ロレックスの時計買取にまつわる文字盤の話
ロレックスの時計における文字盤の違いによる買取価格への影響について、当然色によって人気も様々ですが、これが買取や販売の価格にも見事に反映されてしまうのがロレックスの時計です。
ここではロレックスの「文字盤」をテーマに買取価格などに関する考察を行います。
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時計の顔といえる文字盤
文字盤の違いはその時計の表情を全く変えてしまうこともあり、組み合わせによっては時計の用途すら限定されてしまうほどに、時計のキャラクターに大きな影響を与えます。
並行時計や中古時計に関しては、流通価格にその時計の人気の高さが反映されるものですが、ロレックスの場合は全く同じ時計なのに文字盤の色が違うだけで価格が変わるという現象が日常的に起きています。
一般的なラッカー仕上げの文字盤とシェルの文字盤、またはダイヤモンドを使った文字盤等を比較するのならまだ分かりやすいのですが、全く同じ時計の同じような仕上げの同じような文字盤なのに、ただ色が違うだけで値段が変わるのです。
特に有名なのはデイトナ
少なくとも1960年代初頭のプレデイトナ、Ref.6238の時代から、現行のひとつ前の世代である116520の時代まで、一貫して黒文字盤の方が価格が高くなる傾向が続いていましたが、現行モデルRef.116500になって白が逆転しました。
エクスプローラー2には黒文字盤と白文字盤がありますが、セカンドモデルのRef.16550に存在するアイボリー文字盤と呼ばれるレアモデルを除いては、一貫して黒文字盤の方に価格が高い傾向にあります。
デイトジャスト系では、ホワイトゴールドベゼルのロレゾールではシルバー文字盤が、イエローゴールドベゼルのロレゾールではシャンパン文字盤の本数が多い分、他の色より若干安価になる傾向があります。
例えばヨットマスター ロレジウム
2018年には、青文字盤の並行店の価格は約115万円。
そしてまだ登場して浅く、人気の高いダークロジウムは130万円。
その差は約15万円ですが、実は日本ロレックスに文字盤交換に出したとしても、納期が2か月程度かかる可能性があるものの、料金としては7万円程度、すなわち時間はかかるのですが、8万円安く買えて、しかも交換したブルーの文字盤と赤い秒針は手元に残るのです。
それなら手元の時計を売る前に、より人気ある文字盤に交換してから売ると得するパターンも存在するのでは?という発想も生まれますが、そこは妙にうまくできていて、なかなかはっきりと得するといえる組み合わせというものは存在しないのです。
過去に日本ロレックスで文字盤を交換した履歴がある時計は、その時の明細書と交換した際に返却された部品がそろっているとすれば、お店によっては査定額がアップする場合があります。
ぜひとも大切にとっておきたいものです。
文字盤だけ売りたい
また交換済みの余った文字盤だけ売りに出したい、となることもあるかもしれません。
部品の買取はしません、という店と、時計同様に大歓迎、という店があると思いますが、広告などにこれについて触れている例は少なく、これについては一件ずつ聞いてみるしかないでしょう。
よほど状態が悪ければ別ですが、まず買い手はいるはずです。
またお店ごとの温度差によって買取価格もばらつきやすいと思いますので、時計の売却同様に、高価買取のためには根気よく店を当たってみることが必要になります。
成長株?ロレックスの実は珍しい文字盤3選
ロレックスの時計の凄まじい人気ぶりは、研究者のような目線で観察していなければ気付かないような、些細な差が後のコレクターズアイテムとなる例が数多くあります。
2006年前後に生産されたGMTマスター2、Ref.16710の一部にのみ存在するスティックダイヤルと呼ばれるバリエーションは好例でしょう。
そんな中でも実は珍しいはずなのですが、まだはっきりとは価格が上がっていないものをいくつかご紹介しましょう。
“SWISS”表記
1999年前後のトリチウム夜光からルミノバ夜光に仕様変更したての頃、その後すぐに主流となるスーパールミノバではなく、「スーパー」でない、単なるルミノバを使用したものが存在します。
6時位置の生産国表示が”SWISS”となっており、それ以降の”SWISS MADE”とははっきりと異なっています。
サブマリーナー Ref.14060、エクスプローラー Ref.14270、GMTマスター Ref.16700等に存在しています。
これらの中ではRef.16700については他の理由で随分と高価になってしまいましたが、1年程度は生産期間があったと思われますので、まだ気を付けて見ていればごく普通に売られているのを見かけると思います。
デイトナ Ref.116520 アイボリー文字盤
初期のRef.116520には、明らかに黄色っぽい白文字盤が存在します。
今となっては初めからなのか、経年変化によるものかはっきりしませんが、明らかに色が違います。
Ref.116520が登場して2年間程度生産されているようです。
シードゥエラーディープシー Ref.116660
これは一時随分と話題になり、ご存じの方も多いことでしょう。
大きく分けて3種類の文字盤が存在していますが、やはり本命は最初期のものでしょう。
”DEEPSEA”のロゴがはっきりと違い、これだけディープブルー文字盤と同じようなフォントが使われています。
これらはほんの一部にすぎないのでしょうが、もしあなたがこれらに当てはまる時計をお持ちでしたら、まだ買取店の査定に反映されているものではないだけに、まだ売り時ではないのかも知れません。
文字盤メーカーを傘下に収め、自社工場内にて作業させるようになっている現在もなお、微妙なバリエーションが発生しているようです。
あなたがお持ちのロレックスの時計の文字盤を、今一度じっくりご覧ください。
もしかしたら珍しい文字盤かもしれません。
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