ロレックスで考える おすすめの時計と選び方
数ある腕時計のなかで、ロレックスは誰にでもおすすめできるものです。
しかしさまざまなサイズ、モデルがあり、目移りしてしまうことでしょう。
おすすめは、まず自分が気に入ったモデルを普通に選び、普通にどんどん使ってみること。
新しいものを買うときからメンテナンスや売却時のことなど、先々のことまであまり考えてしまいますと、自分の選択にブレが出てしまって、自分らしさが活かせなくなってしまいます。
とはいえ、高い買い物であることに違いはなく、不用意な失敗だけはしたくない。
ここではおすすめのロレックス、選び方について知っておいてほしいことをまとめてみましょう。
1.ロレックスの時計は誰にでもおすすめできる
ロレックスの時計、とりわけロレックスオイスターは、機械式時計を求める全ての方に自信を持っておすすめできます。
ロレックス オイスターの特徴は丈夫で長持ち、そして精度が高い。壊れにくくて時間を合わせ直す頻度も低くて済む。
言い方を変えれば、こんなに誰にでも理解しやすい良さというものは他になく、そしてこれほど手間のかからない機械式時計は他にそう多くはありません。
すなわち意匠さえ気に入れば、使い込むほどに特徴が際立って感じられる、つまりしみじみ良いものを買ったと実感できるのです。
特に機械式時計初心者にとっては、これ以上は望めないような際立った特徴といえるでしょう。
興味深いことに、この特徴は日本製腕時計を代表するブランド、グランドセイコーと共通するものです。
どうやら日本人というものは、実用性の高さに心を奪われる傾向が強いのではないかと常々考えています。
2.おすすめできるロレックス腕時計の選び方
まず時計選びの大前提を申し上げましょう。
「自分が気に入ること。」
これ以上もこれ以下もありません。
しかしこれで終わってしまっては、あまりにも突き放し過ぎですから、もう少し掘り下げて考えてみましょう。
実はロレックス・オイスターに限って言えば、先述の際立った特徴はデイトナであれ、エクスプローラーであれ、デイトジャストであれ、たとえ姿は違っていても、基礎としてしっかりと共通しているものです。
ですから、外観だけ見て安心して選ぶことができる。
これは初心者に優しく、非常に優れた特徴といえるでしょう。
3.おすすめのロレックスの時計はどれなのか?
コスモグラフデイトナ
ロレックスのもうひとつの大きな特徴として、他を圧倒する絶対的人気と、これに裏打ちされた極めて安定した中古市場における高い評価というものがあります。
どれでも好きなものを選べばいい、と申し上げたばかりですが、デイトナについては少し事情が異なります。
ロレックスの人気はデイトナをはじめとする、いわゆるスポーツモデルに集中しています。
リセールバリューなどという呼ばれ方をすることもありますが、いざ手放すとなった時に、少しでも高い値段が付くに越したことはないでしょう。
これを加味して考え財布さえ許すのであれば、まず買うべき時計はステンレススティール製デイトナの現行モデル、Ref.116500LNでしょう。
デイトナについてはこの新型の登場に伴う旧モデル、Ref.116520やRef.16520の更なる高騰が大いに話題になっており、これらも気になるかと思います。
しかしながら、これらのモデルについては実際に着用してしまいますと、スティール製でポリッシュ仕上げという、傷つくことを避けられないベゼルの存在が気になってしまいます。
腕に着用して少し使ってみればすぐに気づくことと思いますが、ベゼルは非常にダメージを受けやすい部分です。
ですから、実際にリセールを中心に考えるのであれば、基本的にはあまり着用することをお勧めできない、となってしまいます。
さらには、これらの旧モデルについては選ぶにもさまざまな専門知識が必要になってきますが、その専門知識というものは、極めてマニアックな広がりを見せるものです。
そこにはすばらしくも奥深いデイトナの世界というものが待ち構えてはいるのですが、これを楽しいと感じるかどうかについては個人差があります。
例えば楽しさを見いだせないまま、損をしたくない一心でひたすらに、より高価なものに成長していく可能性を秘めたモデルの研究を続けるとすれば、これは苦痛以外の何物でもありません。
さらに実態について申し上げますと、様々な罠が待ち構えている世界でもありますから、ある程度知識を付け、その上で熟成度が上がってくるまでは、いろいろと手を出すことは危険を伴うことでもあり、多くの方に気軽にお勧めできるものではありません。
その点、現行のデイトナはベゼルが傷付きにくいセラクロム製であり、旧モデルに比べてカジュアルだとの意見もありますが、基本はラグジュアリーの象徴のような時計ですから、スーツに似合わないこともないはずで、とにかく広い用途に使用することができるでしょう。
当然、現行ロレックスならではの至高の高性能と、高いタフネスを享受することもできますし、最も簡単ですばらしい選択肢ということができるでしょう。
あえて短所を申し上げるなら、高価なことが分かりやすいモデルであることによって、用途が限定されてしまうことがある、ということ。
実際に購入には状態の良い中古などでも200万円程度と、決して少なくない出費を強いられることでしょう。
エクスプローラー
もっと買いやすい価格帯で、とお考えの方にぜひおすすめしたいのがエクスプローラーです。
デイトナの1/3程度の価格であることに加えて、安定した人気と価格。そして60年以上の歴史の中で最も充実した内容を誇ります。
エクスプローラーについて語り始めますと長くなってしまいますので詳細は割愛しますが、現行のエクスプローラー、Ref.214270はぜひ多くの方におすすめしたい時計です。
デイトジャストのブラック・バー文字盤
デイト表示が欲しい、という方にはデイトジャストはいかがでしょうか。
これはいわゆるスポーツモデルではありませんが、実はブラック文字盤のバーインデックスのモデルであれば、ことのほか高い需要に裏打ちされた高値安定、といいましても他の文字盤と比べてプラス1万円程度ですが、いずれにせよ優遇してもらえる確率が高い一品です。
そして何より、いわゆるプレミアが付きにくい分、時計価格高騰著しい状況の中でも比較的お得感のある価格で見つけることが可能です。
新型ムーブメントを搭載した最新モデルも非常に魅力的ですが、Ref.116234やRef.116200など、36ミリ径のモデルは定番モデルとして、より奥深い魅力を味わっていただけることでしょう。
もちろん実際にご愛用いただければ、その良さは確実にご理解いただけるはずです。
4.最後にもう一度
最後に時計選び、おすすめロレックスの大前提について、再度申し上げましょう。
何をもって良いとするかは人それぞれ。
それ以上も以下もないのが普通であり、自分が気に入って買ったロレックスを自信と愛情をもって、肌身離さず愛用している。これが最も美しい姿であることに変わりはありません。
自分にぴったりのロレックス、見つかるといいですね。
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