レアアイテム写真館 シャネル キャビアスキン チェーンウォレット Sv金具 ネイビー
ウーマンリブの象徴的存在
世界を席巻した女性デザイナーといえばフランスのココ・シャネルです。彼女が1910年にパリで創業した帽子店が、輝けるシャネルの歴史の始まりです。ココ・シャネルはデザイナーとして非凡な才能を持っていただけでなく、衣服を中心とした自作のアイテムの数々に、当時抑圧されていた女性の解放の願いを込めた作品を発表し続けたことで知られています。
1世紀以上も前に現代を予見していたシャネル・ブランドの作品群は、まさにウーマンリブ黎明期を象徴するものといってよいでしょう。そして、ココ・シャネルが自身の想いを傾注したアイテムのひとつにハンドバッグ類があり、その中でも抜群の人気を誇っているのが「キャビアスキン」のチェーンウォレットなのです。
「黒」がシャネルのイメージカラー
華やかなカラーのハンドバッグが多い中にあって、シャネルのハンドバッグのイメージカラーは「黒」です。20世紀初頭の時代、黒は喪服を意味する色であり、女性のファッションカラーに用いることは考えられませんでした。シャネルはこのタブーに挑み、ブラックを大胆に取り入れ今では伝説となっている「リトル・ブラックドレス」を発表します。
そしてこれが大ヒットを記録したことから、「黒」はシャネルのイメージカラーとして定着し、女性が外出に持ち歩くハンドバッグにもブラックが配色されるようになります。現在、女性が憧れるハンドバッグの代表格となってる「キャビアスキン」も、シャネルのこのような伝統を継承しているアイテムなのです。
独自のデザインと質感のアイテム
皮革製品は革の素材によって質感が異なりますが、同じ素材であってもその表面は製造処理方法においていくつもの種類に区分されます。「キャビアスキン」の素材はカーフ(牛革)で、特殊な型押し加工によってまるでキャビアのようなザラザラとした質感で完成されることからこの名称が付けられています。
黒色で仕上がったシャネルの「キャビアスキン・チェーンウォレット」は、シックな大人の女性を感じさせるハンドバッグとなっています。フォーマルでも、あるいはカジュアルな場においても、ファッションを選ばないアイテムとして、自由で行動的な女性を象徴するハンドバッグとなっています。 そして、革紐が編み込まれたチェーンスラップを特徴とする、シャネルのロングセラーアイテムでもあります。 ウーマンリブの元祖として讃えられるココ・シャネルですが、彼女のファッションセンスの真髄は女性本来の美しさを主張するデザイン性にあり、キャビアスキンはまさにそれを具現化した逸品なのです。
まとめ
今から100年以上も昔に、女性の社会進出を後押しするためのアイテムを次々に生み出し、旧来の因習に異を唱え、あえて大胆なデザインとカラーリングに挑んだココ・シャネルの意思が集約されたアイテムが「キャビアスキンのチェーンウォレット」です。 少女時代にこれを手にすることを夢見た女性は多いことでしょう。すっかりシャネルの定番となった大ヒットアイテムで、中古市場でも評価が安定しているスタンダードなアイテムとなっています。
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