可能性があると思います。
将来の珍しいロレックス探しは凝ってみると楽しいかもしれません。

6.【2024年】入手しやすいロレックスのモデル

ロレックスのなかにも、比較的在庫がある、もしくは比較的高価ではなく、入手しやすいモデルがいくつかあります。代表的なものは以下の通りです。

エクスプローラーⅠ

ロレックスのスポーツウォッチのなかでも手頃な価格で購入しやすいのがエクスプローラーⅠです。一部モデルは入手難易度が高いものもありますが、そのほかは安定して買いやすいとされています。シンプルなデザインで、着けるシーンを選ばないことも魅力の一つです。

オイスターパーペチュアル

オイスターパーペチュアルは1933年に登場し、長く愛されてきたモデルです。デザイン自体はシンプルですが、文字盤の色が豊富なため、好みのタイプを選びやすいのがメリット。アンティークロレックスであっても、比較的安価で購入可能です。

エアキング

エアキングは、デイトナやGMTマスターなどのモデルよりも早く、1940年代に登場したモデルです。質実剛健なデザインで親しまれてきたエアキングも、手頃な価格で入手しやすいことが特徴です。安定して入手できるロレックスをお探しなら、ぜひ検討してみましょう。

7.入手難易度の高いロレックスを売るときのコツ

入手しにくいロレックスの時計は希少価値があり、かなりの高値で売買されることもあります。ただ、時計の買取価格はどの店でも同じわけではありません。買取業者によって大きく差がついてしまうこともあります。なるべく高く売れるような買取店を探して売ることが大切です。
その際は、買取店の実績をチェックしてみましょう。ロレックスをはじめとする時計買取実績が豊富であれば、それだけ買取に関するノウハウが蓄積されているといえます。時計の持つ価値を的確に見抜き、高価格で買取されると期待できるでしょう。
お持ちのロレックスを高く売りたい場合は「なんぼや」の無料査定もご利用ください。これまで多くのロレックスを買取してきた「なんぼや」なら、レア度の高いモデルの価値も見極め、高価買取価格をご提示できます。

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