ヨットマスターは値上がりする?2023年1月の価格改定から今後を考察
2023年1月、ロレックスは一部モデルの価格改定を行っています。人気モデルが次々と値上がりするなか、ヨットマスターダークロジウムとヨットマスターⅡは値上げされませんでした。それを受け、ヨットマスターの将来的な価格動向に多くの人々が関心を抱き、注目が集まっています。今回は、ヨットマスターの資産価値や人気モデルの買取相場、価格の推移などをご紹介します。
ヨットマスターの資産価値は?
ヨットマスターは、ヨットレースなどのヨット競技において、正確なタイミング計測が求められる環境での使用を目的として、1960年代に発表されました。スポーティーで洗練されたデザインが特徴で、防水性や耐磁性に優れ、自動巻きムーブメントなどの機能が備わっています。ヨットレース以外でも、スポーツやアウトドアなど、さまざまなシーンで活躍できる1本です。ロレックスのなかでも人気モデルの一つであり、その高いデザイン性と品質から、多くの時計愛好家から支持されています。
ヨットマスターは、一部のモデルにおいて資産価値としての評価が高まっています。とくに限定版などの希少モデルは、需要の高さからその価値も高まっており、投資対象としても注目される存在です。
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ヨットマスターの買取相場
ヨットマスターは、特定のモデルが買取市場において高い相場を維持しながら値上がりを続けています。ここでは、値上がり傾向にある人気モデルの買取相場をご紹介します。
ロレックス ヨットマスター 16622 シルバー
ヨットマスター16622は、現行116622の1世代前のモデルです。生産終了しているにもかかわらず非常に人気の高いモデルであり、高値で取引されています。買取相場は2017年までは横ばいの状態でしたが、翌年高騰しました。2023年現在は平均80万円ほどで取引されています。
ロレックス ヨットマスター 116622 ダークロジウム
ヨットマスターのなかでもとくに人気の高い「ダークロジウム文字盤」を初めて採用した116622ダークロジウムの需要も高まっています。新型の126622と同一デザインでありながら、定価が安いことから需要が高まり相場があがっているモデルです。2023年現在の買取相場は、平均で160万円ほどとなっています。
ヨットマスターの価格推移を分析
ヨットマスターの価格推移を把握することは、将来の価格動向を予測するうえで重要な要素です。過去のデータを分析し、価格の変動パターンや傾向を把握すれば、将来の値上がりの可能性を考察できます。
たとえば、「ヨットマスターⅠ 126655」の価格推移をみてみましょう。126655は、2019年に発表されたスポーティーかつエレガントなデザインが特徴のモデルです。エバーローズゴールドのケースとオイスターフレックスの組み合わせが人気で、コロナ禍の影響による商品不足も相まって入手困難な状態が続いています。
2023年1月の価格改定で、126655の定価は3,329,700円から3,429,800円と、約10万円アップしています。現行モデルのため、中古市場でも高値で取引されており、2022年3月時点の買取相場は、中間値で約3,500,000円でした。2020年5月の中間値が約2,250,000円のため、2年で約100万円アップしています。希少性と需要の高さから、今後も急激に相場が下がることは考え難いといえます。
まとめ
ロレックスの人気モデル、ヨットマスターの資産価値や買取相場、価格の推移についてご紹介しました。2023年1月の価格改定では値上がりしなかったものの、ヨットマスターは安定した人気と需要があるモデルです。価格推移から考察するに、買取価格はこれからも安定して高値を付けることが予想されます。しかし、時計市場は、社会情勢や需要の変化などを受けて常に変動するため、投資を検討する際には専門家の助言や市場相場などを参考にするようにしてください。