ルイ・ヴィトンの製造番号がない！本物のシリアルナンバーの調べ方
ルイヴィトンには「シリアルナンバー」と呼ばれる製造番号があります。
これは製品がどこで、いつごろ、作られたものかを識別するもので、ルイヴィトンのバッグのタグや裏地に刻印されています。
ここ最近はブランドものの価格が高騰しており、需要も高いため新品を入手できないことも多々あります。
フリマアプリ全盛の時代ですので、個人から購入することも多く、正規店からの購入ではないため、そのアイテムが偽物かどうか判断をするためにもヴィトンの製造番号の調べ方などを知っておくことが大事です。
今回はヴィトンの製造番号の調べ方や製造番号がない場合に知っておくべきことをご紹介します。
ヴィトンの製造番号の調べ方
ルイヴィトンの製造番号（シリアルナンバー）はその製品がどこでいつ頃作られたものかを判断する番号になります。
偽物の場合はそもそも製造番号がなかったり、ありもしない適当な番号が施されているものがある場合があるので、製造番号（シリアルナンバー）の調べ方を知っておきましょう。偽物対策だけでなく、そのバッグや財布がいつ頃に製造されたものかを知ることもできるので、個人間の取引の際の商品の状態を判断することもできます。
製造番号（シリアルナンバー）は「AA2226」などアルファベット2文字（3文字の場合もあり）と4桁の数字で表記されます。
ちなみに製造番号（シリアルナンバー）は商品自体の型番は異なり、型番の場合はMやNからはじまる6桁の数字で表記されます。モノグラムがあしらわれているものは「M」でそれ以外には「N」が多く、ジュエリー系は「Q」で表記されることが多いようです。
そのため、1つのアイテムに製造番号（シリアルナンバー）と型番があり、製造番号（シリアルナンバー）はあくまでどこでいつ製造されたか、が表記されるものなので複数のアイテムで同じ製造番号の場合もあります。型番は商品によっては記載されていないものもあります。
製造番号（シリアルナンバー）はどこにある？
製造番号（シリアルナンバー）は目立つ場所にあるわけではなく、また、商品や発売時期によっても刻印場所が変わってきます。
目安として、
- バッグ：ポケットの内側やタグ
- 財布/キーケース：収納ポケットの内側の縫い目部分
- スーツケース：インナーバンドのタグ部分
にあることが多いです。
タグ部分に刻印がある場合やバッグなどの内側に直接刻印されている場合もあります。
製造番号（シリアルナンバー）のアルファベット
| フランス | A0/A1/A2/AA/AC/AH/AN/AR/AS/BA/BJ/BU/CT/DU/ET/FL LW/MB/MI/MS/NO/RA/RI/SA/SL/SN/SP/SR/TH/TJ/VI/VX |
|---|---|
| スペイン | CA/GI/LB/LM/LO |
| アメリカ | FC/FH/LA/OS/SD/TX |
| イタリア | BA/BC/BO/CE/FO/MA/RC/RE/TD |
| ドイツ | LP/OL |
| スイス | D1/FA |
これらのアルファベットを見ることで、そのアイテムがどこで製造されていることがわかります。
例外としてスペシャルオーダーのものを「AAS（フランス製）」。リペアされているものを「DK」になります。
製造番号（シリアルナンバー）の数字の読み方
アルファベットがわかったところで、製造番号（シリアルナンバー）の読み方を見ていきましょう。
製造番号（シリアルナンバー）の読み方は製造時期によって異なります。
偽造防止のために時期が新しくなるにつれて、読み方も複雑化されています。
1990年-2006年のものから数字4桁になり、1桁目と3桁目で製造月、2桁目と4桁目で製造年になっています。
例えば、『FC0948』であれば、アメリカの98年4月製造ということになります。
2007年からのものは製造月が1年の何周目に変更されています。1桁目と3桁目で製造週、2桁目と4桁目で製造年になります。
例えば、『FC3121』であれば、アメリカの2011年32周目製造ということになります。
ヴィトンの製造番号がない場合は？？
正規店などで購入したにも関わらず、製造番号（シリアルナンバー）の刻印がない場合があります。偽物と思うかもしれませんが、古いものは経年劣化で消えてしまったりすることもあるようです。
さらに、2021年から製造されたヴィトンのアイテムには「RFID」と呼ばれるICチップを入れており、製造番号（シリアルナンバー）がなくなっています。
「NFC Tools」というアプリでチップがあるかを確認することができるので、気になる方はチェックしてみるのをおすすめします。
まとめ：ヴィトンの製造番号がなくても大丈夫！
今回はヴィトンの製造番号（シリアルナンバー）の調べ方について紹介しました。
比較的新しいヴィトンアイテムには製造番号（シリアルナンバー）がない場合もあるので、偽物と疑う前にチップの有無を確認してみるといいでしょう。
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